西敷地・公募 実質1件のみ
最終的に2件しか公募がなく、1件は、点数が足らず「合格ライン」に届かなかった。ということで、実質1件のみ。多様な提案から選択されることもなく、競争性はまったくない。
ここで落ちた1件とは・・・県内企業と高知大のコラボの案か?・・・・地域協働学部の1部移転は、学生の教育環境や予算面も含めてまったく学内合意は存在しないことが明らかになった。そんな画塀を選択できるはずもない。そして、残った1案は県外大手か?
あれだけだんまりを決め込んでいた地元紙がいきなり「社説」を掲載したのも・・・それを裏付けている気がするが・・・
【高知市の西敷地 情報公開で不安を拭え 社説1/16】
市長の記者会見でも、提案内容も委員も「非公開」で進めていることに、質問が集中したとのこと。しかし、今後、最終優先交渉者と、資金調達はじめ実現性などでツメをするとして、3月議会の提案説明には間に合わず、委員会に報告をしたいが、それもわからない、とスケジュールは不透明。
CCRCというが、行政が土地を提供しなくても、空き地が拡大し、各地で民間がどんどんマンションを建設している。しかも市が県外大手に土地を貸して、わざわざお金を県外に流出させることに意味があるのか、という批判もでるだろう。
それに別のことも考えられる。
旧陸軍44連隊の戦争遺跡・・・県の文化財保護第一審議会で、価値がみとめられた。土地は、財務局は無償貸与もありえると述べている。
戦争遺跡については、文化庁は95年、原爆ドーム(広島市)の世界文化遺産への登録に先立ち、「史跡名勝天然記念物指定基準」を改定し、史跡指定の対象を第2次世界大戦終結までに広げている。03年には、近代遺跡(軍事に関する遺跡)地域別詳細調査」に着手している。
保存へむけた環境が整備されたといえる。
県が土地とともに購入(4億円)した場合、高知大の地域協働学部とコラボした二段階移住の拠点を、この土地の一角を利用してやる方向もありえるわけで、西敷地の構想は不要になる。
市がどうしてCCRC施設をつくりたいなら南別館の跡地を貸し出せばよい。ここなら中活計画地域にも入っている。
オーテピアのボリューム感を実際に目の当たりして、「西敷地」を「広場で残す」意義を実感した住民は多いはず。
浦戸「道の駅」、仁井田産業団地と、無理筋の計画が次々破たんしているが・・・「西敷地」も、まだまだ波乱がありそうに感じる。
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