活動の中に「ケア」の視点を
岡野千代さんの「ケアの論理」を読んでいる。ローロズの自立した個人を前提にした「正義論」に対し、依存せざるをえない存在(典型的には、乳幼児)とケアを担う人との関係性、そのケアする人をケアするという連鎖の中で、求められる「正義」との差異、見逃され、ケアをする人の存在を無視・軽視した政治・社会制度の偏狭さなどなど(不正確で、すいません。まだまだ学習も緒についたばかり)
それ以前から、活動の中で「ケア」の視点が大事だと指摘され、「なるほど・・」と認識が深まっている。
岡野千代さんの「ケアの論理」を読んでいる。ローロズの自立した個人を前提にした「正義論」に対し、依存せざるをえない存在(典型的には、乳幼児)とケアを担う人との関係性、そのケアする人をケアするという連鎖の中で、求められる「正義」との差異、見逃され、ケアをする人の存在を無視・軽視した政治・社会制度の偏狭さなどなど(不正確で、すいません。まだまだ学習も緒についたばかり)
それ以前から、活動の中で「ケア」の視点が大事だと指摘され、「なるほど・・」と認識が深まっている。
「頼れる人がいない」 コロナ感染の学生たち 療養時の苦しい状況が浮き彫りに【高知】|FNNプライムオンライン
日本民主青年同盟高知県委員会は、コロナ禍がはじまった一昨年の5月から大学の近くで食利支援を開始(現在6か所)。支援の場で聞いた声をもとに、その年の9月からコロナで自宅療養となった学生を対象に、食料、日用品を届ける「まんぷくEATS」と開始している。月4件ほどの利用だったものが、この8月は88件に急増。SNSでほしいもの、アレルギーや不得意な食材なども聞きながら丁寧な対応をしている。
「誰一人とりのこさない」を実践する粘り強いとりくみ。記者会見を、高知放送、さんさんテレビ(上記のウェブサイト)が夕方のニュースで放送。
「全国保険医新聞2021年6月15日号」より―――「家族の世話や介護などのケアを担う子どもの存在が、「ヤングケアラー」として認知され始めている。支援団体や一部自治体などが啓発を続けていた。政府は昨年末、初の実態調査を全国規模で行い、4月に公表。1学級に1~2人程度いる可能性が分かった。政府は支援策を「骨太の方針」に反映させ実施を目指すが、同時に進める社会保障削減との矛盾を正すことも必要だ。」と指摘。 ケアラ-支援条例もひろがりつつある。
【ヤングケアラー認識広がる 国が支援策 社会保障削減は矛盾 保団連 】
「みんなの介護」から。ヤングケアラ―も含めての記事
赤旗ら連載された「政治経済研究所理事 合田寛さん」の論説(2021.4.27-29)を基軸に、日経の報道なども踏まえ、バイデン政権のドラスチックな転換についてのメモ。
若者の多数が「社会主義」を求めるという米国で、その思いを先導したサンダー氏の主張が、新税制には色濃く反映している。
世界は変えることができる、ということを示した点でも極めてインパクトは大きいと思う。日本でもぜひ、変革を
詳細は以下・・・
Continue reading "課税新時代 サンダース現象、若者がもたらした米・バイデン政権の新税制 ~所得再配分機能の強化" »
コロナ禍の学生へのアンケート調査から、その窮状をつかんだ民青同盟に要請に応え、党後援会がバックアップし、この5月から毎週のように実施してきた食料支援「ほっと まんぷくプロジェクト」。
朝倉だけでなく、香美市(工科大)、南国市(農学部)、土佐市(土佐リハ)と、実行委員会方式な゛も含め、取り組みも拡大してきた。学生自身もボランティアとして主体的にかかわり「交流の場」「居場所」としても重要な役割をはたしてきた。
その活動をしったソロプチミストのみなさんが、協力をしたい、と相談があり、主催団体を承知したうえでとりくみに協力を決定(月1回、10,11、12月を予定と聞く)というのが流れ。協力には敬意を表する。
協力決定前には「本当に困っている学生さんが来ているんですか」との声もあり、食糧支援の場で集めたアンケートの声も提供し議論してもらった、と聞く。
地元紙の記事では・・・ こうした事実も、主体的にとりくんできた団体、学生の姿・声はいっさい消し去られている。これまでの取組にかかわってきた人、ボランティアの学生など・・・この記事に傷つけられただろう(怒)
想像力の欠如? 政治的「配慮」? 残念のひとこと
コロナ対策で緩和された住宅確保給付金。制度設計が世帯単位を基本にしており、自宅を離れて下宿暮らしする学生には、利用に壁がある。
住民票を移し、契約者が学生(親が保証人が多い)であっても、定額給付金の10万円は来ても、「住宅確保給付金」は、医療保険において
「被扶養者」は申請ができない、というのは、学生の実態を無視している。
アルバイトができない、家賃はけずれないので、一日一食でくらしている・・・など、食品の無料提供プロジェクトの関係している娘から学生の切実な声を聴く。
この点を突破したい。また、コロナ対策で運用が柔軟化している生活保護制度が活用できないのか、とも思う。
学費半減の運動の報道はあるが、学生の生活支援について、もっと情報発信・交流が必要と思う。
「食品提供。学生に喜んでもらって最初は嬉しかったが、回を重ねるにつれて、最高学府にいる若者が食べるものに困窮し、プロジェクトに頼らざるを得ない状況に、怒り、政治の責任を問う思いのほうが大きくなった」との声。ボランティアで支援できるのは、どうしても一過性であったり、一部であったりする。恒常的に支援は、制度の確立という政治の問題との強い思いの広がり。
若手の発案ではじまった食品の支援活動に取り組む中で、「支援する人、される人」ではない、主権者としての立ち上がりがひろがりつつあるのがまぶしい。
ただでさえ難しい行政手続き・・・高知県立大のQ&Aは、「自宅生の場合は」「バイト収入の大幅減少とは」「既存の制度の活用とは」など、わかりやすく、学生の立場にたって作っている、その思いが伝わる。
「学びの継続」のための『学生支援緊急給付金』 Q&A
https://www.u-kochi.ac.jp/uploaded/attachment/4989.pdf
例えば
・(任意)となっている書類は提出しなくてよいか。
A 提出していただいた方が、あなた自身の現状を把握できますので、できるだけご 提出願いますが、提出できない場合は構いません。ただし、状況を把握するため、 聞き取りを行う場合があります。
ところが高知大学では・・・ 学生をどうとらえているのか。同じ制度なのに説明では・・・
「学びの継続」のための 『学生支援緊急給付金』申請開始について 高知大学
Continue reading "学生支援給付金 高知県立大のQ&Aが学生への思いを感じる。一方、高知大は・・・。" »
文科省HPの学生支援緊急給付金の申請の「手引き」の「Q&A」・・・自宅生、家賃の負担のなき人、新入生も「対象になりうる」。「書類が揃わなくて自己申告で申請することができる」と説明している(枠がすくなすぎ、拡大が必要)。
ただし、「最終的には大学等が学生等の自己申告状況や提出書類に基づいて総合的に判断いただき、機構に推薦して下さい。」となっており、大学の対応次第という面も・・・
・学生・生徒用説明資料 ダウンロード - e5ada6e7949fe7b5a6e4bb98e98791.pdf
・大学等の事務手続き ダウンロード - 20200520_mxt_gakushi01_000007327_01.pdf
一部抜粋すると
◆大学側の事務手続き
各大学等に対し推薦枠を配分(推薦枠は2回に渡り配分。)
○ 大学等は適宜学生等に対し募集を行い、学生等から学生支援緊急給付金申請書の提出があった場合、学生支援緊急給付金の支給に係る要件に合致しているか審査を行う。
○ 大学等は配分を受けた推薦枠を踏まえて学生等の推薦リストを作成し、機構に提出する。
◆スケジュールは、5 月中旬~
・各大学等において学生等からの申請を受け付け、要件に合致する学生等の推薦リス
トを作成
・各大学等から随時、機構へ推薦リストを提出
(第 1 次締切は 6 月 19 日(金)の予定だが、学生等へ早急に支給を行うため、確実に
要件を満たす者などについては締切にとらわれず、随時、機構に推薦リストを提
出願いたい)
・機構より学生等へ学生支援緊急給付金を支給
★学生・生徒用の説明・Q&Aの部分は以下に添付
8日、民青高知県委員会が、コロナ禍で学生が極めて深刻な状況に追い詰められている。奨学金とアルバイトに支えられた日本の大学生の異常さがコロナの感染で、露呈した格好。
アンケートを見ると、10万円の特別給付、住宅確保給付金、雇用安定助成金など活用できる可能性がある。大学側は、こうした情報もふくめ、丁寧に対応すべきである。
また、教育実習や介護、リハビリの専門学校では、卒業、資格獲得に不可欠な実習ができない、という状況もある。
◆記者会見 アンケート結果報告の概要
ダウンロード - 20200508e8a898e88085e799bae8a1a8e794a8e38080e6a682e8a681.docx
◆アンケート結果 中間まとめ
◆参考資料 アルバイトが減収した例
◆参考資料 国公立大学で広がる学生支援
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