増税するなら富裕層に~キャピタルゲイン課税引上げ提唱 ビル・ゲイツ氏
「赤字穴埋めのためにいずれ増税する場合は、富裕層が今よりはるかに高い税金を支払うのが適切」と指摘し、
キャピタルゲインと一般の所得を同じ税率で課税すれば税額も課税の複雑さもないと提唱している。
日本でも、所得1億円を境に、負担率が減少するのは、証券優遇税制(アメリカよりひどい)による。
しかし、今回のゲイツ氏、その前のバフット氏といい「増税するなら富裕層に」と、当事者から声がでるのは、民主主義の奥深さ、または、キリスト教文化を背景にしているのかは、わからないが、 月旅行とか、1億円還元がニュースになる日本では聞かない声である。
【ゲイツ氏、キャピタルゲイン課税の引き上げが最善策-財政赤字解消で ブルームバーグ2/18】
【ゲイツ氏、キャピタルゲイン課税の引き上げが最善策-財政赤字解消で ブルームバーグ2/18】 米マイクロソフトの共同創業者で世界2位の富豪のビル・ゲイツ氏は、米国の多額の財政赤字を懸念し、赤字穴埋めのためにいずれ増税する場合は、富裕層が今よりはるかに高い税金を支払うのが適切だと指摘した。ゲイツ氏は17日放送のCNNのインタビューで、「国内総生産(GDP)の約20%しか徴税せずに24%近くを支出している。経済より速いペースで赤字を増加させることはできない」と述べた。
1970年代の大部分のように、最も裕福な層に対する最高限界税率を再び70%に引き上げる案が最近浮上していることについてゲイツ氏は、そうしたアプローチが実際には奏功しないと指摘。「税率が高かった時期でも、納税を先延ばしできる方法があるため実際の徴税は40%を超えることはなかった」と語った。
同氏は「このように追加で徴税するなら、累進的に進めて富裕層の上位1%や20%から徴収する部分をさらに高めたいだろう。大きな財産を狙うのが目標なら、20%といったはるかに低い税率のキャピタルゲイン課税を引き上げる必要がある」とコメント。キャピタルゲインと一般の所得を同じ税率で課税すれば複雑さの多くが取り除かれると付け加えた。
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