「同性愛が広がれば足立区は滅びる」考 ~生命・自然の在り様への冒涜
タイトルの発言は、人権無視の暴論。そのうえで、さらにつっこんで考えてみた。
◆少子化により、すでに日本社会は「消滅」にむかっている
自公政治のもと、子そだての重い経済的負担、子育てと両立できない働かせ方、結婚も展望できない低賃金・不安定雇用である非正規労働の拡大により少子化は加速している。
生活スタイルの変化もあるだろうが、臨調行革・構造改革路線という新自由主義がもたらした現実を直視すべき
◆生物多様性の重要さ、生命への認識のうすっぺらさ
あの、はすみとしこさんが、この発言に対し、「種の保存としては、至極当然の事を言っているだけだよな」とツイートしている。
が、「種の保存」の考え方・・・ そんな薄っぺらなものか、と思う
地球は、38億年かけて、細菌・ウイルスを基盤とした生命の多様性にささえられたネットワークを築いてきた。
その地球が、今6度目の生物大絶滅期を迎えているが、 生態的地位にあった生物がなくなったときに、長期的にどんな影響があるが、人類はほとんどしらない。その問題と本質的につながる気候危機にも直面している。
人の活動により・・・・。それをどう受け止め、自らの価値観、行動に反映させるか(個人としての差はあっても)、が問われている
地球の生物・生命の多様性・・・すべては何らかの意味があって存在している、と認識すべきではないか。
ヒトは、科学技術を進歩させている、といっても、自然に対し謙虚であるべきと思う
そう考えると、生命の多様性としての性的マイノリティを排除する思想は、地球・自然の在り様への冒涜、思い上がりだと思う。
(男性をつくるY遺伝子は、複製ミスが修復されず、600年後には消滅する、とのこと。では、種の保存として、どうするのか。魚など一番強いメスがオス化する、とかいろいろある。種を保存するための、何億年単位の話である。)
◆支配の道具・・異質の排除
①ジェンダー問題とは・・・支配構造としてのジェンダー秩序
この点について、以前 “ 政治権力がいかに家族、そしてそこで多くは育まれる「男らしさ」「女らしさ」を利用しながら、国家(財界)に必要な市民を生み出そうとしているか、をより深く、私達の意識にまで目を配りながら捉える視点をもつ。
現状の政治システムを包括的に、かつより深く批判的に捉えることが可能になる ”と書いた。
この規範、秩序から外れる「生き方」は否定される ~ 支配勢力の戦略にとって「異物」だから。
②今此処と大勢順応主義
加藤周一氏は、各国の文化的特徴を比較し、日本文化の特質を、時間と空間の二軸から「今 = ここ」へのこだわりを指摘した。
「今 = ここ」は、部分が全体に先行するものの見方、普遍的な価値観、世界観をわきに置き、今居る場所への集中することであり、大勢順応主義と共同集団主義(今、此処への集中。根源的な問いを避けることでなりたつ/ただし。それは頻発する自然災害と、それでもめぐって四季による賑わい、という物理的環境がつちかった文化ではないか、と想像している)へと向かう傾向が強くなると警告した。
そのもとで、根源的な問いを突き付ける異質な存在を排除する作法として定着したのではないか。
それが支配の道具につかわれつづけているのではないか。と反省する。
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