避難所となる公立学校施設の防災機能調査 高知県の状況
「避難所となる公立学校施設の防災機能に関する調査の結果」が発表された。全体は
・学校施設利用計画の策定状況 39.7%
・防災機能の保有率
備蓄:72.0% 飲料水:66.4% 電力:53.4% 通信:77.2% 断水時のトイレ:49.5%
高知県は、備蓄:69.8% 飲料水:65.9% 電力:55.6% 通信:74.9% 断水時のトイレ:30.2%
となっている。高校、特別支援学校は整備率は高いが、過疎化から統廃合が迫られる小中学校もその部分での整備率が低い。そうしたところでも必要最低限の対応はどうするのか・・・二本立ての方針で、独自の整備指標をもたなくてはならない、と思う。下段に全国状況と高知県の比較
【避難所となる公立学校施設の防災機能に関する調査の結果について 文科省8/29】
http://www.mext.go.jp/a_menu/shisetu/bousai/__icsFiles/afieldfile/2017/08/29/1394437_1.pdf
備蓄倉庫等を保有する学校数と割合
小中 高校 特別 計
高知県 65.9 100.0 100.0 69.8
合 計 74.0 53.4 63.0 72.0
耐震性貯水槽等を保有する学校数と割合
高知県 61.4 100.0 100.0 65.9
合 計 67.6 54.3 63.6 66.4
自家発電設備等を保有する学校数と割合
高知県 49.5 100.0 100.0 55.3
合 計 53.1 52.8 74.7 53.4
通信設備を保有する学校数と割合
高知県 75.4 74.2 57.1 74.9
合 計 78.8 62.8 65.6 77.2
マンホールトイレ等を保有する学校数と割合
高知県 21.8 96.8 85.7 30.2
合 計 51.3 32.1 42.6 49.5
スロープ等による屋内運動場の段差解消
高知県 63.1 67.7 100.0 64.5
合 計 62.0 56.8 83.2 61.9
屋内運動場における多目的トイレの設置
高知県 36.9 64.5 85.7 41.1
合 計 33.5 35.8 59.7 34.1
スロープ等による校舎の段差解消
高知県 63.5 72.7 100.0 65.5
合 計 63.8 72.5 90.5 64.6
校舎における多目的トイレの設置
高知県 63.0 90.9 83.3 66.4
合 計 59.7 77.5 90.5 61.0
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