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農産品輸出額が過去最高~が、輸入増は輸出増の15倍 「攻め込まれ農業」

・17年度の農林水産物・食品の輸出額は8,073億円、前年比7.6%(約570億円)増、5年連続で増
・農産品輸出額4968億円(前年比37億円増)だが、輸入額6兆4500憶円。輸出増の15倍、約600億円増
・ポープの牛肉も、192億円と56億円増。が輸入も350憶円と61億円増。
・農産品貿易赤字 5兆3700億円→6兆円と、史上最高レベルに
→ 「攻めの農業」どころか「攻め込まれの農業」というのが実態。これでTPP、日欧EPA・・地方が崩壊するのは必至。
【農産品輸出額が過去最高 輸入額も最高レベル 「攻めの農業」の限界を知れ 農業情報研究所2/10】

【農産品輸出額が過去最高 輸入額も最高レベル 「攻めの農業」の限界を知れ 2/10】

農林水産省が9日、平成29年の我が国の農林水産物・食品の輸出額は8,073億円、前年比7.6%増加し、5年連続で増加したと発表した。
 http://www.maff.go.jp/j/press/shokusan/kaigai/180209.html
 「日本食人気を背景に牛肉や加工食品などが好調だった」(17年 農林水産物輸出額 5年連続上げ8073億円 米、牛肉、緑茶が好調 19年1兆円遠く 日本農業新聞 18.2.10)。

安倍政権の言う「攻めの農業」政策が功を奏しているということだろうか。 しかし、ちょっと待て。上記農業新聞の記事も、「伸び幅は十分とは言えず、このままでは「19年に1兆円」という政府目標の達成は難しい状況だ」と言う。

 それ以上に問題なのは、17年の農産品輸出額4968億円と前年を37億円上回ったものの、輸入額(6兆4500憶円)はその15倍、およそ600億円も増加していることだ。農産品貿易赤字は5兆3700億円から6兆円に増大、史上最高レベルに達している(下図)。これは国産農産品市場の大幅の縮小を意味する。輸出を上回る輸増大があるかぎり、「攻めの農業」も一向に「農業の成長産業化」に役立たない。
2018210

「攻めの農業」のホープとされる牛肉の輸出額は台湾の輸入解禁などが後押しし、136億円から192億円に41%も増えた。しかし、牛肉輸入も289億円から350憶円に60億円近く増えた。国産牛肉市場も拡大どころか縮小している。これが「攻めの農業」の実態だ。
政府も「攻めの農業」の御旗を降ろすべきときだ。TPPや日欧EPAなど論外だ。

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