黒潮町 独自に休業補償 ～ 財政力でなく姿勢の違い

黒潮町が、休業補償にふみきりました。町内の宿泊、店内飲食、観光体験の計８９事業者に休業要請し、要請に応じて休業した事業者に２０万～１００万円の交付金を支給する。期間はゴールデンウイーク（４月２５日～５月６日）を含む１カ月間。

感染者の出ていない黒潮町の先手を打った行動。最大34㍍の津波襲来に対しても、個別の避難計画など全員の命を守る防災対策・訓練を進めている姿勢と通じるものがある。

その黒潮町、何にでもつかえる財政調整的基金は、住民一人あたり10万円で、10万円を超える自治体は、34自治体中25ある。下段に表（県市町村振興課　2019年度市町村当初予算の概要より）

高知市など極めて少ない自治体は、不急の投資事業など、組み替えるべき。県もインバウンド目的の新空港ビル建設30億円、年間赤字1.5億円という計画を見直したらどうか。また飲食業など事業者9000なら、２０万円で１８億円。県の財政調整的基金でも数回実施できる。

	基金・百万	人口	一人当り・万円
高知市	1786	328,520	5,436.5
室戸市	1423	11,974	118,840.8
安芸市	2815	16,391	171,740.6
南国市	2254	46,959	47,999.3
土佐市	921	25,879	35,588.7
須崎市	1045	20,957	49,864.0
宿毛市	1876	19,472	96,343.5
土佐清水	887	12,344	71,856.8
四万十市	2689	32,970	81,559.0
香南市	3708	32,288	114,841.4
香美市	4398	36,591	120,193.5
東洋町	100	2,217	45,106.0
奈半利町	1413	3,066	460,861.1
田野町	598	2,521	237,207.5
安田町	649	2,454	264,466.2
北川村	1111	1,163	955,288.0
馬路村	304	737	412,483.0
芸西村	386	3,693	104,522.1
本山町	633	3,416	185,304.4
大豊町	1533	3,254	471,112.5
土佐町	1311	3,736	350,910.1
大川村	271	373	726,541.6
いの町	3465	21,116	164,093.6
仁淀川町	2593	4,771	543,491.9
中土佐町	3661	6,163	594,028.9
佐川町	2428	12,364	196,376.6
越知町	941	5,293	177,782.0
檮原町	1634	3,404	480,023.5
日高村	465	4,762	97,648.0
津野町	5384	5,339	1,008,428.5
四万十町	4837	15,955	303,165.2
大月町	973	4,467	217,819.6
三原村	1433	1,399	1,024,303.1
黒潮町	1065	10,312	103,277.7
県	13500	690,000	19,565.2