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マルクスの世界観 ~世界は変えられる〔メモ〕

 牧野広義・阪南大学名誉教授の論稿〔経済2018.5〕の備忘録。
  
 「物質的存在条件」と 「人類はつねに、自らが解決できる課題だけみずからに提起する」ことの意味と関係・・・など、短い論稿ゆえの明快さが魅力。 

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労働生産性(付加価値生産性)の低さ~国民の貧困化が原因

 川上則道・都留文科大学名誉教授「日本経済と労働生産性の問題」(経済2018.1)のメモ
 
 安倍政権が最重要視する「労働生産性の引き上げ」

が、 本来の使用価値の生産に関する概念=「労働の生産力」の意味である「労働生産性」を、所得を基準として「付加価値生産性」と混同させて、日本の労働者の働きの効率が悪いとする主張。その誤りを批判する論考

 「国民経済論」は、所得の生産、所得の分配、所得の支出が同一と捉えるもので、1人あたりの「粗付加価値」の国レベルで集約したものがGDP。つまりGDPが低迷している、経済成長率が低いということ。その原因は、供給側にあるのでなく、供給を制限している需要の低迷・・具体的には経済の6割を占める消費の低迷=実質賃金の低下、社会保障(間接賃金)の低下が続いていることにある。
 また、産業別の労働生産性(粗付加価値生産性)の高低についても、比較は誤りと指摘する。

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エンゲルスと「資本主義の基本矛盾」〔メモ〕

 川上則道・都留文科大名誉教授 「『空想から科学へ』と資本主義の基本矛盾」よりメモ
 八尾信光氏「エンゲルスは、『資本論』を無視して資本主義の欠陥を無政府主義ととらえた」と批判。基本矛盾に「剰余価値」が出てこない。エンゲルスの基本矛盾で「恐慌論」が説明できるか・・・という問題意識。
 こうした誤読がどうしてうまれるのか… 著者は、あまりにも自明と考えた部分を省くことがあるなど古典の難解箇所の読み方を正面からとりあげた論考。、

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「帝国主義論」の現代的意義~現代の金融資本と金融寡頭制(メモ)

 経済2017.11「帝国主義論」100年特集の中から、
石川康宏・神戸女学院大学教授、“「帝国主義論」の現代的意義を考える”、山田博文・群馬大学名誉教授
“現代の金融資本と金融寡頭制 グローバル市場支配と投資銀行の展開”からの備忘録

 現代の金融資本のグローバル支配、極度な貧困と格差の拡大・・・「帝国主義論」が指摘した「地上人口の圧倒的多数の…金融的絞殺の世界体系」(世界人民のたたかいで植民地支配は打破されたが)が、これ以上ないほどの醜悪な姿で現れてきている。同時に「帝国主義論」には、資本主義の根本矛盾を「無政府性」ととらえたエンゲルスの弱点が引き継がれていることの解明も興味深い。

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原発過酷事後と企業の社会的責任(メモ)

 野口義直・摂南大学准教授の論考(経済2016.12)の備忘録。

原発に固執する東芝の不正会計、シーメンスなど欧米企業の脱原発にふれながら、資本論の「社会基準上の摩滅」、帝国主義論の独占に固有の「停滞と腐朽への傾向」の視点から整理している。

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アベノミクス 低成長化で貫徹される大資本の利益確保と国民収奪 メモ

 山田博文・群馬大学名誉教授 前衛2016.8 「アベノミクスの本質としくみ 超金融緩和による大資本の利益と国民収奪」よりのメモ
 アベノミクスの本質は、中央銀行を支配し、超金融緩和策によって、低成長化にあったも大資本の収益確保するための国民収奪にあると解明し、「2%物価上昇」「経済成長」は、どちらも「鼻先のニンジン」…どこまで走っても届かないことがわかっていても、この「目標」を据えることで、超金融緩和政策、金融的な収奪を推し進めていくための大義名分である、と鋭く指摘する。
 マルクスの国債の本質についての先駆的解明・・「国家財政を収益源にする国家の債権者」を活かした展開となっている。

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アベノミクス2年間の「実績」~格差拡大と国民経済の停滞〔メモ〕

関野秀明・下関市立大学教授「アベノミクスの失敗と暴走 ~「資本論」第二部のバブルの理論に立ち返る」〔「経済」2015年10月〕のメモ。

 論考は①2年間の「実績」の検証 ②アベノミクス推進論者に共通する「資産バブル形成」と「成長戦略」へ暴走する論理の解明。そのバブル待望論をもっとも理論的に解明したのが資本論第二部およびその第一草稿を明らかにし ③アベノミクスの金融バブル促進策を整理したうえで、その失敗と破綻の必然性を、マルクスの「バブルの論理」に立ち返り、批判し解明。
 Data460

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マルクスの恐慌論 ~ 資本主義の矛盾について(メモ)

 不破哲三「マルクスの恐慌論を追求する(上)(下)」 前衛2014.12、2015.1号より主に(下)のスケッチメモ。
 恐慌を、資本主義の終焉の始まりととらえ、その根拠を利潤率低下の法則にもとめようとしていた時点から、「流通過程の短縮」「架空の需要」という恐慌の新しい運動論に発見により、恐慌を、資本主義特有の経済循環の一局面、その循環の中で上向的発展をしていくと資本主義の見方を大きく転換。その結果、「恐慌=革命」説をぬけだし、労働者階級の不断の運動、多数者革命の重要性を明らかにした巨大な理論的発展をもたらした。

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「資本論」を基礎に貧困・格差を考える(メモ) 

 関野秀明・下関市立大准教授、「『資本論』を基礎に貧困・格差を考える」「経済」2014.5よりメモというか最新のデータが整理して出されており、ありがたい。
 
より深い理論的内容についてか、以下の備忘録参照
【「貧困の蓄積」と半失業・非正規労働 備忘録2010/10】
 ~「なぜ資本主義は貧困を広げたか」(唐鎌直義・元専修大学教授)、「非正規労働は『自己責任』なのか ――「資本論」の産業予備軍論に立ち返り考える」(関野秀明・下関市立大学准教授)の2論文のメモ
【貧困問題と「失業する権利」 都留民子・県立広島大学教授 備忘録2011/5】
【どうしたら貧困はなくせるか ~ 貧困研究と「資本論」 唐鎌直義・元専修大学教授 備忘録】

 以下、備忘録

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日本の資本主義の現段階をどうみるか(メモ)

 友寄英隆氏の論稿「経済2014.2」の備忘録。
 アベノミクスで、円安誘導しても輸出量はふえない、貿易赤字への転落~ 戦後経済の柱であった「対米従属・輸出主導型の資本蓄積・拡大再生産方式」が、「対米従属路線とアジア外交の失敗」「多国籍企業の資本蓄積様式と国民経済の矛盾」からくる深刻な行き詰まり状態にあり、歴史的な転換期を迎えている。帰趨を決するのは労働者・国民のたたかいである。

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