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9条も25条も日本の提案

 ポツダム宣言の意味を理解できず、いつまでたっても明治憲法の焼き直し案しか提案できなかった支配層には「おしつけ憲法」だっただろう。が、国民レベルでは歓迎されている。自民政権下の二度の憲法調査会でも「押し付け論」は排除されている。
 それどころか9条も25条の日本の提案であり、国民主権も国内外の民主主義の声で明記させたものである。
そして、日本が国際社会に復帰できたのも、この憲法の力である。

 「憲法9条は日本側の幣原喜重郎首相の提案だった」ことが改めてクローズアップされている(下段に、報道ステーションの木村草太教授の解説引用)。

25条の「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」はGHQ案にはなく、国会議論の中で前文の「平和的生存権」を明確にするために盛り込まれたもの。
(「世界の永続する平和は、社会的公正を基礎としてのみ確立することが できる」…ILO宣言、フィアデルフィア宣言に通じる考え方)

 また、当時の政府が示した帝国憲法改正案には「国民主権」の言葉はなく、「ここに国民の総意が至高なものであることを宣言し」となっていた。この案をGHQは認めていた(メモ者 ’戦争放棄が入ったので、もうどうでもよかった?)。当時の政党の憲法案は、自由党と進歩党は、戦前の「天皇主権」のままだし、社会党も「主権は国家(天皇を含む国民協同体)に在り」と提案。日本共産党だけが「主権は国民にあり」と明確に主張。そのもとで国内外の民主主義をもとめる声が、政府案を修正させ、「国民主権」を明記させることになった。


●フェイスブックからの引用

【憲法9条は日本側の幣原喜重郎首相の提案だった】
報道ステーション 木村草太教授 5/3

1946年1月24日 
幣原はマッカーサーのもとを訪ねる...
3時間にわたって会談した。
この日はめずらしく幣原から話しを切り出した。

幣原「自分は生きている間にどうしても天皇制を維持したい
と考えますが、協力してくれますか?」

マッカーサー「占領するにあたり一発の銃声もなく
一滴の血を流さず進駐できたのは
天皇の力によるところと深く感じているので
私は天皇制を維持させることに協力し
努力したいと考えています」

幣原「戦争を世界中がしなくなるようになるには
戦争を放棄するということ以外にないと考えます」

マッカーサー「その通りです」

幣原「世界から信用をなくしてしまった日本にとって
戦争を放棄するというようなことを
はっきりと世界に声明すること
それだけが日本を信用してもらえる
唯一の誇りとなることではないか」

マッカーサーは立ち上がり、涙をいっぱいためていた

衆院議員平野聞き取り 幣原首相の証言
僕には天皇制を維持するという
重大な使命があった
この二つ(戦争放棄と天皇制)は
密接に絡み合っていた
オーストラリアやニュージーランド
などは日本を極度に恐れていた
日本人は天皇のためなら
平気で死んでいくおそるべきは皇軍である
天皇の人間化と戦争放棄を
同時に提案することを考えた
国体に触れることだから仮にも日本側から
口にすることはできなかった
僕はマッカーサーに進言し
命令として出してもらうよう決心した

幣原・マッカーサー会談から10日後
マッカーサーは部下に
GHQの憲法草案を創るよう指示します
そこに”戦争放棄”の言葉があります
そしてその10日後
GHQ草案には象徴天皇と戦争放棄が条文化され
それが日本国憲法の元となりました

マッカーサーは憲法草案を示した後、
連合国にこう説明していました。
日本が提案した世界中の人々のことを考えた
「戦争放棄」は私は尊重する
更にアメリカに帰任してから
議会で幣原との会談の詳細を表現しています

幣原総理が私のところにやってきて
こう言いました。
「私が長い間考え 信じてきたことですが
問題を解決する道はただ一つ
戦争をなくすことだ」と

私は彼を激励しました
そして日本は

あの条文を書き込んだのです

幣原の孫 幣原隆太郎さん(78)
4,5才の頃いっしょに暮らしていたことがある
天皇陛下絶対という感じの人でした。
天皇制をとにかく守っていくというのは
考えていただろうと思います。
その方法として憲法9条的なことを
考えていたかはわからない
幣原にとって戦争放棄の理念は
実はすでに熟知していたものでした
外務次官の頃、第一次世界大戦に突入
その後、各国はパリ不戦条約を締結します
そこに「戦争放棄」がうたわれていました
幣原は外務大臣になると
この精神を守ると表明し「協調外交」を展開
特に軍部が覇権を強めていた中国に対しては
平等で友好な関係を築く政策を進め
戦争回避を進言し続けました。
武力の使用又は脅威は百害あって一利なし

幣原の孫 幣原隆太郎さん(78)
とにかく軍部に対し頭を下げることは
しなかったみたいですね
憲兵がうちにきて祖父にあって
「けしからん」と言うと懇々と諭した
諭された憲兵は「よくわかった」と言って
帰ったらしいですけれどね
平和を何とかしなくちゃいけないという
考えにはひとしおのものがあったと思う

幣原自身は著書の中で
戦争放棄は「決して強いられたんじゃない」
と語っています。
自分を突き動かしたのは
結局戦争に突入し多大な犠牲を生み出した
その情景にあったのだと
終戦の直後、都営電車の中で乗客の一人が
涙を浮かべながら
「自分等は日本が何故戦争に
突入しなければならなかったのか
納得できない。
抜き差しならない羽目に追い込まれて
敗戦の苦しむを受けなければならぬ」
と言い、官僚と軍部を呪っていた。
その悲壮なる叫び声は
私の胸に応えた
文明が戦争を撲滅しなければ
戦争の方が文明を撲滅するでありましょう
世界の正義感を味方として行動するほうが
はるかに安全な堅実な政策だと信じる
この信念を持って我々は徹頭徹尾
憲法第9条の規定を誠実に実行する
決心であります

<木村草太教授>
・・幣原さんもマッカーサーさんも
公式の発表の場で「幣原が発案者である」ことを
認めていて、この事実は憲法を解釈する上で
重く受け止められている
公式発表で言ったということは 幣原さんは
「発案者としての責任を引き受ける」という
態度の表明でもある。
第二次世界大戦の直後
世界の人々が平和への気持ちを高め
どうやったら軍の暴走というものがなくなるのか
世界中で考えていたこと
「戦争を放棄」しようと言う気持ちは
幣原さんやマッカーサーさんだけなく
多くの人にあった
憲法9条は何を目指していたのかを
考える重要な出発点になる
9条は世界を意識した条文
日本が二度と侵略の道を歩まないというのは大前提
侵略をしないことを宣言するだけでなく
日本が非武装を選択できるようなそういう国際社会を
実現したいんだと
あるいは相互の信頼によって
国家がみんなで協力をして世界の平和に向け
努力する国際社会を創り上げて行こう
そういう理念を究極の理想として表現した
この理想を受け、
日本政府はこの憲法9条の国家の基本理念としつつ
万が一侵略された場合には
国民の生命、幸福追求の権利を守る最低限の義務があるから
その範囲で実力を行使する
但し、それ以上の実力は行使しない
国民を保護する必要最小限度の範囲でしか実力行使をしない
これが日本政府の態度だった
憲法9条は国内最高法規としての意味と同時に
外交宣言としての意味がある。
9条の「究極的には非武装」と言う理念は非現実的と見えるかもしれない
時代をさかのぼってみると
国内での非武装が非現実的に見えた時代があった
中世の時代、地方の領主が宗教団体が
武装解除するのは非現実的に見えた
現代米国は各人が銃を持っているのは当たり前だが
銃を全てなくしてしまうのはあまりにも非現実的
と見えるかもしれないが、日本ではそういう社会を実現している
改憲論議は意味はありますが
たいした議論もしないえ非現実的ということで
あきらめて、止めてしまおうと言うのは
あまりにも9条に関してはもったいない
幣原さん、マッカーサーさんが
あの時代何を考えていたのか
あの時代に戻って、
理想は何だったのかを考えてもらいたい
あきらめるにはまだまだ早過ぎると思います
「武力行使は違法」というのは国際社会の出発点
グローバルスタンダードになってきた
今出来ないからと言って、9条の精神=非武装を捨ててしまうのはあまりにももったいない

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