My Photo

« 京都大学 軍事研究行わない基本方針発表 「人類の幸福脅かす」 | Main | NHK!不当な権力擦り寄りが内部告発で判明  共産・山下議員追及 »

下着の色を指定するブラック校則 文科相は「大変驚いている」~是正へ重要答弁引き出す

 下着の色を指定しチェックする、生まれつきの茶髪を黒に染めさせる・・ブラック拘束について、吉良よし子参院議員が追及。
 文科相は、下着の色指定に「大変驚いてる」と答弁。校則は社会情勢にあわせ、積極的に見直すべきもので、「児童生徒や保護者が何らかの形で参加した上で決定するのが望ましい」と明言。また、指導にあたっては「「児童生徒の自尊感情の低下を招かないようにすることが大事」と答弁。
当たり前の話ではあるが大きな力となる答弁である。
 さっそく中高生向きのビラにして届けようか、と思う。18歳選挙権で若者の意識は大きく変化しているし、国際化が進んでいる。「おかしいことをおかしいと感じ、発言できる」体験が大事。

【「ブラック校則」は人権侵害 理不尽な指導の背景に文科省通知あり 参院委で吉良氏 「撤回を」赤旗3/30】
【下着の色を指定するブラック校則、国会で話題に 林文科相は「大変驚いている」 3/29】

【「ブラック校則」は人権侵害 理不尽な指導の背景に文科省通知あり 参院委で吉良氏 「撤回を」赤旗3/30】

 日本共産党の吉良よし子議員は29日の参院文教科学委員会で、生徒の心身を傷つける「ブラック校則」の実態を告発するとともに、厳罰で処する生徒指導(ゼロ・トレランス=寛容度ゼロ=方式)の撤回を求めました。

 吉良氏は、「ブラック校則をなくそう!プロジェクト」が行った実態調査に基づき、「社会通念に照らし合理的でない校則は見直すべきだ」と求めました。林芳正文科相は「校則は絶えず積極的に見直すべき」だと述べた上で「児童生徒が何らかの形で参加した上で決定するのが望ましい」と答弁しました。

 調査では「下着の色が決められている」校則もありました。「服装検査のときは別室でブラウスの前を開けてスカートをめくって女性教師がチェック」し、男性教師が確認や指導した例もあります。吉良氏は「セクハラ、パワハラ、人権侵害ではないか」と強く批判し、林文科相も「自尊感情の低下を招き、児童生徒を精神的に追い詰めかねない」と懸念を示しました。

 吉良氏は、この10年で理不尽な指導が増えていると指摘。その背景に2006年の「児童生徒の規範意識の醸成に向けた生徒指導の充実について」とする、違反行為に罰則を厳格適用する「ゼロ・トレランス方式」に基づいた生徒指導を求める通知があると告発しました。

 通知を受けて「別室指導」「特別指導」等の罰則が細かく決められたのは広島県福山市です。吉良氏は、指導から逃げた女子生徒が教員の手を振り払っただけで「対教師暴力」だと警察に逮捕された事例を紹介。「子どもと教師の関係が崩され、学ぶ権利まで奪われている。(ゼロ・トレランス方式を推奨する)通知は撤回するしかない」と強く求めました。


【下着の色を指定するブラック校則、国会で話題に 林文科相は「大変驚いている」 3/29】

「児童生徒や保護者が何らかの形で参加した上で決定するのが望ましい」と明言した。
瀬谷健介 BuzzFeed News Reporter, Japan


行き過ぎた校則(ルール)の見直しを求める動きが全国的に強まるなか、林芳正文科相が3月29日、校則の見直しには「児童生徒や保護者が何らかの形で参加した上で決定するのが望ましい」と明言した。

参議院の文教科学委員会で、日本共産党の吉良佳子議員の質問に答弁した。

吉良氏は質疑で、文科省が発行した生徒指導の基本書「生徒指導提要」にある項目「校則の見直し」を取り上げ、「絶えず積極的に見直さなければならない」との表記が間違っていないかどうかを尋ねた。

学校を取り巻く社会環境や児童生徒の状況は変化するため、校則の内容は、児童生徒の実情、保護者の考え方、地域の状況、社会の常識、時代の進展などを踏まえたものになっているか、絶えず積極的に見直さなければなりません。

林氏はこの項目を復唱する形で、間違っていないと確認したうえで、見直しについて次のように語った。
「最終的には校長の権限により適切に判断されるべき事柄でありますが、児童生徒が話し合う機会を設けたり、保護者の意見を徴収するなど、児童生徒や保護者が何らかの形で参加した上で決定するのが望ましいと考えています」
生徒指導提要では「望ましい」とは記されておらず、一歩踏み込んだかたちの発言となった。

◆「児童生徒の自尊感情の低下を招かないように」
一方で、生徒らが校則を変えてほしいと提案しても、教員に取り合ってもらえなかった事例があるとの吉良氏の指摘に対し、林氏は「校則の提案があったときに、児童生徒の自尊感情の低下を招かないようにするのは大事なことだ」と返した。
林氏は、指導にあたって体罰や不適切な言動が許されないのは当然だと強調。児童生徒の特性や発達の段階を十分に考慮せずに厳しい指導をすれば、「自尊感情の低下を招き、精神的に追い詰めかねない」と危惧した。

吉良氏は、下着の色が定められている学校の例を挙げ、「セクハラであり、パワハラであり、人権侵害だ」と訴えた。

林氏は「大変驚いている」とする一方で、「どういう理由で、どういうプロセスでしたのかわからないので、一概に申し上げるのは差し控えたい」と避け、今後の方針についてはこう語った。

「生徒指導にあたっては、生徒の持つ特徴や傾向をよく理解し、個々の児童生徒の特性や発達の段階に応じた指導を行う必要があると思っております。引き続きこの点については周知徹底して参りたいと思います」

行き過ぎた校則を巡っては、2017年秋に、生まれつき茶色い髪の毛を持つ女子生徒が裁判を起こしたのを皮切りに、注目が集まった。

その後、有志団体「“ブラック校則“をなくそう!プロジェクト」が発足。実態調査や署名活動などを続けている。
プロジェクトは、ブラック校則を「一般社会から見れば明らかにおかしい校則や生徒心得、学校独自のルールなどの総称」だと定義し、頭髪指導に関わらず、行き過ぎた内容の校則を社会全体で見直そうと訴えている。
活動の趣旨に賛同する約3万人の署名とともに林氏に提出する方針だ。

吉良氏がこの動きを取り上げ、「ブラック校則を見直すことを強く訴えたい」と述べると、林氏は、そうした動きは報道などで知っている、と答えた。

« 京都大学 軍事研究行わない基本方針発表 「人類の幸福脅かす」 | Main | NHK!不当な権力擦り寄りが内部告発で判明  共産・山下議員追及 »

教育・子育て」カテゴリの記事

Comments

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

« 京都大学 軍事研究行わない基本方針発表 「人類の幸福脅かす」 | Main | NHK!不当な権力擦り寄りが内部告発で判明  共産・山下議員追及 »

September 2024
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ