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西敷地 「市の考え」(基本計画)は「賑わい広場」

2012年、国の認定(11 月30 日認定)をうけた高知市中心市街地活性化基本計画。2016年7月29日で、9回目の変更を国にとどけているが・・・

 基本計画では、新図書館「西敷地」は、「賑わい広場」として整備することが「新しい街なかの暮らし方を実感できる基盤を充実させる」「街なかの回遊性を向上させる」ために必要な事業であると一貫して示されている。
【「高知市中心市街地活性化基本計画」(第9回変更)について、内閣総理大臣の認定を受けました 2016/8/1】

 ところが市の西敷地利活用検討委員会では、この「基本計画」の内容が示されておらず、第一回会議で示された「市の考え方」―― わかりやすく言えば“高層ビル用地として、民間に50年貸し出し”を議論の前提させようとしている。

検討委の設置、委員の委嘱にあたっては、そんな前提はない。それなのに突然、議論を絞るのは行政手続きとしておかしい。「市の考え方」は「基本計画」である。
今回「市の考え方」と「説明」されたのは、「基本計画を変更したい岡崎市長の考え方」である。
 基本計画を変更したいがために、検討委員をだまして「利用」しようとしている、としか思えない。市政の劣化はここまできた。

以下、基本計画より・・

【市街地の整備改善の必要性】

本市では、城下町の歴史を引き継ぎながら、魅力と賑わいある中心市街地づくりをこれまで進めてきた。これからも、それを次世代に引き継ぐため、これまでのストックをうまく生かしながら、精力的に取り組みを進めていくこととする。
具体的には、中心市街地の吸引力強化を図るため、旧少年補導センター跡地において、多くの人が訪れる賑わい施設の整備誘導を図っていく。追手前小学校敷地では、都市福利系賑わい施設である新図書館等複合施設整備に合わせ、中心市街地を訪れる人がくつろげ、賑わいを生み出すイベントが行える広場や、そこを起点に中心市街地内での回遊を促す遊歩道整備を進めていく。
 〔略〕

その認識のもと関連事業の1つに

【賑わい広場整備事業(西敷地)】

・内容 追手前小学校敷地のうち新図書館等複合施設以外の場所で、自由度の高い利用が可能な賑わい広場などを整備
・中心市街地の活性化を実現するための位置付け及び必要性 /買物途中に休憩ができる芝生広場や、イベント空間となる場の整備により、気軽に市街地へ訪れることができるとともに、多様な人材が集まり楽しめ、快適に楽しく回遊できるようにするものである。よって、「新しい街なかの暮らし方を実感できる基盤を充実させる」「街なかの回遊性を向上させる」ために必要な事業である。

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