マルクス 複線的・非還元主義的な歴史理論への探求
ケヴィン・アンダーセンソン 「周縁のマルクス」の「結論」を主にしたメモ
・マルクスの著作の全体的な軌道が示すもの~ 複線的。非還元主義的な歴史理論の創造 /非西欧社会の複雑性と差異の分析 /発展ないし革命の単一的なモデルに束縛されることを拒否
*「進歩史観」の誕生の背景についてメモしたもの
ケヴィン・アンダーセンソン 「周縁のマルクス」の「結論」を主にしたメモ
・マルクスの著作の全体的な軌道が示すもの~ 複線的。非還元主義的な歴史理論の創造 /非西欧社会の複雑性と差異の分析 /発展ないし革命の単一的なモデルに束縛されることを拒否
*「進歩史観」の誕生の背景についてメモしたもの
ジェイソン・ヒッカル 資本主義の次にくる社会、リチャード・リフキン レジリエンスの時代、グレーバー、ウェングロウ 万物の黎明を読んでの感想的メモ。
はじめに
・2019年 世界の科学者たちの気候危機への警鐘」 150か国11000人超える科学者が各国政府に提言
「GDP成長と富の追求から、生態系の維持と幸福の向上にシフトすること」 /数年前には考えられなかった事態
・GDP 市場価格で測定された総生産の指標~最も裕福な1%の年収が世界のGDPのほぼ1/4
→ 人々の生活向上のために成長は必要ない。必要なのは資本蓄積でない人々の幸福のための経済のくみ直し
・脱成長 経済と生物界のバランスを取り戻すために、安全・公正・公平な方法でエネと資源の過剰消費を計画的に削減すること/ 経済を成長させないまま、貧困をなくし、人びとをわり幸福にしよい生活を保障できる
・どうやって・・・ 必要性の有無にかかわらない経済一般の成長から
成長させるべき分野 再エネ、公的医療・介護・福祉、安全と衛生に係る公共事業、環境再生型農業など
根本的に縮小する分野 化石燃料、プライベートジェット、武器、利潤追求の生産様式(計画的陳腐化、広告戦略)
・その結果 労働時間短縮しながら、富をより公平に分配し、医療・教育・住宅など公共サービスへのアクセスの確保
★際限のないGDPの拡大の追求は、もはや人類ふくめた生命の存在にとって危機的レベルに。
資本の蓄積が目的でなく、使用価値を充たす経済への転換を「脱成長」というのだと思う。
様々な論考からの独習のためのメモ
1. 搾取とはなにか
・労働者が剰余労働を行なっている ≠ 搾取されている
➡ どんな社会においてみ、生産の拡大、インフラの整備、労働できない人びとの扶養などを行なおうとすれば、剰余労働は絶対に必要である。 共産主義社会においても必要
➡問題は、どれくらい剰余労働を行なうのか、剰余生産物をどのような使途にあてるのかなどについて、労働者(正確には、共同体の構成員)がその決定を行なう場合は搾取はない / 誰か他の人びと(資本家、封建領主など)が決定し、労働者が従わねばならないとき、労働者は搾取されている。
「ゴータ 綱領批判」 (1875年)・・・ 「それ (児童労働の一般的禁止一引用者)を実施することは一 よしんばできる として反動的であろう」といったうえで「種々な年齢の段階におうじて労働時閤を厳格に規制し、またその他の児童保護の予防手段を実行しさえすれば、少年時代から生産的労働と教育を結合することは、今日の社会を変革する最も有力な手段のひとつである」
➡、マルクスの時代以後、少なくとも先進諸国では児童労働が一般的に禁止され公教育制度が歴史的に成立していっ たことを歴史的進歩として肯定的に捉える歴史認識が存在している。
が、上にみたようなマルクスの言説に即するならば、児童労働の一般的禁止を与件とした公教育の成立は「反動的」と評価されるべき事態であるはずである。/
➡ 問われるべきは、先行研究が暗黙に前提してきた児童労働の一般的禁止を歴史的進歩として肯定的に捉えて しまう歴史認識から、マルクスの言葉を解する方法論である
そのためには、資本論第一巻の仕上げの時期に開催された国際インター・ジュネーブ大会の議論、マルクスの「指示」の意味を読み解くことがカギを握る。この「指示」は、マルクスが教育について最も語ったものとして注目されてきた。
以下は、このテーマで一番納得がいった解明をしている青柳宏幸氏の論稿からのメモである。
竹内真澄d「思想から見た西と東」(本の泉社)の第一部「個体の覚醒」、特に第一章からのメモ。様々な問題意識にかみあう内容。
実は妻と竹内氏は母親が姉妹で正月とか、家族ぐるみで交流していたが、その研究内容は知らなかった。以前献本して頂いたのは文学的な内容であり、西欧近代史の研究にもとづくマルクス理解には驚愕した。これをどう批判的に学ぶか、と思案している・・・ 学びは常に、アソシエーション的でなくてはならないと思う。
待たれていた政策だと思う。 賃上げと時短をセットで提起したことである。その意義を若者の現状や「人手不足」問題の角度から論点を整理したメモ (経済24.10 特集「人手不足」を考える )
賃上げと一体に、労働時間の短縮を 働く人の自由な時間を拡大するために力を合わせましょう│労働・雇用│日本共産党の政策│日本共産党中央委員会 (jcp.or.jp) 9/20
このところ赤旗1面や3面で、オーストリア共産党の躍進について続けて取り上げられている(下記は一例)。
“音楽の都”(ザルツブルク)で大躍進 オーストリア共産党 赤旗3/13
昨日の志位議長の学生オンラインゼミの冒頭に「社会主義への関心の高まり」の例としてもとりあげられた。
これだけ重視しているので学ぶべきものがあるのだろう、とオーストリア共産党のウェブサイトを見てみた(自動翻訳ですが)
オーストリア共産党は、1990-2004年まで党内対立があったようで、1994年3月19日の第29回党大会で、「方向転換の基本原則」という文書を採択---「東ヨーロッパの崩壊は歴史の終わりを意味するものではありません。また、それは社会主義の思想そのものの失敗を示すものではなく、社会主義の特定の歴史的モデルの失敗を示すものである。この経験を批判的に評価することは、社会主義運動の再生に必要な前提条件の一つである」とし、ソ連に対する評価、共産主義の再定義、党組織の運営に関する問題についての総括し、歴史的な転換に踏み出し、その後も発展させているようだ。
注目点なのは・・・
(1)「意見の多様性と意見のオープンな討論を約束し、アプローチと視点の多様性、党内の批判の完全な自由、少数意見を尊重します」とスターリン型の党組織を総括し、個人を主体にした組織に努力していること。
規約前文には「KPÖの最も重要な資源はKPÖの枠内で政治を作りたいと思う活動家の責任である。選出されたすべての統治機関の最も重要な仕事は、これらの活動が最適に発展できるようにこの枠組みを設計することです。」と組織の在り方がしめされてる。
(2)規約の内容は、法制度のように、恣意的解釈が入るスキをなくすよう細かく規定され、相互に活動をチェック、改善できるような仕組みをつくっているのが大きな特徴
(3)党の基礎組織も、地域、専門性、テーマなどのグループや期間限定の作業部会の設置など、複数に参加し行動できるような、ネットワーク型となっている。
志位議長は、ゼミの中で「民主集中制」をとっていると説明していたが、こういう「民主集中制」もある、ということを示したかったのだろうか? 以下、いつくか注目した記述・・・
Continue reading "志位さん、「赤旗」が注目! オーストリア共産党KPO 90年代に過去を全面的に総括" »
私が党専従になって、しばらくして素敵な先輩からいろいろ教えてもらった。私もその当時の先輩の年齢になった。その財産を、思い出しまとめてみた。(わすれていることも多々あると思うが・・・)
気候正義の運動は、システムチェンジ、グローバルノースの脱成長、ミュニシパリズムの取り組みをよびかけている。コモンをとりもどす運動。格差・貧困・差別、ジェンダー、平和、生物多様性、食料・食品の安全・・・様々な運動があり、多くの研究者やアクティビストが参加し、SNSを通じ、交流・ネットワークを広げている。そうした激動的な時代の中で、日本共産党は、そうした運動の1セクターとし連帯し、学び成長しあう仲間としてある、という立ち位置感が大切に思う。
その関係で、不破哲三さんが著書「激動の世界はどこに向かうか―日中理論会談の報告 – 2009/9/1」で語っていることが、15年経った今とても重要になっていると感じる。引用したい
29回党大会が目前となっている。1つの焦点は、80年の社公合意を契機に、90年代の小選挙区制導入もあいまって、この40年低迷・後退している党勢をどう上向きに転換できる組織に成長できるかにある。
その点で、若き頃、尊敬する先輩から、人のわかり方。変わり方、日本人のものの見方・文化的特徴の話をよく聞かせてもらい、それをきっかけに、発達心理学・教育学、日本文化論、トラウマ、ジェンダー論など、最近ではケアの論理やコミュニティオーガナイジング、心理的安全性とか、気が赴くままに本を読み――人がその力を発揮できる集団の在り方をずっと問題意識として持ってきた。
一定数の組織を運営するにあたって、人のわかり方、変わり方などについて、科学的な知見、試され済みの方法、最新の到達点など、系統的に学ぶ場をつくることが必要ではないか、と事あるごとに話してきたが、この間の出来事を見るにつけいっそう強くおもうようになった。
以下の内田樹氏の「X」のポスト内容・・・・ こうした文化の中で、生きている以上、その内容は、われわれの中にも浸透している、として乗り越えていく自覚が必要だし、一方で、新しいアクティビストが次々と生まれている時代でもあり、そうした人々との共同がますます重要になる。
〇震災の話と管制官の話と教育の話。 内田樹 1/10・X
なぜ日本はこんなにダメになったのか、それは「創造」より「管理」を優先したからという「いつもの話」をしました。「何を産み出すか」より「どう管理するか」に資源を集中すれば集団はどんどん衰退する。当然のことです。
「管理する人」は基本平時モデルで動きます。ですから、非常時でも平時モードに居着いて、非常時モードに切り替えられない。非常時は、現場に自由裁量権を委譲することなしには対応できません。でも、「管理者」はそれだけは絶対にしたくない。だからシステムがフリーズしてしまう。
それに現場の人たちは日常的に「上位者の指示なしに何もしてはならない」と命じられているので「非常時には現場が自己裁量してよい」という常識が身体化していません。でも、組織の存在理由を熟知していれば「自己裁量でしたことが結果的には最適解になる」はずなんです。日本ではそれが許されない。
以下は、「指導」に関して、大切な視点・・・
【 学級におけるパワハラ的指導は「恐怖条件付け」である 帝京平成大学現代ライフ学部児童学科 講師 鈴木 邦明】
https://www.manabinoba.com/tsurezure/016120.html
【なぜ学校で体罰や指導死が起こるのか?――社会に蔓延する“ダークペダゴジー(闇の教授法)” 教育社会学・教育科学 、山本宏樹氏インタビュー】
https://synodos.jp/opinion/education/19720/
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