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民間船と衝突するイージス艦の「ミサイル防衛」能力とは?

 フィッツジェラルドの事故では7名、ジョン・S・マケインでは10名と、若い命が犠牲になった。いたましい限り。前者は艦長以下の怠慢として処罰された。
 イージス艦は、ミサイル防衛の核となる存在のはず。秒速3-7キロで落ちてくる弾頭を迎撃するシステムと報道されているが〔そもそも不可能、資源と金の無駄という指摘も少なくない〕・・・コンテナ船やタンカーとの衝突も回避できないのに、超難しい弾道ミサイルの迎撃は「大丈夫」と信じるのは、あまりにもお人よし。
 外交的解決しかない。ミサイル防衛への巨費の投入は、軍需産業とそれに群がる政治家の利権でしかない。
【衝突イージス艦で複数の遺体=28日まで運用停止―米太平洋艦隊8/22】

【衝突イージス艦で複数の遺体=28日まで運用停止―米太平洋艦隊8/22】

 【ワシントン時事】シンガポール沖で米第7艦隊所属のイージス駆逐艦「ジョン・S・マケイン」が石油タンカーと衝突した事故で、米太平洋艦隊のスウィフト司令官は22日、艦内で複数の遺体が見つかったと明らかにした。

 米軍は遺体の身元確認を進めるとともに、引き続き行方不明者の捜索を続ける。

 今年に入って第7艦隊所属艦による事故で死者が出たのは、6月に静岡県・伊豆半島沖でコンテナ船と衝突したイージス駆逐艦「フィッツジェラルド」に続き2度目。米海軍は事故原因を徹底的に究明する方針を示したが、厳しい批判にさらされそうだ。

 スウィフト司令官はジョン・S・マケインが係留されているシンガポールで記者団に対し、米軍の潜水チームが艦内の浸水した区画で複数の遺体を発見したと述べた。衝突現場付近の洋上を捜索していたマレーシア軍も乗組員1人とみられる遺体を見つけたという。

 司令官は海軍艦船の相次ぐ衝突事故を「個別のものとして見ることはできない」と強調。28日まで艦隊の運用を停止した上で、「これらの事故に共通する根本的原因を調査し、改善策を実施する」と表明した。

 また、これらの事故で米艦船が意図的に衝突されたり、サイバー攻撃を受けたりした可能性については「そのことを示す証拠は見つかっていないが、全ての可能性を視野に調査する」と語った。 

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