My Photo

子どもの貧困と「食」格差

 貧困、子供の貧困の調査研修にとりくんできた阿部彩首都大学東京教授が各分野の研究者に呼びかけ開催された公開シンポジウム「子どもの貧困と『食』格差:政策は何ができるか」〔12月14日〕。
 その内容が気になっていたが、小西みか・清須市議会議員が大要を紹介している。
 また1月にはNHKで、同シンポジウムにも触れ「子どもの生活格差」をテーマの番組が放送されている、
【子どもの貧困と「食」格差 政策は何をできるか 小西みか・清須市議会議員】
【広がる子どもの“生活格差”〜最新調査が明かす実態〜 NHK「特報首都圏」 2017/1/21】

Continue reading "子どもの貧困と「食」格差" »

自民「改憲案」の先取り  「家庭教育支援法」

 1月下旬から始まる通常国会に、自民党が提出する予定の「家庭教育支援法案」(仮称)。「家庭で親が子に、国家や社会で役に立つ人になるための教育をしなさい」「国や自治体はその手助けをするので、地域住民は協力しなさい」という内容である。
 子どものための支援ではない。非正規の増加、家庭の貧困、教員の多忙化を放置して、国家に奉仕する国民づくりのための法律、「家庭の責任」などを規定した自民改憲案の先取りであり、新自由主義が不可避的にもたらす社会の分断・分裂を、治安対策としても「統合」させるための国家主義的仕組みの一環である。

【「家庭教育支援法案」自民検討、「家族の役割固定化」批判も  毎日2016/11】
【子育て困る親は無視!? 安倍政権「家庭教育支援法」の仰天中身 女性自身1/10】
比較的肯定的解説をしているベネッセも「家庭支援が不可欠」としている。
【家庭教育の「責任」、どう考える? 政府会議が議論 ベネッセ2016/11】

Continue reading "自民「改憲案」の先取り  「家庭教育支援法」" »

教員にも子どもにもさらに負担を強いる学習指導要領・答申

 子どもも教師もますます多忙化させられ、子どもは不登校、学びからの逃走、教師は、メンタルヘルス・自殺、担い手不足・・・人間性を、未来を奪われていくのではないか。
マルクスさんは、1人ひとりには多様な能力。発達させるには時間が必要。時間がなければその能力は埋もれたままになると「時間は人間の発達の場である」(『賃金、価格および利潤』)と解明した。
 そして、強いられた活動、自由な時間を奪われた社会の変革をめざしとりくんだ。
 関連する記事を3本。
【負担を最も強いる 大森学芸大准教授が「答申」を分析 教育新聞12/21】
【新人教員 10年で少なくとも20人が自殺 NHK12/23】
【<中学・全国調査>部活休み、定めず2割…教員負担減進まず 毎日12/15】

Continue reading "教員にも子どもにもさらに負担を強いる学習指導要領・答申" »

子どものあした 保育士の役割 東京新聞・連載

子どもの貧困が広がるなかで、保育所の役割はきわめて大きくなっている。東京新聞が「保育士の役割」についての3回連載。
 保育士、介護士の処遇が低い背景には、「昔は家庭で女性が担っていた。誰でもできるもの」というジェンダーバイアスがあるのだと思う。
【<子どものあした 保育士の役割> (上)小さな命を守る重み 東京12/18】
【<子どものあした 保育士の役割> (中)見えにくい専門性を認めて 東京12/19】
【<子どものあした 保育士の役割> (下)貧困、虐待の最前線にも 東京12/20】

Continue reading "子どものあした 保育士の役割 東京新聞・連載" »

「土人」と攻撃しても「いじめ」ではない? 政府見解

 学校で、ある子をターゲットに「土人」と呼び続けても、差別用語と言えないので、言っている子たちが「愛称です。純粋とか、生命力があるという思いです。差別やいじめの気持ちはない。」と言えば・・・ ノープロブレムとなるのだろうか。
モラルハザードをもたらすものほど「道徳」(体制順応)を強要する。
【菅氏「差別と断定できぬ」 「土人」発言の政府見解 沖縄タイムス11/22】

Continue reading "「土人」と攻撃しても「いじめ」ではない? 政府見解" »

同じけがなのに、なぜこんなに対応が違うのか? 学校でのスポーツ事故

 部活動中の死亡事故の防止に取り組んでいる「全国柔道事故被害者の会」。
ガンバ大阪のMF岡崎建哉選手が、11月6日の試合で相手選手と激突し、「脳しんとう」「鼻骨骨折」「左頬骨骨折」で救急搬送された事例と、同会が相談をうけている事例との対応の差を告発したもの。
高校ハンドボール部の2年生が、練習試合で相手選手と激突し、しばらく立ち上がれないほどの脳しんとうを起こした〔2014年10月28日〕。救急車を呼ぶほどの事故なのに、監督はなんと倒れた生徒を試合に出し続け、後遺症が残った。毎日が10/26でとりあげている。
 今年の3月には文科省が「学校事故対応に関する指針」を通知。いったん対策で改善したものの、今年すでに5件の重大事故が発生したことから10月12日に全柔連が「重大事故発生と事故防止の啓発活動に関するお願い(再)」を出している。そこは「元気に家を出た子どもたちの安全を守り、無事に家に帰すのは柔道指導者の義務です」とある。
 指導できる者を、スポーツ医学の基礎知識や安全対策・対応の知見を身につけたものに限るライセンス制度が必要である。
【同じけがなのに、なぜこんなに対応が違うのか? 全国柔道事故被害者の会11/18】
【ハンドボール部の元生徒、安全面の知識浸透訴え 毎日2016年10月26日】
【2016年3月31日、文科省から「学校事故対応に関する指針」が通知】
【全柔連 重大事故発生と事故防止の啓発活動に関するお願い 再度通達】

Continue reading "同じけがなのに、なぜこんなに対応が違うのか? 学校でのスポーツ事故" »

子どもの貧困に抗する政策づくりのために―浅井 春夫

 浅井 春夫・立教大学教授〔住民と自治2016年8月号〕の論考。全文が、自治体問題研究所のHPにアップ〔2016年8月15日〕されている。
低所得者対策で通常ふる劣等処遇ではなく、えぐられた発達機会を回復する積極的な政策が必要…「子どもの貧困」対策として、同氏が提起してきた内容が、国、自治体の計画づくりに、いよいよ重要となっている。

【子どもの貧困に抗する政策づくりのために―子ども・若者たちを見捨てない社会への転換を―】

Continue reading "子どもの貧困に抗する政策づくりのために―浅井 春夫" »

子どもの貧困・先進地に学ぶ 沖縄タイムズ・特集

 子どもの貧困率が高く、一方で対策をすすめている沖縄県の地元紙の特集と、先進地と紹介されている明石市が来年度より「全小学校区」で、こども食堂を設置するとの記事。市長は「「子どもに対する経済支援の場というよりも、地域と協力して子どもが置かれている状況に気づく拠点にしたい」と述べているが、相対的貧困、剥奪状態は、アンテナの感度をよくしないと見えにくいのが特徴であるし、子どもを軸に、コミュニティの構築をすすめる、という点でも重要と感じる。また「子どもの貧困を本気でなくす気なら、シンプルでユニバーサルな子ども施策が必要だ」と見識を示している。

【「子ども食堂」全28小学校区に 明石市 2016年9月6日 沖縄タイムス】

以下は、特集
【⑥ 培った経験を手引書に 京都山科醍醐こどものひろば】
【⑤「もう汗だくや」かつての利用者が力に 大津市「こどもSWセンター」】
【④「子どもでいられる場を保障」 荒川区「子ども村」】
【③居場所づくり「いつも葛藤」 はちおうじこども食堂】
【②中核市へ児童相談所を 明石市が目指す「子どもに手厚い街」】
【①人口V字回復の鍵は子ども施策 兵庫県明石市】

Continue reading "子どもの貧困・先進地に学ぶ 沖縄タイムズ・特集" »

NHK「貧困女子高生」報道へのバッシング~ 貧困な「貧困」観が根底に

 「子どもの最貧国・日本」の著者、山野良一氏のコメントを紹介した力強い記事。

 餓死するような「絶対的貧困」も存在する日本だが、同番組でとりあげたのは、その社会において、平均的な暮らしを送ることができていないという「相対的貧困」。病院に行く、塾に通う、友達と遊びや修学旅行を楽しむ、希望する進路に進める、という当たり前のことができない状態を問題にしたものである。

 「子どもの貧困」で阿部彩さんが相対的貧困、相対的剥奪など「貧困」とは何かを、社会に大きく問題提起してから8年の月日がたつが、相対的貧困には、何が当たり前か、という社会の合意が前提にある。つまり、バッシングは、相対的貧困への無理解・無視であり、日本社会で「当たり前」の水準が極めて低いこと。ここが問題なのである。そして「自己責任」論が横行する、すべての人々にとって住みにくい社会である、ということ。
【NHK「貧困女子高生」報道へのバッシングは、問題の恐るべき本質を覆い隠した ヤフー8/28】
 参考まで・・・過去にまとめたもの
【「子どもの最貧国・日本」 山野良一  備忘録2008/11】
「子どもの貧困~日本の不公平を考える」 阿部彩 備忘録 2008/12】
【格差が社会を不健康にする~社会的包摂を/阿部彩(メモ)2012/2】
【貧困な「貧困対策」と生活保護バッシング(メモ)2012/10】
【子どもの貧困  1学年だけで「社会的損失4兆円」2015/8】

Continue reading "NHK「貧困女子高生」報道へのバッシング~ 貧困な「貧困」観が根底に" »

社会的養護・・・高知県計画

 社会的養護に関する都道府県の計画策定、児童福祉法の1部改定について先日取り上げた。
【児童養護と児相の充実を~「子ども権利条約」明記した改定児福法2016/7】

 あらためて、県計画を見てみるととともに、昨年12月県議会での論戦、今年度の新規事業を振り返ってみた。

 【高知県家庭的養護推進計画 2015.3】

○2016年度新設された事業
・児童養護施設等の子どもたちの自立に向けた相談支援体制の強化
【入所児童自立支援等事業費補助金 8,956千円】
・)児童養護施設等を退所後に就業または進学する子どもたちを支援
【児童養護施設退所者等自立支援資金貸付事業費補助金 98,448千円】
【2015年12月県議会】

Continue reading "社会的養護・・・高知県計画" »

より以前の記事一覧

February 2017
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        
無料ブログはココログ