高知南中学校への給食提供 県教委の差別を指弾/県議会
高知市は、来年秋の中学校給食の実施にむけて準備をすすめている。その中で、中高一貫の県立の中学校への給食提供について、高知国際中学校への提供依頼が、県教委から高知市にあった。
高知国際中学・高校は、高知西高校と、中高一貫の高知南との統合によって生まれる学校で、場所は高知西高校のもとに整備される。
そこへの給食提供依頼は、当然し思う。だが、統合(実質廃止)される南中高は、募集停止は2021年、統合完了は2023年となっており、まだ5年間も生徒がいるにもかかわらず、県教委は、給食提供を高知市に以来していなかった。
当初、県教委は、県議への説明で「南中高からの要望がない」と言っていたが、6月県議会の委員会に提出された資料では、その文言はこっそり削除していた。
苦し紛れの物理的に困難と市が言っているという説明も、市議会の常任委員会で、共産党市議の質問に、「県教委から要望がなかった」と市の責任に転嫁させる県教委の説明に反発が生まれている。
このことが県議会常任委員会で問題となり、共産党だけでなく、公明党、県民の会の議員も主張し、委員会として教育長に、高知市に対し、南中学へ給食提供を依頼せよ、という内容が決定された。
受け入れには、中学校の部分的な改修工事が必要となるが、5年間我慢してもらったら、その費用をケチることができるという極めて非教育的な判断を、県教委がしていた、ということ。
それを知事も容認したのか、県教委の報告にだまされたふりをしたのか、本当にだまされたのか・・・
きちんと説明すべきである。
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