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米の余剰トウモロコシ 日本が購入約束の250万トン…国内生産量の半分。害虫被害はデマ

 余剰となった飼料用トウモロコシ250万トン。輸入量の3ヶ月分(2018年実績 1082万3894トン、2504億8810万円 )であり、国内収量の半分に匹敵する膨大な量(国内の飼料用トウモロコシの収量は、年間450 - 500万t。)

 「国内で新たに見つかった害虫」を理由にしているが、見つかったツマジロクサヨトウは南米や北米の熱帯地域が原産のガ。見つかった九州地方の収穫量は60万トン台 (2012年 全国482.6万  1位北海道267万と半分以上を占め、東日本が中心。九州勢は2位・宮崎27.9万、5位・熊本19.9万、9位・鹿児島12.6万,12位・大分4.2万 65万トン弱、13%) 。すでに駆除にとりくみ、本格的な被害とはなっていない。仮に、この地域収量が半分におちても30万トンだけ。

 米中貿易戦争をしかけた結果余ったトウモロコシを押し付けられただけ。その額600億円程。「害虫」はごまかし

なお、Jennifer Jacobs (ブルームバーク 上級政治リポーター) ツイートが会談の模様を紹介していて、おもしろい・

 【中国が輸入しない米のトウモロコシ 日本が買います NHK8/26

【病害虫「ツマジロクサヨトウ」九州6県で発生を確認 農林水産省 農業新聞7.18】 

  • Jennifer Jacobs (ブルームバーク 上級政治リポーター) ツイート

「安倍首相はトランプ大統領の『安倍首相が全ての(余剰)トウモロコシを買う』との言葉を慎重に訂正:『政府が買うのではなく、民間セクターが買う。』それを受けてトランプ大統領は安倍首相の言葉に対し、『日本の民間セクターは日本政府の言うことを聞く。米国とは違う。』

 足元を見られている

 

【中国が輸入しない米のトウモロコシ 日本が買います 8/26

 今回の日米首脳会談を受け、日本がアメリカ産のトウモロコシを追加で輸入することになりました。国内で害虫の被害が確認されたため、日本企業が輸入を前倒しするということです。

 これは安倍総理大臣とトランプ大統領が共同の記者発表で明らかにしたものです。

政府関係者によりますと、追加で輸入するのは飼料用のトウモロコシおよそ250万トンで、年間の輸入量の3か月分にあたる規模だということです。

国内で新たな害虫が確認され、今後供給に不安が生じることも懸念されるため、トウモロコシの輸入の90%以上を占めるアメリカから、日本の企業が9月から輸入を前倒しすることになるとしています。

記者会見でトランプ大統領は米中の貿易摩擦の影響でアメリカから農作物の輸出が減少していることを踏まえ、「中国は約束したことを実行しないため、アメリカのいろんな地域でトウモロコシが余っている。安倍総理が購入してくれるのはとても大きな取り引きだ」と述べました。

トウモロコシの追加輸入は来月の署名を目指す日米の貿易交渉とは別の扱いで、日本政府としては害虫対策のための民間の措置だとしていますが、トランプ大統領が重視するアメリカの農家対策にもつながる側面があると判断したものと見られます。

 

【病害虫「ツマジロクサヨトウ」九州6県で発生を確認 農林水産省 農業新聞2019.07.18】 

  イネやトウモロコシに寄生する病害虫のガ、ツマジロクサヨトウの幼虫が73日、国内では初めて鹿児島県で見つかったのを皮切りに、12日時点で長崎、熊本、大分、宮崎、沖縄の5県でも見つかり、630自治体に広がっていることが確認された。今後、さらに発生が広がる可能性もあり、農林水産省と各県などは、農薬散布による防除などを呼び掛けている。

 ◆飼料用トウモロコシで被害 

 ツマジロクサヨトウの幼虫 各県の発生状況は、熊本県で8日に県北の飼料用トウモロコシほ場でツマジロクサヨトウの幼虫(写真)による食害を確認。宮崎県は、7月上旬から中旬にかけて都城市や小林市など5市町の飼料用とうもろこしのほ場でツマジロクサヨトウ類の幼虫による食害を確認した。

 また、長崎県では、9日から12日にかけて行った県内のツマジロクサヨトウの緊急発生調査で、飼料用トウモロコシのほ場で幼虫と成虫の寄生を確認。大分県は12日、豊後大野市の飼料用トウモロコシのほ場で確認した。また、沖縄県は11日に本島北部の飼料用トウモロコシのほ場で同害虫による食害が認められた。

 ◆飼料用トウモロコシの食害状況

 ツマジロクサヨトウの幼虫はいずれも飼料用トウモロコシで確認されたが、農水省や県が挙げる寄生植物は、アブラナ科(カブ等)、イネ科(イネ、トウモロコシ、サトウキビ等)、ウリ科(キュウリ等)、キク科、ナス科(トマト、ナス等)、ナデシコ科、ヒルガオ科(サツマイモ等)、マメ科(ダイズ等)など広範囲に及ぶ。

  被害としては、幼虫が植物の茎、葉、花ならびに果実を食害し、若齢幼虫は葉を裏側から集団で加害し、成長すると加害しながら分散するという。

 ツマジロクサヨトウの形態は、終齢幼虫は体長約40ミリ。卵は寄主植物に塊状に産み付けられ、メスの体毛で覆われる。成虫は開張約37ミリで、雌雄で外観が大きく異なり、オスのみ前翅中央部に黄色い斜めの斑紋を持つ。

 農水省や県が作成した主要な作物ごとの薬剤防除に使える農薬一覧には、飼料用とうもろこし、未成熟とうもろこし、とうもろこし(子実)、サトウキビ、水稲、稲(箱育苗)、さつまいもについてそれぞれ防除に使える農薬と使用法法などを紹介している。

  ツマジロクサヨトウは南米や北米の熱帯地域が原産のガで、アフリカやアジアで急速にまん延。幼虫が農作物の葉や茎、花、果実を食い荒らし、アフリカではトウモロコシ生産が大きな打撃を受けたという。

 同省では早期発見が重要であることから、疑わしい虫を見つけた場合は、都道府県病害虫防除所または植物防疫所へ連絡を呼びかけている。

 

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