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シリア攻撃 「国連決議なく軍事介入は国際法違反」「」 日本共産党 志位和夫

 米英仏によるシリア攻撃に対し、志位和夫委員長は記者団に、「化学兵器の使用は誰がやったとしても絶対に許されない非人道的な犯罪行為だ。ただ誰による犯行なのか国際社会が突き止めておらず、軍事行動の権限を加盟国に委ねる国連安保理による決議もない中で軍事的な介入をするのは国際法違反で、強く抗議する」と述べ、そして、証拠もなしに「支持」を表明した安倍政権を「対米追従的な姿勢」と批判した。
 また、声明では「シリア現地では14日にも、化学兵器禁止条約の実施機関である化学兵器禁止機関(OPCW)が調査を開始する予定だった」ことも指摘している。
 「おれはオバマと違うぞ」というアピールのために、混乱を拡大させるのはやめるべき。

【米英仏によるシリアへの軍事攻撃に厳しく抗議する】
【「国連決議なく軍事介入は国際法違反」共産 志位委員長 NHK4/14】

【米英仏によるシリアへの軍事攻撃に厳しく抗議する】

2018年4月14日  日本共産党幹部会委員長  志位和夫

一、米トランプ政権は、13日(日本時間14日午前)、シリア政府側が化学兵器を使用したと断定し、英仏とともに、シリアへの軍事攻撃を行った。
 化学兵器の使用は誰によるものであれ、人道と国際法に反する残虐行為であり絶対に許されない。シリア現地では14日にも、化学兵器禁止条約の実施機関である化学兵器禁止機関(OPCW)が調査を開始する予定だった。
 国際社会による事実の確認もなく、国連の授権もないまま、米英仏が一方的に軍事攻撃を開始したことは、国連憲章と国際法をふみにじる行為であり、厳しく抗議する。

一、米国は、昨年4月にも、化学兵器使用を理由にシリアを攻撃しているが、軍事攻撃では問題解決にならないばかりか、シリアと中東の情勢をいっそう悪化させることにしかならないことは、事実が証明している。
 国際社会が協力して、化学兵器使用の真相をつきとめ、化学兵器を全廃させ、シリアに関する国連安保理決議が提起しているように政治対話による内戦解決にむけた外交努力を強めることを求める。


【「国連決議なく軍事介入は国際法違反」共産 志位委員長 NHK4/14】

 共産党の志位委員長は記者団に対し「化学兵器の使用は誰がやったとしても絶対に許されない非人道的な犯罪行為だ。ただ誰による犯行なのか国際社会が突き止めておらず、軍事行動の権限を加盟国に委ねる国連安保理による決議もない中で軍事的な介入をするのは国際法違反で、強く抗議する」と述べました。

 そのうえで志位氏は、安倍総理大臣がアメリカなどの決意を日本政府として支持すると表明したことについて

 「安倍政権はシリア政府が化学兵器を使用した証拠を持っていないと思う。証拠を持たずに支持するのは対米追従的な姿勢というほかない」と批判しました。


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