「よいところは継続」 桑名新市長の当初予算に賛成 日本共産党高知市議団‣声明
3月27日に閉会する3月高知市議会で、日本共産党同市議団は、桑名新市長による初の当初予算に対して賛成する立場を表明した。
昨年11月の市長選で共産党は、これまで対決選挙をしてきた岡崎市長と協定を結び、岡崎市政のもとでの改革をすすめるという選択をした。中学までの医療費無償化拡大など公約にかかげてたたかった。結果は僅差で自民党らがおす桑名市長が誕生したが、桑名氏は「結果が51対49だった。岡崎市政の継続を求める声は尊重しなければならない。行政の安定と継続性の中で、変えれるものを変えていくということであり、何かをスクラップしてガタンとやることは考えていない。岡崎さんに入れた人たちも納得できるような市政をやっていきたい。」かたり、「にじいろのまち宣言」など多様性を重視する行政や平和行政などの継続も表明した。
当初予算の骨格は岡崎市政のものであり、岡崎市政が継続していれば当然賛成していた、というのが判断のスタートラインであり、そして新市長の「よいことは継続する」と言う姿勢や施策の前進面を評価しての判断といえる。これを築いたのは、市長選ふくめた市民のたたかいの成果である。当然、今後とも是々非々の立場で対応していく、ことになる。
以下は、日本共産党高知市議団の声明
桑名新市政での最初の当初予算に対する日本共産党の態度について(声明)
2024年3月22日 日本共産党高知地区委員会日本共産党高知市議団年末の市長選挙で、6選をめざす現職の岡﨑誠也氏との一騎打ちを制し、桑名龍吾新市長誕生しました。市長選挙の得票率は51対49と拮抗する激戦となり、桑名新市長は、岡﨑市政の継続を求めた民意も尊重し「継続すべきは継続する」と述べてきました。今回の当初予算には、日本共産党が市民と共に署名運動など長年取り組んできた子どもの医療費無料制度を中学卒業まで拡充するための予算が計上されています。また、砕石が敷き詰められロープが張られたままになっているオーテピア西敷地については、カラー舗装にベンチ等を配置した誰もが利用できる広場として整備する方向も示されました。社会保障については、国民健康保険や介護保険の保険料が、初めてそろって値上げなしで据え置かれ、国の政令改正にともない一部高額所得層には負担増となるものの、低所得層には負担の軽減が提案されています。日本共産党の議会論戦によって、運営基金の活用などの点で改善が図られた結果であり歓迎するものです。これらの予算の前向きの変化は、市長選挙前の議会での日本共産党の議会論戦で方向性が確認され、岡﨑氏と民主市政の会との協議の中でも確認してきたことであり、なにより長年にわたる市民の粘り強い運動が作り出してきたものです。日本共産党は、これまでの当初予算に関して、同和関連事業について、形の上では一般行政に移行しているにもかかわらず、旧来型の特別対応が行われていることに対して是正を求めてきました。この点でも、昨年から市営住宅の入居者募集において、会派の意見も取り入れられた改善が図られてきたことは重要です。その他、子育て支援策の拡充や新設、能登半島地震を受けての耐震改修の増額、地球温暖化対策、市道・河川等の生活密着型予算の増額等、市政の前進につながる予算となっていることも評価するものです。以上のように、岡﨑市政の最終盤、市民と日本共産党の論戦で勝ち取ってきた成果が、岡﨑市政を基本的に引き継ぐとする桑名市政初の当初予算に反映されました。こうした状況のもと、日本共産党は、今回の当初予算に賛成の態度で臨むこととしました。
今後については、桑名新市長の言う、これまでの事業をスクラップし新たな事業に予算を回すとする具体的内容を是々非々で判断し、平和と市民の暮らしを守る市政へと全力を尽くす決意です。
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