当事者が参加して、認知症になっても安心して暮らせる地域を 提言
京都市で開かれていた第32回国際アルツハイマー病協会国際会議が閉幕した。78の国と地域から約4000人が参加。本人の視点を重視し、「ともに新しい時代へ」をテーマに掲げた会議は、認知症の方の参加は過去最多の200人を超えたとのこと。認知症は15年時点で日本に500万人超、世界では約4700万人と推計されている。
この会議にさきだち「認知症の人と家族の会」で3月に提言を発表(下段に、「まとめ」部分掲載)している。まとめは最後に「当事者が参加して、認知症になっても安心して暮らせる地域を」と呼びかけるとともに、介護軽度者の市町村事業への移行(専門職でなくてもサービス提供可能)や生活援助、福祉用具貸与の原則全額自己負担など議論について「これらが実行された場合、認知症初期の人と家族の生活は大変な深刻な事態となります」と指摘し「要支援や要介護1・2 の人にこそ、専門職による柔軟な支援を願う」と主張している。
【認知症「当事者も参画しよう」 本人重視へ転換訴え 国際会議が京都で開幕 東京4/27】
【認知症初期の暮らしと必要な支援 提言 2017.3 認知症の人と家族の会】
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