保育士不足と特別選考~高知市の本気度
高知市で非常勤の保育士が半数をしめている。「高度成長」期の急速な保育需要の高まりに対応し、保育士の年齢構成が偏っていることから、市は、それを是正するための採用抑制と説明してきた。
その途上の対策として任期付き任用も取り入れている。
が、いまや保育士不足。臨時では来てがない。が、正職員としての採用では臨時の保育士さんが試験に合格しない、と市は嘆いてみせるが・・・本気だろうか。
地公法17条には、成績主義とともに選考も規定されている。臨時教員の採用では一般的な『一次試験免除』の特別選考は、教員に限ったことではない。保育士の経験を重視し、一次選考を免除している自治体は存在する。
岡崎市の「来年度採用の案内」に明記されている。
日々保育士として活動しながら、座学も大学・短大新卒と同じレベルを求めるのは酷だし、なにより市民の子育て支援の願い、保育サービスの向上にむすびつかない。
市長は、非常勤が過半数という事態を「なんとかしたい」と述べた。本気で何とかしたい、というなら、すぐにも改善できる。
「道の駅」「西敷地」のありえないほどの強引な「リーダー」シップは、ここには存在しないようだ。
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