西敷地 市民の声を無視、排除~最低最悪の高知市長
市民アンケートをそれをもとにし、市が設置した検討委員会の報告=「広場」の声を無視して、検討委員会には提示していなかった「マンション建設もあり」の条件で、民間からの提案を募集。
その要件を議決事項でなく報告ですませ、選定委員も選定経過も、契約がおわってから「公表」という、「市民の心を心とする」高知市市政史上最悪の市民無視、市民排除(議会排除)。
市民の財産の私物化、特定勢力への利益供与ではないか、と疑う。
考えられる結末は、いくばくかの複合施設的内容も備えた(中活法で補助金の対象となる)高層マンションだろう。
意見が違っても、まともな資料の提供、正面からの論戦、住民との意見交換をさけて、言葉だけで取り繕う現市政。安倍政権の手法や「●●ありき」を想起させる。
戦後高知市政--山本、そして革新民主の氏原、坂本、横山と培った流れ(この内容については、なくなられた渡辺治さんと数年にわたって勉強会をしてきた。)を断ち切り、八方美人で問題があった松尾市政もはるかにおよばない極めつけの市民無視・排除の市政、市民の暮らしへの冷たさは最高レベルと認定したい。
市民だましの姑息さ
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①「夕張になる」・・・年予算数年分の赤字の夕張と、赤字ではなく、やろうとしていることをやったら収支不足が年何%か発生する状況を、あえて混同させてアナウンス
②高知市独自の国保減免を、一般財源を入りいれず国保会計の中で運用していることを不適切と県に指摘されたこと(厚労省も独自の減免は一般財源の繰り入れを指導)を、「減免制度をやめよ」と指導されたと嘘を言って、減免制度を廃止。
そもそも高すぎる国保料で、基金が40億円もたまったので、独自減免への繰入をサボったのが発端。
③財政再建期間中、毎年「何十億円からの収支不足」(事業を多めに見積もり、基金の積み増しや借金の繰り上げ償還を増やせば、いくらでも「演出」できる)と言って、計画よりも160億円以上、改善している事実を隠ぺい。子どもの医療費無料化拡充や中学校給食実施に抵抗。
④下水道料金の経営努力の基準として総務省が示している使用料単価を、一般家庭20㎥の使用料とウソの説明。
値上げは、政府の方針にそったものとゴマカシ
⑤職員数が多いと嘘。
人件費と委託費・非常勤職員の賃金などの物件費の合計が類似団体と比べて極めて低いのに、中核市平均より、住民1千人あたりの職員数が多いと、無理な職員削減を強行。
ゴミ行政など直営で極めて効率的に業務をおこなっていてることや、生活保護など低所得層の多さ、人口密度の低さから職員数が多くならざるを得ない(だから、国も交付税措置している)実態を無視して、偽りの宣伝。
防災工事の発注ができなかったり、専門性が継続で穴が生じるなど、市政の力を低下させる。
⑥道の駅、食肉センター廃止、そして西敷地・・・
マスタープランの改ざん、地元要望の偽装、条件や基準をこっそり変更など・・・市民に向き合わず、説明責任を果たさず、特定の誰かのために、行政をゆがめている、としか思えない。
これまでも特定市民、特定業者、特定OB、特定議員など・・・大きな声で行政がゆがめられたことが様々に問題になった。市議会の特別委員会が設置されたこともあった。どこを向いて仕事をしているか、行政としての芯がゆがんでいる。
現場の市職員は、福祉行政、ゴミ行政、防災、子育てなど頑張っており、先進的な取り組みも少なくない。が、トップのあり様が、それらをダメにしようとしている。
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