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24総選挙~前回の共闘の到達点をリアルに見、大切にする

 本日の議論・・・ 私は、野田・立憲への対応は、21政策合意(たとえば、安保法制の即時廃止でなく違憲部分の廃止)、政権協力の実態(個々の政策では共闘するが、「政権を共にすることはない」と私には聞こえる)から判断し、さらに野党共闘のために今なお汗をかいてくれている旧社会党系、無党派・保守の人たちへのリスペクトを大事にした対応が重要ということで、立脚的を明確にするために前回の政策合意と「追記」を添えた資料も示し、みんなで議論した。 野党共闘への思い・努力を大切にする、その点はみんな同じだったと感じた!

 以下、政策合意とメモ

 

衆議院総選挙における野党共通政策の提言  ――命を守るために政治の転換を―― 21/09/09

 立憲民主党、日本共産党、社会民主党、れいわ新選組の党首が8日、国会内で、実現に全力を尽くすことに合意し署名した市民連合の「衆議院総選挙における野党共通政策の提言――命を守るために政治の転換を――」の全文は次のとおりです。

 新型コロナウイルスの感染の急拡大の中で、自公政権の統治能力の喪失は明らかとなっている。政策の破綻は、安倍、菅政権の9年間で情報を隠蔽(いんぺい)し、理性的な対話を拒絶してきたことの帰結である。この秋に行われる衆議院総選挙で野党協力を広げ、自公政権を倒し、新しい政治を実現することは、日本の世の中に道理と正義を回復するとともに、市民の命を守るために不可欠である。

 市民連合は、野党各党に次の諸政策を共有して戦い、下記の政策を実行する政権の実現をめざすことを求める。

 

1 憲法に基づく政治の回復

・安保法制、特定秘密保護法、共謀罪法などの法律の違憲部分を廃止しコロナ禍に乗じた憲法改悪に反対する。

・平和憲法の精神に基づき、総合的な安全保障の手段を追求し、アジアにおける平和の創出のためにあらゆる外交努力を行う。

・核兵器禁止条約の批准をめざし、まずは締約国会議へのオブザーバー参加に向け努力する。

・地元合意もなく、環境を破壊する沖縄辺野古での新基地建設を中止する。

 

2 科学的知見に基づく新型コロナウイルス対策の強化

・従来の医療費削減政策を転換し、医療・公衆衛生の整備を迅速に進める。

・医療従事者をはじめとするエッセンシャルワーカーの待遇改善を急ぐ。

・コロナ禍による倒産、失業などの打撃を受けた人や企業を救うため、万全の財政支援を行う。

 

3 格差と貧困を是正する

・最低賃金の引き上げや非正規雇用・フリーランスの処遇改善により、ワーキングプアをなくす。

・誰もが人間らしい生活を送れるよう、住宅、教育、医療、保育、介護について公的支援を拡充し、子育て世代や若者への社会的投資の充実を図る。

・所得、法人、資産の税制、および社会保険料負担を見直し、消費税減税を行い、富裕層の負担を強化するなど公平な税制を実現し、また低所得層や中間層への再分配を強化する。

 

4 地球環境を守るエネルギー転換と地域分散型経済システムへの移行

・再生可能エネルギーの拡充により、石炭火力から脱却し、原発のない脱炭素社会を追求する

・エネルギー転換を軸としたイノベーションと地域における新たな産業を育成する。

・自然災害から命とくらしを守る政治の実現。

・農林水産業への支援を強め、食料安全保障を確保する。

 

5 ジェンダー視点に基づいた自由で公平な社会の実現

・ジェンダー、人種、年齢、障がいなどによる差別を許さないために選択的夫婦別姓制度やLGBT平等法などを成立させるとともに、女性に対する性暴力根絶に向けた法整備を進める。

・ジェンダー平等をめざす視点から家族制度、雇用制度などに関する法律を見直すとともに、保育、教育、介護などの対人サービスへの公的支援を拡充する。

・政治をはじめとした意思決定の場における女性の過少代表を解消するため、議員間男女同数化(パリテ)を推進する。

 

6 権力の私物化を許さず、公平で透明な行政を実現する

・森友・加計問題、桜を見る会疑惑など、安倍、菅政権の下で起きた権力私物化の疑惑について、真相究明を行う。

・日本学術会議の会員を同会議の推薦通りに任命する。

・内閣人事局のあり方を見直し、公正な公務員人事を確立する。

 

2021年9月8日  安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合

 

上記政策を共有し、その実現に全力を尽くします。 [略・各党党首 署名]

 

★追記 「限定的閣外から協力」・・・ 「両党は共産側からの入閣や法案の事前審査は行わないことを確認」(東京新聞10/25)   ➡ 法案をつくるのは「立憲」。共産党は出てきた法案に対し、賛否や修正案などで対応。現状の野党共闘とかわらないもの。「政権合意といえるのか」(中北)などの指摘も・・

・志位・第一声「「国民の声を聞かない自民党と公明党の政権を続けるのか、野党共闘で国民の声が生きる新しい政権をつくるのか、『政権選択』の歴史的選挙です」 「日本共産党は党の歴史で初めて、多くの国民のみなさん、他の野党のみなさんと力をあわせて、政権交代を実現し、新しい政権をつくることに挑戦します」と熱く訴え

⇔ 立憲は「政権選択の選択肢として挑む」「格差の拡大・固定化から経済と暮らしをどう立て直すのかが問われる。全く変われない自民党か、成長していない原因に切り込み適正な再分配を行う立憲民主党か」と野党共闘、政権交代への言及なし

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