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日本郵政の迷走は「民営化」という構造改悪の結果

 稲村公望氏(元日本郵政公社常務理事)は、郵政民営化をめぐって市民グループの学習会にも来てもらったことがある。今回の問題を「かんぽ不正に矮小化するな」と民営化そのものについて言及している。

【稲村公望氏 日本郵政の迷走は民営化という構造改悪の結果 日刊ゲンダイ 10/21

 ただし、稲村氏は「残念ながら論陣を張ってくれる議員は見当たらない」と嘆いているが、日本共産党は追及しつづけている。「巨額損失」は本質問題なのでアップしておく。

193--総務委員会-12号 平成290511日  山下よしき  巨額損失計上】

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シルバー人材センターによる公務職場の置換え・・・会計年度任用の本格導入を前に

  来年度からの会計年度任用職員制度の導入により、処遇改善をきちんとすれば必要経費が拡大する。高知県は3億円の試算。ただし、国による地方の一般財源の総額が据え置かれれば、正職員削減への重しとなりかねない。そうしたもとで、費用を抑えるために公務の現場で、シルバー人材センターへの置き換えが進む懸念がある。

 16年にシルバー人材の労働者派遣事業が、週20時間から40時間に緩和されている(生きがい就労・請負は、週20時間、月10日程度は変わらず)。この緩和は、当該市町村の労働者を代表する者等の関係者への意見聴取を行わなければならない、となっているが意見に強制力はない。

16年、小池質問の中で紹介された「自治労連埼玉による公務の職場におけるシルバーの実態調査」…学童保育の指導員、公民館、図書館の受付業務、上水道の監視事業、水道施設維持管理業務、小中学校や保育園の用務員業務などまで委託されていた。短時間で交代する委託で適正な業務ができるのか、とともに、行政側が指揮命令できない「請負」で、現場が本当にくわるのか、「偽装請負」ではないか、という別の問題もある。また、全国統計では、就業日数ペースで公務が31%をしめていることも明らかにされた。

この質問でも「公務」でのコスト削減、労働者保護責任回避(請負の場合)のための、「置き換え」が進む懸念を追及している。が、会計年度任用を前に、きちっと、地方財源を確保させるとともに、あらためて実態把握をする必要を感じている。

年金支給年齢の引きあげとセットで「生きがい」「総活躍」とか言って、ワーキングプアが広がっていく事になりかねない。

以下、に速記録。

【シルバー人材センター 規制緩和   2016年3月29日 厚生労働委員会 速記録】

 

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大学入学共通テストの英語民間試験 「延期」と「制度見直し」を要望 全国高校校長協会

 最も教育にふさわしくない萩生田文科相。、11日の大臣就任会見で、大学入学共通テストでの英語民間試験の活用について「不安に思っている受験者や校長がいることは承知している」とし「不安をとりのぞく」と述べた。

 それなら、全国高校校長協会など現場の声にもとづき、ただちに延期と制度見直しを決定すべき。

 そもそも、民間がそれぞれ特徴をもってやっている検定。その結果を補正して、統一基準にするなど、あまりにもバカげた仕組み。そうなつたのは、その制度を検討した委員会のメンバーと当該業者代表者たち。教育産業へ利益確保のための「制度改革」。

【2020年4月からの大学入試英語成績提供システムを活用した英語4技能検定の延期及び制度の見直しを求める要望書 全国高等学校長協会 2019910日】

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研究費競争で研究力低下・教員疲弊  国立大学法人化は失敗

日本の大学 理系論文数、頭打ちで、国際順位も4位11位に低下したとの記事。以前から指摘され続けてきた問題である。

国立大学が「民間発想のマネジメント」により「自律した経営」をする「法人」となって、十余年。以来、国から支給される基礎的な運営資金が毎年削減され、競争的指摘に置き換えられてきた。その結果、日本の研究力が低下しつづけている。

ノーベル医学賞の大隅良典・東京工業大栄誉教授は、「私の時代は自由度が高く今より研究がやりやすかった」「新しい課題に挑むとなると簡単には論文が出ません。私も最初の論文まで四年かかりました。今ならとても研究費をもらえない。確実に、はじき飛ばされていたと思います」「ものすごく短期間で費用対効果が問われ、みな疲弊」「(国からの研究交付金が減り)大学が貧しくなった。経常的な研究費がなくなり、すべて競争的資金に」なつたと。山極寿一・京都大学学長は明確に「失敗だ」。

話題になっているこのマンガが、国立大学「改革」の本質をついている。

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【日本の大学 理系論文数、頭打ち 4位11位 研究費競争裏目に2019/9/8】

【日本の研究力が低下している 東京工業大栄誉教授・大隅良典さんに聞く 2019/3/11

【国立大学法人化は失敗だ」山極寿一氏(京都大学学長)読売教育ネット 20183 9日】

【<疲弊する大学教員>(上)現状 教育も運営も、過剰な負担 中日 2018/9/2】

【<疲弊する大学教員>(下)原因と対策 学生確保で業務雪だるま 中日 2018/9/16】

【週のはじめに考える 頭脳流出が心配になる 東京2018/12/2

 

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上下水道コンセッション方式の問題点 浜松の実態

浜松市は、コンセッション方式を「運営委託方式」であり、今までと変わらないような説明をしているとのこと。が、推進企業のHPでは、「コンセッション方式では、民間事業者が経営主体となるのに対し、それ以外の方式では公的機関が経営主体となります。経営主体となることは、最終的な経営責任を持ち、重要な方針、計画や施策の決定権を持つことを意味します。」と説明している。実際に起こっている問題点は・・・

◆下水道のコンセッションの実態より
①不公正な契約
・施設設備の建築・更新は、市と民間事業者が合意しなければ、市の負担。反対運動や訴訟での損害も市の負担
・リスクの負担は協議するとなり、民間ペースとなる恐れ
・再公営化には、多大な違約金が発生(諸外国の例)
 
②議会や市民のコントロールが困難に
・民間事業者の承諾がない限り、情報開示しない秘密保持義務があり、料金値上げ等の検証が不可能
・20年の長期契約。公務の技術力が喪失し、最適技術の選択やコストが適正化どうか判断力を失う。
 
③地元業者が参入できない(地域経済、災害時の対応で大きな課題)…運営会社のヴェオリア社は、子会社・西原環境に仕事を発注している。

【下水道コンセッションの実施、そして上水道コンセッションの計画 池谷たか子さん(「浜松市の水道民営化を考える市民ネットワーク」事務局長) 法学館憲法研究所 2019/4/15】

なお、高知医療センターの運営PFIは、事業者が提案したVFMがまったく達成できず、逃げるようにして「解除」となった。そのたたかいから整理できる中身は、以下のようなもの

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嘱託員・臨時職員の業務を包括委託・・・全会一致で予算案否決に

 会計年度任用職員制度にともなう処遇改善にかかる経費を削減するために嘱託員・臨時職員が担っていた業務をすべて「包括委託」させようとした予算案を議会が否決した。

 現場の混乱による住民サービス低下や偽装請負、官製ワーキングプアを生みだすことなど問題満載であり、こんなことを考える時点で、自治体としてアウト。

 そのレポートと、問題点を指摘した弁護団の意見書。

【島田市議会が「包括委託」関連経費を含む2019年度予算案を全会一致で否決!~島田市労連、静岡自治労連、自治労連本部の連携した取り組みが議会を動かす 地方自治研究機構3/19

【包括的民間委託についての意見書  2019年3月1日  自治労連弁護団】

 

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水供給施設を民営化したシンガポール~「公務の民営化」の末路

特別に画期的な技術があるのなら、話は別だが(弱者や不採算部門を含めた全体に責任を負う経営のノウハウは民間にはない)・・・結局、公務ではではない酷い処遇の労働でコストを削減し、その「うわまえ」を民間が利益としてポケットにいれる。

 公務の方は、アウトソーシングしたので、『自分たちの仕事』の意識をもたなくてよくなり、多忙化や煩雑な取り組みから解放される。その結果・・・住民が被害を受ける。

 こういうことでしかない。だから「再公務化」の波がおこっている。

【水供給施設を民営化したシンガポールの末路  後藤百合子 2019/3/28

https://blogos.com/article/367051/

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公共水道を民間企業に任せてしまった悲惨な結末 米ピッツバーク、フリント

 市場ルールのもと、数多の失敗のもとに、よりよいビジネスモデルを確立し、今、栄えている民間企業。多くの努力があったと敬服する。
 しかし、人権保障の「公務」を、数多の失敗をづうじて・・・とは、いかない。しかも、利益は、ほぼ人件費の削減でしかない。
 画期的な技術があるなら、それを公務に採用させれば、いいだけの話(実際、ダウンサイジングにも適応できる汚水処理施設とか、さまざまな開発がある)
 市場は、規制があるからこそ、その中で、切磋琢磨がある。その規制のルールを解放したら、市場の良さはでてこない。と思っている。どう民間の良さを発揮するか、どう公務のよさを発揮するか、ということであって、「公務対民間」という対立軸そのものが、現状無視の、ずれた「論点」と思う。

【ピッツバークからフリントへ。悩ましい公共水道を民間企業に任せてしまった悲惨な結末 3/6】

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水道、漁業、国有林……経営の民間払下げのリスク

 水道事業の経営権を民間に委託するコンセッション方式の導入について、森林所有者が経営に積極的でないとされた森林は市町村が管理権を取得して、それを民間事業体に委託〔森林経営管理法〕、適切に管理できていない魚場について漁業権を企業に付与〔漁業法改定〕と各分野に拡大しているが・・・いずれも仕掛け人は同じである。官邸に設けられた「未来投資会議」であると、 森林ジャーナリスト田中淳夫氏が指摘し、長期の事業継続、公益的機能の維持に疑問を呈している。
 民間が「経営がうまい」という点について、あまたの失敗の上に、「成功」した部分だけが残っているだけであり、短期的利益の追求には熱心だろうが、一度失敗したらとりかえしがつかない資源、公益的機能を守れるのか、何の担保もない。と指摘する。
 高知でも医療PFIの破綻と直営後の経営改善、直営の高知市ごみ行政の効率性・自律性という典型例がある。

【水道に漁業に国有林……経営の民間払い下げが広がる裏事情とその危うさ】

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「いのちの水」を儲けの対象にする水道法「改正」に断固抗議 自治労連

 自治労連の談話。「官製市場」という言葉があるが、 目先の利益最優先で、ものづくりの基盤を破壊し、貧困と格差を拡大… まっとうな発展ができなくなった株主資本主義が、公務の領域を儲けの対象にしようする退廃現象でしかない。
 それにしても水道法、漁業法〔農業、林業に続く〕、入管法、日欧EPA〔TPP11に続き〕の強行、軍事費の急膨張、消費税増税への強気の姿勢…
 低迷がはじまった株価対策=改憲のための条件整備、自らの野望のために、なんでもあり…そんな感じがする。

【「いのちの水」を儲けの対象にする水道法「改正」に断固抗議する(談話)2018/12/11】

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