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超人への志向と弱者の否定~「パラリンビック」と「やまゆり園事件」 「能力主義」への深い問い

 スポーツ、受験、就活など、身分や家柄によらない自由な競い合いを支え、自己実現に導いているのが能力主義。一方、能力の優劣で生殺を決めたのが津久井やまゆり園19人殺害事件。被告は今も「能力が劣る障害者に生きる価値はない」と主張し続け、かたや、能力が優れた「超人」を称揚している、という。

「能力主義」に慣れすぎた私達が、知らぬ間に、期せずして、誰かを傷つけてはいないだろうか・・・パラリンピックを実例にその暗部に迫った神奈川新聞の特集は、簡単に答えのでない深い問をつきつける。

なお、学者の竹内章郎さんが紹介する進歩的な思想家が、一方で「能力主義が支える優生思想」をふつうに持っていたことには、改めて衝撃をうけた。

【超人への志向と弱者の否定、表裏の善悪  カナコロ8/26

【能力主義の陰で 上】パラリンピックが格差助長?異論も 超人化するアスリート カナコロ0826日】

【能力主義の陰で 中】障害は「言い訳」か 克服求める熱狂、陰で傷つく人たち カナコロ0830日 】

【能力主義の陰で 下】優劣の葛藤、周囲からのレッテル…パラアスリートに学ぶ「生きづらさ」の先 カナコロ9/4

【インタビュー/ アスリートに学ぶ「生きづらさ」の先  カナコロ9/4】

関連して・・・

【『24時間テレビ』を障害者はどう見る? 「バリアフリー研究所」代表に聞く サイゾー8/2

【「障害者が頑張っています!」という表現をしたくない――身体障害者による劇団「態変」主宰に聞く サイゾー08/25

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対韓輸出規制強化2か月~日本の半導体装置材料企業 空洞化・弱体化への道

 長くソニーで半導体の研究・開発に携わり、米国スタンフォード大学集積回路研究所客員研究員なども経験している藤田氏の専門的な視点による分析。

 フッ化ポリイミド、レジストの規制は半導体生産にはまったく問題がなく、フッ素含有量30%を超えるフッ化水素酸の日本から調達分は5割ほどで、原材料の蛍石の多くは中国産であることから、日本企業も、中国、台湾、韓国、シンガポールに工場を持っているという。韓国も生産している。規制で減少した分の代替が可能がとうかが当面の焦点という。韓国は代替ルート、自国開発を強化しており(中国も・・)、いずれ日本企業は用済みとなる危険がある。そうなれば「先端半導体企業からの最新情報の入手が困難となり、日本の装置材料メーカー各社は先端製品の開発に支障をきた」「『「韓国や中国にできるはずはない』と高をくくっていると、半導体、ディスプレイに次いで、半導体製造装置・材料までもいつか来た道を歩むことになるかもしれない。」と指摘。

安倍政権の「韓国たたけば気持ちいい」みたいな愚かな対応…「日本を取りこわす」している。その尻馬に乗るマスコミも醜いる

【対韓輸出規制強化開始から2か月、日本の半導体関連企業への影響は? . 服部毅 マイナビ8/30

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「従軍慰安婦はデマ」というデマ…事実から目をそむける「卑怯者&人間失格史観」

 日本軍「性奴隷」、南京虐殺・・・「一部の誤りを取り上げ、全体をもなかったことにするのは、歴史修正主義者の典型的な言説」の指摘は、その通り。

 しかも、こうした虐待・人命軽視は、日本軍兵士にむけられていた。兵站・衛生を無視した作戦での餓死・病死、特攻という無駄死の強要・・・「慰安婦はデマ」という主張は、自国民も使い捨てにした戦争指導部の子孫が、その罪から逃れようと自己保身・自己肯定のために、虚像をつくり、あおっているものでしかない。「卑怯者史観」「人間失格史観」というのがピタッとくる。

 【「従軍慰安婦はデマ」というデマ 歴史学者、吉見義明氏に聞く 

危機である。国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」で、従軍慰安婦問題を象徴する負の過去は見ない、事実と向き合わないことこそ日本をおとしめる行為  8/12

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モノトーンの「愛国」か、多様性の「愛国」か~ ドイツの若者 「主戦場」を見る

 自分尺度の「愛国」しか認めず、それ以外を「反日」とするモノトーンの思考が、世界に日本の見にくい部分を喧伝し、日本社会を落としている。。

 いわゆる「慰安婦」=日本軍性奴隷の問題は、冷戦が終わり、女性差別撤廃の「北京宣言」が生まれ、ボスニア紛争の「レイプキャンプ」が問題となるという、女性の人権の問題、戦時性被害の問題が国際的なテーマになるなか、元「慰安婦」の名乗り出る、軍関与の資料が発見される中、「先進国」といわれる日本がどう反省・教訓化するのか、が問われた問題。また、兵士の命を消耗品のように扱った非道な日本の軍国主義支配層をどう評価するのか、にかかわる問題でもある。

 なぜこんな悲劇があきたのか、どうすれば二度と起こさせないのか…そこが戦争犯罪に対する現在生きている人の責任。それこそ「愛」の表現の仕方と思う。

ドイツはしっかり学んでいる。不法移民が排外主義を強めている中、踏みとどまっている力の源泉を実感する。

この社会を、この国の愛し方にも、多様性とその中での一致点での統一がもとめられている。

 【ドイツの若者は慰安婦問題を扱った映画「主戦場」をどう見たか 「歴史を知る」。それは「問い続ける」ということ 全国新聞ネット8/8

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対イラン圧力空回り 有志連合構想も進まず~ 日本は参加せず、米の核合意復帰に尽力を

 核合意を一方的に離脱したうえ、さらに経済制裁まで加えて、空母の派遣やら、棄権を高め、さらにイラン国内の強硬派を焚き付けて、悪循環を呼びおこす愚策。

 そうしておいて輸送の安全確保のために各国に派兵をもとめ、米軍は全体の指揮をとるだけという有志連合参加を呼びかける・・・軍事予算をふやせる、武器が売れる、→ 支持者が喜ぶ!(関連産業の関係者、イランを敵視する米国内のイスラエル支持勢力)というトランプ政権によるマッチポンプ、それも極めて危険な火遊び(戦争の口実を探っているようにさえ見える。そんな動きもある)

 これに各国が距離をもっているのは救い。アメリカが核合意に戻ることが先決。世界はそう働きかけるべき。

 こんな無法・愚策に協力すれば、平和国家・貿易立国の日本の足場をうしなうことになる。

 【米、対イラン圧力空回り=有志連合構想も進まず-発端はトランプ政権 時事7/28

【アメリカで突如浮上した「イランとアルカイダの連携」説は本当か 六辻彰二  | 国際政治学者  7/19

【有志連合によるイラク包囲網への参加は「百害あって一利なし」田岡俊次 ダイヤモンド19/7/18

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共産党「女系天皇」当然、「女性宮家」も当然検討~各党「および腰」報道の「および腰」

時事通信が「皇位安定継承、記述乏しく=女系議論に及び腰」と報道しているが、何を見ているのだろうか。

共産党は、天皇の制度について全面的な見解を赤旗で6/4明らかにしている。その中では、党綱領は、「憲法の全条項を守る」とともに、、「天皇の制度は憲法上の制度であり、その存廃は、将来、情勢が熟したときに、国民の総意によって解決されるべきものである」との党の立場を表明している。

その上で「統合の「象徴」である天皇を、男性に限定する合理的理由はどこにもないはずです。「皇室典範」では、戦前の規定そのままに、第1条で、男系男子だけに皇位継承の資格を認めていますが、これを改正し、女性天皇を認めることは、日本国憲法の条項と精神にてらして合理性をもつと考えます。女系天皇も同じ理由から認められるべきと考えます。」と発言、また5月9日の記者会見では「女性天皇、あるいは女性宮家は当然検討されるべきだと考えています。」と述べている。

 どこが「および腰」なのだろうか。選挙前に、詳細に語った内容を無視することこそ、「共産党を目立たせないように」という忖度か? 記事では少しふれているが、タイトルは報道側の「および腰」。

 【皇位安定継承、記述乏しく=女系議論に及び腰-参院選・各党公約 /公約比較 時事7/9

【天皇の制度と日本共産党の立場 志位委員長に聞く 6/4

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朝鮮学校を侮辱する街宣活動、半径500メートルの街宣禁止 東京地裁が仮処分

 「朝鮮学校を侮辱する街宣活動を学校の最寄り駅前で行うことについて、学校側から禁止する仮処分を申し立てられていた東京地裁は75日、「申し立ては相当」と認め、街宣活動などを禁じる仮処分を出した」

 嫌韓でナショナリズムをあおる政権の政治的思惑、また、貧困と格差の拡大のもと、権力と同化することでしか、自己を肯定できない社会的阻害の広がりが、ヘイトを生み出している。

その背景には、もともと日本人のルーツが半島・大陸にあることを認めることへの恐怖感、日本の電子産業が総くずれする中で韓国が半導体産業隆盛への不安と恐怖、というものがあるように思う。だから先鋭化するのだろう。しかし、ここでは司法がまともな判断。

【朝鮮学校を侮辱する街宣活動、「最寄り駅前でも禁止」 東京地裁が仮処分決定 弁護士ドットコムニュース7/5】

 

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安倍首相が選んだ新元号の考案者「改憲反対…身を賭すときがくるかも」

日本の新元号「令和」の考案者である国際日本文化研究センター名誉教授の中西進氏は 「私たちにとって(戦争放棄を決意した)9条の変更はありえません」とし「(憲法9条は)世界の真珠ですよ。ノーベル平和賞クラスです」と話し、令和の精神も平和憲法の精神と同じだと強調した。

そして安倍改憲に対し「老骨が身を賭すときがくるのかもしれません」と反対の意を語っている。

 【安倍氏が選んだ新元号の考案者「改憲反対…身を賭すときがくるかも」 6/11

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性犯罪に対する処罰 世界では ? 〜日本の遅れは明白

ヒューマンライツ・ナウが、今年2月に発信している10カ国の比較。

性的同意、子どもの保護の重視、ハラスメント対策など・・  日本の遅れは、明白。

ジェンダーギャップの大きさと無関係ではない。

10か国調査研究  性犯罪に対する処罰 世界ではどうなっているの? 〜誰もが踏みにじられない社会のために〜 国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ 2019/2

 

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誰もが尊厳をもって生きられる社会を 学習会資料

 共産党の中央委員会総会で、参院選の政策の基本が発表された。

これまでと違い、基本政策の柱に、ジェンダー、ハラスメント、LGBT、ヘイト問題が正面にかがけられた。

その意味を深めたい、ということで青年を対象にした学習会の資料。

 科学的社会主義でどうとらえるか・・・の一考察。

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