イラク国内で、同政府も承認も得ずに、サウジとの関係改善の相談にきたイラン高官を、殺戮。
「アメリカ政府が危険を感じた人物を抹殺する」のは「平和行為」というとんでもない主張である。
そもそも、ウソではじめたイラク戦争で多くのイラク人を殺し、反アサド勢力の支援でISを生み出した米国の責任は極めて大きい。そして政治的結果は、イスラエルが敵視するイランとロシアの中東での影響力の拡大。血迷った判断で人を殺し、世界を混乱に陥れているだけ。と捉えている。
米国のイラン敵視は、米国内のユダヤ人への態度表明(イスラエルの反イラン政策)であり、「イスラム革命」に恐怖心をもっている選挙もない独裁体制サウジ=友好国への支援のシグナルである。
イランは、親米独裁の王国を、国民が打倒し、選挙で、政権交代が行われる、という中東では先駆的な民主政治に踏み出した国である(その到達点には様々な意見があるだろうが)。
自己の大統領選のために殺人。そして軍需産業の儲け(これが本質だと思う)
人の命をなんと思っている(怒)。同時に、結果は、復讐の連鎖を生みだし、そして米国の影響力の低下をもたらすだけ。
「中東調査会」の分析はなるほど、と思う。イラン政府は、何もしないと、国民の世論を収めきれないが、もっと深謀遠慮に構えている気がする。それは中東からのアメリカの影響力の排除ではないか・・・と。
【イラン:ソレイマーニー革命防衛隊ゴドス部隊司令官殺害とその波紋 中東調査会1/6】
【イラクが米軍退去決議 イラン司令官殺害に反発 東京1/6】
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