EV・風力発電のコスト、化石燃料と近く同等に 「想像できないほど進化」
日経の配信。核となるバッテリーが「想像をできなかったほどの進化」。その動きはさらに加速。ダイムラーは2025年までに1兆2200億円をEV関係に投資する。VWも「未来がEVであることに疑いはない」と5年間で過去5年の3倍の1兆1千億円を投じる。
洋上風力発電も大型化、高出力化でコストが大きく低下、16年は前年比39%増の2兆2千億円が欧州の洋上風力に投資されたとのこと。そして、送電の拡大・安定に、EVの核となる電池の性能向上とコストダウンが寄与することで、EVと再生エネがともに進化していくことをレポートしている。
この動きに、ISEPの飯田哲也氏は「電気自動車も風力発電も、そして今や風力より安くなった太陽光発電も、原発はもちろん化石燃料よりも安くなった。日本を覆うガラパゴスな「空気」をよそに産業の大転換が進む。東芝の次はトヨタが傾く番。ここでも水素に固執した経産省の大罪。」とツイートしている。
一方、東電の新計画は「できない」と退任する会長は発言、でも「がむしゃらでやるしかない」という旧日本軍と同じ惨状。
【電気自動車・風力発電のコスト、化石燃料と近く同等に 日経6/22】
【東電新計画「実現できない」 退任の会長「でも挑戦を」 東京6/24】
【電気自動車・風力発電のコスト、化石燃料と近く同等に 日経6/22】フランクフルト支局 深尾幸生
欧州で産業界を大きく変える可能性を秘めた2つの「パリティ」が近づいている。パリティとは等価・均衡を意味し、1つは電気自動車(EV)と既存の自動車、もう1つは再生可能エネルギーと火力発電だ。パリティの実現を見越して欧州の主要プレーヤーの動きが活発になっている。
■バッテリー「想像できなかったほどの進歩」
「バッテリー技術は専門家ですら2、3年前に想像できなかった水準に達し、EVの必要条件がそろった。・・・
電子版で無料公開されているのはここまで・・・
【東電新計画「実現できない」 退任の会長「でも挑戦を」 東京6/24】東京電力ホールディングス(HD)は二十三日、東京都内で株主総会を開いた。議長を務めた数土(すど)文夫会長は、五月にまとめたばかりの東電の新しい経営計画の実現可能性を問われて「できない」と答えた。総会後の会長退任が決まっていた数土氏が本音を漏らした格好だが、株主からは「実現可能な経営方針を示してほしい」と批判の声があがった。
総会では、広瀬直己(なおみ)社長が、福島第一原発の事故処理費用を約二十二兆円に倍増させた昨年末の政府試算を報告。東電と政府は資金を捻出するため五月に新しい経営計画をまとめたが、柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働など柱とする施策に実現のめどがなく、株主から「信用できない」と疑問視する意見があがった。
これに対し、計画をまとめた数土氏が「二十二兆円という数字は驚天動地、未曽有の数字で(捻出)できない」と明言。「これからの経営陣は、それを百も承知で挑戦しなければならない」と答えた。計画を実現できなければ、さらに国民の負担は膨らむ。別の株主は「決意だけで進むのは旧日本軍と同じ。経営者として実現可能な、地に足の着いた方針を示してほしい」と無責任な発言に反発。しかし、数土氏は「がむしゃらにやってみせないとだめだ」と語るにとどめ、再建の具体的な道筋は示さなかった。
閉会後、東京都中野区の株主木村結(ゆい)さん(64)は「東電の経営陣は、株主の疑問に正面から答えていなかった」と語った。 (吉田通夫)
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