市民の声で市政動かす 高知市議団アンケート活動
高知市議団が、2年に1回、返信用封筒と一緒に全戸配布している暮らしのアンケート。
返信数が2478通(前回は2100通)、
自由記載には、政治への不満、さまざまな要望・意見、生活相談などかかれており、もかかれており、1割くらいの方が住所、氏名、連絡先も記してくださっています。
「暮らし向き」「重視してほしい政策」「議員に望むこと」など一貫したテーマとともに、ゴミ有料化、中学校給食、国保など聞いてきた。今回は「道の駅」「西敷地活用」。
全体を整理したうえで、市民の声として市長に手渡す(前回は、「子育て支援策について市民の声」として自由記載をまとめた)とともに、議会の論戦でも活用している。
そして実際に、ゴミ有料化阻止、中学校給食や小学卒業までの医療費無料化実現、国保への法定外繰り入れと財政安定化支援事業の基準額繰り入れ実現などにむすびついてきた。
今回の「道の駅」の事実上の破綻、西敷地問題で検討委の「広場」活用案の答申(市議団は、市のアンケートを実施する前に、「西敷地」問題を特集した議会ニュースを全戸配布した)
■市議団アンケート
1.暮らしの内容
・暮らし向きが
「よくなった」53(2%)、「変わらない」1071(43%)、「悪くなった」1322(54%)
・収入は
「多くなった」61(2%)、「変わらない」945(38%)、「少なくなった」1423(57%)
・将来不安は
「ない」70(2%)、「少し不安」907(37%)、「大変不安」1446(59%)。
2. 西敷地問題「知らない」79.0%、「道の駅」やめよ93.0%
1000件の中間報告では
1)暮らし向き
・良くなった19 ・変わらない447 ・悪くなった523
2)収入
・増えた24 ・変わらない380 ・少なくなった572
3)税金・医療介護負担
・軽くなった28 ・変わらない332 ・重くなった612
4)将来の不安
・ない33 ・少し不安 364 ・大変不安573
5)暮らしの不安・不満
①医療費 ②介護 ③税金 ④収入 ⑤預貯金
6)市に力を入れてもらいたい
①介護 ②医療 ③地震対策 ④雇用就職 ⑤交通
7)浦戸道の駅構想
・知っている566 ・知らない403
・すすめるべき 30 ・すすめるべきでない403
8)図書館西敷地問題
・知っている198 ・知らない744
9)議員に望むこと
①税金のムダ使いチェック②市民の声を聴く③住民のために汗をかく④議会でしっかり発言を
■市の「西敷地活用」についてのアンケート 広場が圧倒的
2018年夏完成予定の県・市合築の新図書館西側に生まれる2500㎡の土地の利活用について、高知市は昨年11月に「新図書館西敷地の利活用に関するアンケート」を実施。
市長は、民間業者にこの土地を定期借地(50年間)させ、高い建物を建てる土地の『高度利用』を目指しているが、市民の思いは、広場機能の支持が最も高く、自由記載欄でも高い建物を望む声は多くない。
これを受けて検討会は、「広場」等を最有力案の「A」評価とし、「民間の高度利用」などは、お勧めできない「C」評価とする答申をおこなった。
▽対象者 20歳以上の市民3000人を無作為抽出
▽回収数 1,168人(回収率38.9%)
<アンケート結果> ふさわしい順位
1 広場機能 62.9%
2 観光客のリピーターを増やす機能 58.4%
3 家族で訪れ、こどもが安全に遊ぶことができる機能 56.8%
4 日曜市やよさこい祭を充実・発展させる機能 55.1%
5 街への移動に不便を感じている高齢者や障害者、学生等が利用できる機能 45.8%
6 高知の城下町を再現する機能 43.7%
7 若者の文化や街の情報を発信する機能 43.2%
8 若者に魅力ある働く場をつくる 42.2%
9 教育機関の拡充や連携を図る機能 40.8%
10 高知の若者と都会などから移住してきた高齢者などが交流できる機能 36.0%
11 郊外の大型商業施設にはない機能 31.7%
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