学生の家賃支援 「医療保険の被扶養者」が壁 ~住宅確保給付金
コロナ対策で緩和された住宅確保給付金。制度設計が世帯単位を基本にしており、自宅を離れて下宿暮らしする学生には、利用に壁がある。
住民票を移し、契約者が学生(親が保証人が多い)であっても、定額給付金の10万円は来ても、「住宅確保給付金」は、医療保険において
「被扶養者」は申請ができない、というのは、学生の実態を無視している。
アルバイトができない、家賃はけずれないので、一日一食でくらしている・・・など、食品の無料提供プロジェクトの関係している娘から学生の切実な声を聴く。
この点を突破したい。また、コロナ対策で運用が柔軟化している生活保護制度が活用できないのか、とも思う。
学費半減の運動の報道はあるが、学生の生活支援について、もっと情報発信・交流が必要と思う。
「食品提供。学生に喜んでもらって最初は嬉しかったが、回を重ねるにつれて、最高学府にいる若者が食べるものに困窮し、プロジェクトに頼らざるを得ない状況に、怒り、政治の責任を問う思いのほうが大きくなった」との声。ボランティアで支援できるのは、どうしても一過性であったり、一部であったりする。恒常的に支援は、制度の確立という政治の問題との強い思いの広がり。
若手の発案ではじまった食品の支援活動に取り組む中で、「支援する人、される人」ではない、主権者としての立ち上がりがひろがりつつあるのがまぶしい。
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