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辺野古新基地、沖縄高専が危険空間内に。事前に説明なく着工

「沖縄高専の校舎が、辺野古新基地の周辺に設定される建造物高さ制限を超えていることが分かった。米軍基準で危険とされる空間に、もともとあった高専が取り込まれることになるが、沖縄防衛局は高専側に説明しないまま着工した。」というひどいもの。
 また、「学校上空の飛行は避けてほしい」との切実な声も無視した在日米軍。普天間第二小学校では、米軍機接近で、2月13日から3学期修了の3月23日までの期間の児童が登校した28日間に、避難が計216回。1日最多は23回。これもひどい。
【辺野古新基地周辺、高さ制限超過 沖縄高専が危険空間内に 沖縄タイムス4/9】
「授業の邪魔」 普天間第二小、米軍機接近で避難216回  沖縄タイムス 2018.04.07

【辺野古新基地周辺、高さ制限超過 沖縄高専が危険空間内に 沖縄タイムス4/9】

◆防衛局、説明せず着工

 沖縄県名護市辺野古の国立沖縄工業高等専門学校(沖縄高専)の校舎が、辺野古新基地の周辺に設定される建造物高さ制限を超えていることが分かった。米軍基準で危険とされる空間に、もともとあった高専が取り込まれることになるが、沖縄防衛局は高専側に説明しないまま着工した。本紙取材に対し、防衛局、在沖米海兵隊ともに事実関係の確認を避けた。(北部報道部・阿部岳)

 飛行場周辺には建造物の高さの上限となる「制限表面」という面が複数設定され、空間を区切っている。航空機が安全に離着陸するため、制限表面より上は障害物がない状態にしている。

 米国防総省策定の基準によると、8種類ある制限表面のうち「水平表面」は滑走路の周囲2286メートル。高さは辺野古新基地の場合、標高約55メートルになる。

 沖縄高専は高台にあり、最も高い校舎「創造・実践棟」は標高約70メートル。815人の学生のうち552人が暮らす学生寮も約59メートルあり、主要な建物は全て水平表面の上に出てしまう。
 高専によると、工事が始まっている現時点でも防衛局からの説明はない。高専の担当者は「学校が後からできたわけではないので対応のしようがない。校長が3月、他の大学長と連名で発表したように、学校周辺での米軍機飛行中止を求めていく」と述べた。

 防衛局は米軍基準に基づいて新基地を設計しており、内容を把握している。高専の高さ制限超過について尋ねる本紙取材に、「米側や関係機関とさまざまな協議や調整をしているが、相手方もあることから具体的な答えは差し控える」とコメントしなかった。
 在沖米海兵隊報道部も「全ての事項について日本政府と緊密に連携している」とだけ答えた。

「安全確保に疑問」航空評論家・青木謙知氏の話
 米軍普天間飛行場の危険性を除去するために造る新しい飛行場で、なぜ学校の建物が制限表面に抵触するようなことが起きるのか。事前の調査を尽くしたのか。安全を確保できるのか疑問だ。
 このまま建設計画が変わらないとすれば、学校上空を通らないように離着陸経路を設定するくらいしか方法がない。それも米軍が守る保障はなく、軍事上必要な飛行と言われれば日本政府も反論できない。

 制限表面の上に出る建造物を例外的に認めることは福岡空港でもあった。ただ、これはあくまで例外で、しかも飛行場が先にある。辺野古は後から飛行場ができるのに例外を作るというのはおかしな話で、根本的な解決にはならない。

【ことば】米軍の飛行場設置基準
 滑走路や管制塔の仕様について、米国防総省の統一施設基準書「飛行場・ヘリポートの計画と設計」(UFC3-260-01)=2008年11月更新=が詳細に定める。建造物の高さ上限となる制限表面は8種類。このうち水平表面は、滑走路から2286メートル(7500フィート)の範囲に設定される。

「授業の邪魔」 普天間第二小、米軍機接近で避難216回  沖縄タイムス 2018.04.07

 「授業を邪魔されたくない」「校庭で遊ぶのが嫌になる」-。昨年12月に米軍普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリから窓が落下した宜野湾市の普天間第二小学校(桃原修校長)で行われた米軍機接近による児童の避難。運動場の使用を全面再開した2月13日から3学期修了の3月23日までの期間の児童が登校した28日間に、避難が計216回あったことが同小と沖縄防衛局のまとめで分かった。今月赴任した桃原校長は「覚悟はしていたが予想以上」と同小の置かれた現状に驚く。児童からも困惑した声が相次いだ。

◆1日の最多は23回
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 運動場での避難は体育の授業中や休み時間、放課後活動中などに行われた。防衛局が配置する監視員の指示の下、ピロティや中庭などへ移動する。避難訓練で算出した各避難場所への平均移動時間は約30秒~1分間。避難解除後に授業を再開するには倍以上の時間がかかっている。

 1日の最多避難回数は23回。20回を超える日は2度あった。避難がなかったのは卒業式や修了式など児童が運動場に出る機会のない日と、米軍の休日だった4日間のみだった。

 ある男子児童は「授業を米軍機に邪魔されてめっちゃむかつく」と口をとがらせる。女子児童は「休憩時間も遊びが中断しておもしろくない。避難がめんどくさくて、外で遊ぶ数が減った」と話した。

 桃原校長は45分間の授業で5回の避難があった報告もあるといい、「2、3回の避難で、授業は成り立たなくなる」と訴える。「早く授業に差し支えのない日常を取り戻したい。だが、現状での避難は必要」と葛藤を抱える。新学期の状況を見て、保護者や宜野湾市教育委員会と今後の対応を検討するという。

 市教委の担当者は「正常な環境に戻せるよう対応していきたい」と話した。


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