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四国 自然エネ ピーク時79%/16年度前期

 ISEPのレポート。2016年度前期の系統電力需要に占める自然エネルギー比率は全国平均15.7%。年5月の自然エネ比率は平均20%を超え、ピーク時には46%(2016年5月4日)
 四国は、ピーク時の自然エネ比率は79%(2016年5月4日)と全国最高。太陽光や風力などの変動する自然エネ(VRE)の割合も平均9.2%で全国最高となっている。
【電力系統需給実績にみる自然エネルギー比率(2016年度前期) ISEP】

【電力系統需給実績にみる自然エネルギー比率(2016年度前期)】

~全国平均は15.7%、ピーク時には最大46%に~

認定NPO法人 環境エネルギー政策研究所 
2017年1月30日
松原弘直

2016年度前期の系統電力需要に占める自然エネルギー比率は全国平均15.7%に
2016年5月の自然エネルギー比率は平均20%を超え、ピーク時には46%(2016年5月4日)
2016年度前期の北海道と北陸電力エリアの自然エネルギー比率は平均32%に
四国電力エリアのピーク時の自然エネルギー比率は79%に(2016年5月4日)
系統電力需要に占めるVRE(変動再エネ)の比率は最大31%(2016年5月4日

2016年4月より一般送配電事業者から法令に基づき公開された電力会社エリア毎の電力需給の実績データ(電源種別、1時間値)[1]によると、平成28年度の前期(4月~9月)において日本全体の電力需要に対する自然エネルギーの割合が1時間値で最大46%に達し、1日間の平均で27.5%に達している(図1)。供給エリアの中で最も自然エネルギーの割合が高い九州電力エリアの電力需給実績(2016年5月4日)では最大77%にまで達している(図2)。表1に示す通り月単位でも、電力需要に対する自然エネルギーの割合は2016年5月に20%以上に達している。

エリア別では、表2および図2に示すとおり2016年度前期(4月~9月)の平均値で自然エネルギー比率について、北陸電力エリアが32%に達しており、北海道電力エリアも32%近くに達している。ただし、このうち太陽光や風力などの変動する自然エネルギー(VRE)が占める割合は北陸電力エリアは3%程度と低い。

Fig2

一方、中西日本の四国電力エリアでは、変動する自然エネルギーの割合が高く、四国電力エリアや九州電力エリアでは平均で9%以上に達している。そのため四国電力エリアでは、自然エネルギー比率が、2016年5月4日のピーク時(1時間値)には79%に達しており全国で最も高い(図3)。同日には九州電力エリアでも自然エネルギー比率がそれぞれ最大77%に達している(図4)。東日本でも、北海道電力エリアで71%近くに達し、東北電力エリアも62%近い(図5)。九州電力エリアでは、太陽光を中心にVRE比率がピーク時に64%に達している。

Fig3

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