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「我が事・丸ごと」地域共生社会のねらい~負担増、安上がりの人員体制の「強化」

 「地域包括ケア強化法」は、介護保険法見直し案など31本の法律見直しが一括提案されものだが、衆参あわせても38時時間というきわめて短い審議時間で強行された。同法は、子ども、高齢者、生活困窮者など多くの人に影響をあたえるものである。
 負担増の「強化」とともに、新設された「共生サービス」は、1カ所の事業所で、介護保険法・障害者総合支援法・児童福祉法にまたがった複数のサービスを提供できるとするものだが、もともと「サービスを効果的・効率的に提供するための生産性の向上」が出発点であり、安上がりな人員体制で複合的なニーズに対応を狙ったもの。また、具体的な基準は、厚労省令にもとづく自治体条例で定められるため、現行水準からの後退を危惧する声には、国会審議でもまったく答えられていない。 社会保障抑制だけが目的。
 きょうされんの「見解」「声明」。
【「地域包括ケアシステム強化法案」成立にあたっての声明 5/26】
【見解:「地域包括ケアシステム強化法案」の問題点と障害福祉への影響(概要版) 3/21】
【「我が事・丸ごと」地域共生社会のねらいは何か~「地域包括ケアシステム強化法案」の問題点と障害福祉への影響 きょぅされん 3/21】

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機械的な「医療費抑制」策への対抗~健康の社会格差の視点を

  医療費抑制のために、国保の都道府県単位化での医療費水準の「見える化」と調整交付金を使った財政誘導、全国水準との比較での病床数の削減への圧力など、機械的な「平均値」をもって圧力をかけようとしている。
 しかし、高知県では、中山間地が多く〔訪問医療・介護が難しい〕、低所得者、単身高齢世帯が多く家庭の介護力が弱いなど社会的要因があり、病床が多いという要因がある〔これについては、次号の「議会と自治体」に拙稿が掲載される〕。
  あらためて貧困、低所得という社会的要因に注目した対策が必要だ。日本学術会議も2011年に「保健医療福祉政策・活動における健康の社会格差の視点の欠如」を指摘し、提言をだしている。
【「健康格差社会」に警鐘 千葉大学教授 近藤克則さん  2016焦点・論点 赤旗2016/12】
【『「健康格差社会」を生き抜く』著者・近藤克則さんインタビュー 2016/7/5 通販生活】
【わが国の健康の社会格差の現状理解とその改善に向けて 日本学術会議2011/9/27】
「JAGES(日本老年学的評価研究)」

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「ひきこもり」 過半数が40歳以上、数十万世帯が親子共倒れ危機

 「大人のひきこもり」問題を追っている池上正樹氏の発信。
岩手県洋野町(人口1.7万人、高齢化率35%)の訪問調査で「社会的ひきこもり」状態にある人の過半数を40歳以上( 該当者71人。このうち6割強が40歳以上)が占めることがわかった、というもの。都市部の調査でも、愛媛県松山市では40歳以上の割合が65%を占めていたとのことで、全国のひきこもり該当者数は、推計100万人を超えるとみられる、としている。
 70~80代の親が子を支える生活にタイムリミットが迫っており、何十万もの世帯の崩壊へのカウントダウンは始まっていると指摘する。
 同レポートと、下記のウェブサイドは、以前に県議会で取り上げるときに整理したもの。
【「ひきこもり」過半数が40歳以上、親子共倒れ危機の衝撃  池上正樹・ダイヤモンド3/7】
【大人のひきこもり対策~県政の課題へ 2013/11】

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公的年金の地域経済への比重 高知県・市町村

・2013年度
 県民所得 1兆8226億円/家計最終消費 1兆5031億円
・2015年度 公的年金支給総計 2977億円
・県民所得16.3%、家計最終消費19.8%を占め、地域経済を支える大きな役割を果たしている。
・年金は現役世代の多い都市部の保険料が、地方へ分配され「東京一極集中」の是正にも寄与よる。
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【公的年金による地域間の再分配 大和総研 2015/12/15】

社会保障分野を「基幹産業」に ~ 地域で生き続けるための道すじ

 日野秀逸・東北大名誉教授 経済2017.1 「社会保障構造改革の20年の展開過程とその結末」の最後の部分の備忘録。と、年金が地域経済に与える影響のメモ。

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年金滞納者、94%が年間所得300万円未満

 年金滞納が大きな問題となっているが、厚労省の実態調査では滞納者のうち、年間所得300万円未満が94%を占め、所得が低いため申請すれば支払いの一部もしくは全額を免除される可能性が高いとのこと。
6日の国会質疑で厚労大臣が答弁している。
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 強制徴収の前にとるべきところからとり、最低年金制度など所得再配分機能を再構築することが必要である。
非正規雇用の拡大が、厚生年金の保険料収入を低迷〔97年から頭打ち〕させ、一方で、国民年金の滞納者を拡大している。消費不況、貧困の拡大と経済も社会も持続可能性を失っている。

【年金滞納者、9割が免除対象 低所得者の強制徴収に限界 朝日12/7】

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子どもの貧困に抗する政策づくりのために―浅井 春夫

 浅井 春夫・立教大学教授〔住民と自治2016年8月号〕の論考。全文が、自治体問題研究所のHPにアップ〔2016年8月15日〕されている。
低所得者対策で通常ふる劣等処遇ではなく、えぐられた発達機会を回復する積極的な政策が必要…「子どもの貧困」対策として、同氏が提起してきた内容が、国、自治体の計画づくりに、いよいよ重要となっている。

【子どもの貧困に抗する政策づくりのために―子ども・若者たちを見捨てない社会への転換を―】

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「社会保障制度~ 退職後の暮らしから考える」 学習会メモ     

  ひょんなことから「こうち生協労連」の定期大会の講演するとこになった「社会保障制度~ 退職後の暮らしから考える」のレジュメ。
 資料の前半は、年金の平均額を1つの目安に、高知市の制度において、税・保険料を試算し、可処分所得と生活に必要な経費をイメージしてもらい、制度改悪の影響を身近に感じてもらうようにしたもの。
 後半は、制度の改悪の流れと、格差社会の是正、本来の社会保障とは・・・スケッチ的にふれている。

 若い元気な組合員がたくさんいて、逆に元気をもらった。

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NHK「貧困女子高生」報道へのバッシング~ 貧困な「貧困」観が根底に

 「子どもの最貧国・日本」の著者、山野良一氏のコメントを紹介した力強い記事。

 餓死するような「絶対的貧困」も存在する日本だが、同番組でとりあげたのは、その社会において、平均的な暮らしを送ることができていないという「相対的貧困」。病院に行く、塾に通う、友達と遊びや修学旅行を楽しむ、希望する進路に進める、という当たり前のことができない状態を問題にしたものである。

 「子どもの貧困」で阿部彩さんが相対的貧困、相対的剥奪など「貧困」とは何かを、社会に大きく問題提起してから8年の月日がたつが、相対的貧困には、何が当たり前か、という社会の合意が前提にある。つまり、バッシングは、相対的貧困への無理解・無視であり、日本社会で「当たり前」の水準が極めて低いこと。ここが問題なのである。そして「自己責任」論が横行する、すべての人々にとって住みにくい社会である、ということ。
【NHK「貧困女子高生」報道へのバッシングは、問題の恐るべき本質を覆い隠した ヤフー8/28】
 参考まで・・・過去にまとめたもの
【「子どもの最貧国・日本」 山野良一  備忘録2008/11】
「子どもの貧困~日本の不公平を考える」 阿部彩 備忘録 2008/12】
【格差が社会を不健康にする~社会的包摂を/阿部彩(メモ)2012/2】
【貧困な「貧困対策」と生活保護バッシング(メモ)2012/10】
【子どもの貧困  1学年だけで「社会的損失4兆円」2015/8】

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本当に困っている人だけ救う」制度は、本当に困っている人も助けられない~労働者と社会保障 

  NHK報道への片山議員の横槍、高校生へのバッシング・・・ 

 「本当に困っている人だけ救う」制度は、本当に困っている人も助けられない、とは貧困研究者・唐鎌直義教授の「反貧困の社会保障」のキーワードとなっていることばである。

 以下は、同書も含んだ同氏の論考を基本に、2年ほど前に学習会「社会保障は労働者をどうかえるか」で話した骨子である。「どんな条件の悪い仕事でもする」~これを放置すれば〔社会保障の貧困〕は、国民全体の生活・経済水準の低下をまねく。
 生活保護バッシングは、大資本の利潤追求のツール、国民分断のワナである。

あわせて、雨宮処凛さんのコラムも紹介。
【「非の打ち所のない貧しい人」ってどこにいるの? 〜高校生バッシング、もういい加減やめませんか 雨宮処凛8/24】

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