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コロナ対策 全豪オープンから見た「東京五輪」の非現実性

 大坂なおみ選手の優勝などで21日に幕を閉じたテニスの全豪オープン。コロナ禍での開催に「東京五輪の参考になる」という声もあるが、実態をみると、非現実性が見えてくる

 「赤旗」の特集記事 = 全豪オープンの主催者のテニス・オーストラリアのクレイグ・ティリー最高経営責任者(CEO)、公衆衛生学の専門家、英キングス・カレッジ・ロンドンの渋谷健司教授の話から

――‐ 東京五輪、日本の対策のお粗末さは目に余る。しかも、無観客でも10万人もの関係者が入国してくる。国内のチケット販売360万枚超。/何よりの違い、豪州は感染を抑え込んでいるもとでの開催

 それに、大変なことが、世界でおこっている。

【科学者たちは、ブラジルのパンク危機は全世界への警告であると述べています3/3】 

https://www.nytimes.com/2021/03/03/world/americas/brazil-covid-variant.html?smid=tw-share

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「数えきれないほど叩かれて」 日本のスポーツにおける子どもの虐待  ヒューマン・ライツ・ウオッチ報告・提言7/20

202007asia_japan_sports_cover_jpn ヒューマン・ライツ・ウオッチが7月20日「数えきれないほど叩かれて」と題した調査報告書を公表。

25歳未満のアンケート回答者381人のうち、19%がスポーツ活動中に殴打されるなどの暴力を受けている。性虐待を受けた人も5人いた。報告には、具体的な証言も多数紹介されており、部活動やトップレベルのスポーツでも依然として指導現場などで暴力・虐待が根強く残っていることが明らかになった。”

HLWは、各種団体まかせやガイドラインでは限界があり、国が、日本のスポーツにおける子どもの虐待への対処を任務とする独立した行政機関として「日本セーフスポーツ・センター」(仮称)を設置することを提言している。

【日本:メダル獲得努力の裏の子どもの虐待 ~ 2021年の夏季オリ・パラ大会開催国として、大胆な改革を直ちに行うべき ヒューマン・ライツ・ウオッチ 7/20

【「数えきれないほど叩かれて」  日本のスポーツにおける子どもの虐待 7/20 調査報告・提言】

【日本スポーツ界にはびこる「鉄拳制裁」 人権団体調査 2割が「暴力受けた」、性虐待も 8/2全国新聞ネット】

  成績をあげるた、暴力・恐怖で「ブレークスルー」を起こさせる「ダークペダゴジー」という問題、ジェンダー平等の低さとともに、「メダル獲得=正義」が作り出すゆがみがあるように、下記の記事から考えさせられた。

【「普通の人」がなぜ過激化するのか<歪んだ正義>(1) 毎日8/2()

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オリンピックのために難民の収容はいらない オリパラ精神に逆光

 不勉強であまり理解できてなかった入管の収容所での非人道的扱いの問題が、よくわかった。

難民認定申請(日本は極めて厳しく。国際機関から改善を指摘されている)したが認定されていない者を治安対策で長期に拘束し、精神的肉体的苦痛にさらし、「自主的」な帰国を迫るというやり方をとっている。

 異質なものを排除するという、そうした政治的文化的背景をも感じる。

論考は最後に「日本政府は難民チームの来日を歓迎するのでしょう。しかし、UNHCRの認定した難民を強制送還し、未だにその非を認めず、難民認定申請者を虐げ続ける日本政府の態度は、明らかなダブル・スタンダードです。オリンピック・パラリンピックを愛する世界の皆さん、オリンピック・パラリンピックの理念が東京で汚されることがないよう、日本政府に働きかけて下さい」と結んでいる。

【オリンピックのために難民の収容はいらない 大橋毅さん(弁護士)11/4

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ラグビーWC日本開催に感謝 多様性の中の統一、リスペクトの精神

プライドとプライドが激突した感動する試合だった。

この勝利に至る歴史・・ データ分析の導入とともに、代表に資格のある外国籍の選手を積極的に登用したのも平尾誠二氏である。初の外国人キャプテン、マコ―ミック選手、現監督のジョセフ氏も代表選手となり、日本ラグビーを強化し、またラクビー本来のもつ「自由」「多様性」の文化を培ってきた、と思っている。

 日本開催のWCの盛り上がり・・ 様々な出身の選手(韓国籍の含め)が、ブレイブ・ブロッサムの誇りものともにたたかっている。それを日本国民が応援している、ことがうれしい。

 ラクビーは、観客席も、「敵」「味方」に陣取るのではなくバラバラ。そして、試合がおわれば、選手はもちろんサポーターも互いにリスペクトしあう。

 いままでにない異質の文化・・多様性の中の統一、というか、それを見ることができた日本開催に感謝する。

  伏見から、同志社、神戸製鋼・・・メモ者は、神戸生まれ、大学を京都で過ごし、「自由奔放」を裏付ける「信念」に満ちた彼のラクビー観を追いかけてきた。仕事上の目線でも学ばされてきた。

 きっと今夜は、別世界で、いい酒をのんでいる、と願いたい。

【受け継がれたハードワークの系譜 平尾誠二とラグビーW杯 VICTORY 2019/9/11

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超人への志向と弱者の否定~「パラリンビック」と「やまゆり園事件」 「能力主義」への深い問い

 スポーツ、受験、就活など、身分や家柄によらない自由な競い合いを支え、自己実現に導いているのが能力主義。一方、能力の優劣で生殺を決めたのが津久井やまゆり園19人殺害事件。被告は今も「能力が劣る障害者に生きる価値はない」と主張し続け、かたや、能力が優れた「超人」を称揚している、という。

「能力主義」に慣れすぎた私達が、知らぬ間に、期せずして、誰かを傷つけてはいないだろうか・・・パラリンピックを実例にその暗部に迫った神奈川新聞の特集は、簡単に答えのでない深い問をつきつける。

なお、学者の竹内章郎さんが紹介する進歩的な思想家が、一方で「能力主義が支える優生思想」をふつうに持っていたことには、改めて衝撃をうけた。

【超人への志向と弱者の否定、表裏の善悪  カナコロ8/26

【能力主義の陰で 上】パラリンピックが格差助長?異論も 超人化するアスリート カナコロ0826日】

【能力主義の陰で 中】障害は「言い訳」か 克服求める熱狂、陰で傷つく人たち カナコロ0830日 】

【能力主義の陰で 下】優劣の葛藤、周囲からのレッテル…パラアスリートに学ぶ「生きづらさ」の先 カナコロ9/4

【インタビュー/ アスリートに学ぶ「生きづらさ」の先  カナコロ9/4】

関連して・・・

【『24時間テレビ』を障害者はどう見る? 「バリアフリー研究所」代表に聞く サイゾー8/2

【「障害者が頑張っています!」という表現をしたくない――身体障害者による劇団「態変」主宰に聞く サイゾー08/25

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五輪に旭日旗 「対韓」視点の陥穽 米英欄豪にも戦争被害者

「五輪、旭日旗の持ち込み禁止せず 韓国側の決議に組織委が方針 共同9/3

https://this.kiji.is/541527294797661281?c=39550187727945729

 「対韓国」マターとして、政権を忖度しての判断としかいいようがない。「旭日旗は日本国内で広く使用されており」とう事実はない。普段の生活ではまったく見ない。

 侵略戦争の旗印につかわれたのは歴史的事実であり、それは世界の人、とくに日本の戦争被害を受けた国、その遺族を含む国民がどう受け取るか。それが五輪憲章にふさわしいのかどうか、を判断にしないといけない。「嫌韓」のカタルシスで、世界が見えなくなった、極めて「政治的な決定」「愚かな決定」である。

サッカーのFIFAの規定は厳格である 五輪のサッカーの試合はどうするのか・・・

 ビックビジネスで国威発揚の具となっている五輪は、世界の各地分散で、完全民営(国民のスポーツ文化の権利を保障する施策は別)で実施すればよい、と思っている。特に猛暑の東京五輪は、アスートファーストの立場から返上すべき。

【『旭日旗はなぜサッカースタジアムで禁止なのか? 関係ない日本側の主張、知るべき国際ルール 清義明2017/04/27

【東京五輪組織委が旭日旗を持ち込み許可の方針! 大日本帝国・軍国主義の象徴を平和の祭典で拡散させる愚行 リテラ9/4

 日本軍性奴隷の被害者も「強制連行」されたオランダ女性がいる・・ 「日本は韓国人女性に耳を貸そうとしなかった。でも、欧州人女性が前に出て『ちょっと待って、あなたたちはアジア人女性だけにそんなことをしたわけじゃない。オランダ人の少女にもした』と言えば、彼らは姿勢を正して話を聞くと、私には分かっていた。」と語っている。  今も、「否定論者」は、欧米人の被害には無視をきめこみ「韓国マター」の枠組みで暴論を述べている。

【欧州人で初めて「慰安婦」としての体験を語ったジャン・ラフ・オハーンさん、96歳で死去  テレグラフ9/1】

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一年後、この酷暑の中でオリンピック? 理性はあるのか?

東京五輪の招致委員会は、五輪立候補ファイルで「(東京の8月は)温暖な気候でアスリートが最高のパフォーマンスを発揮できる」と世界に向けてウソを発信した。高温多湿、熱中症の危険ラインで競技をさせ、ボランティア、観客(過去の大会は、ペットボトルの飲み物や日傘の会場への持ち込みは禁止)もまきこんで・・・しかも、通常の何倍ものホテル代をふっかけて。

この気候に不慣れな外国選手の方がダメージが大きく、メダルのチャンスが増えることを狙っての「お・も・て・な・し」?

アスリートファースト、人間が大事なら今からでも返上するか、屋外の種目、特に耐久系の種目は、適切な場所にかえるべき。

 【高い水温、悪臭に懸念=マラソンスイミングのテスト大会 時事8/11

【競歩選手がコース変更直訴 東京五輪で「死者出る」と識者も危惧 ケンダイ8/10

【ビーチバレー女子・溝江 試合中に熱中症「世界で1番暑い」スポニチ7/26

【ミスト、冷却グッズテストで不評 酷暑の五輪、対策大丈夫? 東京8/7

収入ファーストの「オリンピック」~抜本見直しの機会では?

 放映権やグッズなど巨大な利権が発生し、アスリートに最悪な季節にしか開催しないオリンピックに公的価値はあるのか。 開催地の「美名」のもと、税金を投入し、ボランティアの名で搾取し、その結果、一部もものが巨額の利益を得る構造がある。
すでに、それぞれ世界選手権があり、十分に鍛えあげた技量にふれることができる。情報技術の発達で、どこでも触れることが可能であり、マイナーなスポーツも発信できる。それで十分ではないか。
劣悪な環境をアスリートに強要する。これらはオリンピック憲章に反するもの。

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選手の「誤解」に、責任転嫁?!・・セクハラ・パワハラ問題との同質感

 弱冠二十歳の若者が堂々と罪を認め、謝罪した。反則行為は許されないが、立派な態度だった。
が、当の日大は、会見をうけ、「潰す」を「思い切って当たれ」の意味だ、と、「誤解」した選手に責任転嫁をしようとしている。
陳述書には、コーチが監督からの話として「QBを1プレー目で潰せば出してやる」と伝え、コーチは、その内容について「相手のQBが怪我をして秋の試合に出られなかったらこっちの得だろう」、「これは本当にやらなくてはいけないぞ」と念を押した、とある。
さらに「怪我」させること、そのために、本来のプレーをせずに「QBに突っ込みますよ」、と言う発言を、「思い切ってよれ」と激励までしている。
そもそも「相手のことを考える必要はない」というのは、スポーツの指導者として言語道断。ただ、あまりにまずいと、思ったのか「ボールを持っているものをねらえ」とは言っているが・・・毅然しとた対応でないことは明白。
パワハラ、セクハラ問題と同根。「そんなつもりはなかった・・・」で、スルーされる人絹意識のレベルがとわれていると思う。
【アメフト 日大選手の陳述書 NHK】

【「女は使えない、と言われたくなくて我慢してきた」メディアのセクハラ、150事例を分析 谷口真由美・ハフントン5/21>】

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アメフト・犯罪タックル 辞めてすむ問題ではない。

辞めてすむ問題ではない。どうして、明らかな反則=人の人生を破壊するような犯罪行為に、選手が走ったのか・・・その原因=上意下達で、自己主張ができない文化の問題や勝利至上主義がもたらした問題など、そこをえぐらないと意味はない。
辞職、そして「弁明しない」というのは、責任をとったようで、何も責任をはたしていないと思う。これも「辞めたら、おしまい」とする政治の世界の悪癖の影響か・・・
【アメフト問題 日大 内田監督が辞意表明 NHK5/19】

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