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豪潜水艦 「日本選定せず」 ~「改憲」への衝動・考

 潜水艦メーカーは、三菱重工と川崎重工が毎年交互に建造している。その三菱重工は、豪華客船建造で納期に間に合わず2735億円という特別損失を出し、蒸気発生器の欠陥で米原発企業から9300億円の損害賠償を請求されている。おまけにグループ企業の三菱自動車はデータねつ造・・・こんな企業に発注しませんよね。
結果、オーライなのだが・・・ すこし「改憲」との関係で感想を書いてみた。
【豪潜水艦、日本を選定せず 仏が受注、新三原則初の大型案件 東京4/26】

 そもそも、受注したら、現地に技術員を大量に派遣したり、需要増に対する新たな整備投資も必要となる。が、納品が終われば過剰資本を抱えることになる。
 そんなリスクより、国内生産基盤の維持が必要と、どんなに高価になっても、性能が劣っても買ってくれる防衛省があるので、当初から、メーカーに意欲がない、ことが指摘されてきた。
 必要もないのに10式戦車、機動戦闘車を開発しても買ってくれる。三菱重工が開発を手掛けているステルスジェットにしても、小型ジェット機の開発にも苦戦しているのに(こちらは商業ベース)、まともなものが出来るわけがないが、それでも「国内の開発・生産の基盤維持が大事」とか言って、法外な値段で買ってもらえるという計算があるのだろう。(ステルス性能は、レーダーをかいくぐって敵基地をたたく侵略のためであり、外側にミサイルを搭載できないため、対空能力が落ち、本土防衛には不向きと、あの石破氏も野党時代に指摘していた)

 自衛隊員の装備は、何世代もの無線装置があり連絡がとれないとか、陸自の車両にクーラーもついていないとか、負傷に対する衛生備品が時代遅れであるとか、災害救助でがんばる第一線の隊員をないがしろにし、軍需メーカーの利益確保を第一に動いている。

 北東アジアの平和を考えるなら、災害救助での相互協力を強化すべき。自衛隊はその方面の能力を強化すべきと思う。互いの国民の中に、「大変な時に助けてもらった」という認識が広がることが、偏狭なナショナリズムを打ち破る大切な力となる。そうした市民レベルの動きは起こっている。
【熊本地震に中国人の反応がかつてなく同情的な理由 ダイヤモンド 4/26】

 なぜか政府も主要メディアも無視しているのは深い理由があると思っている。

 兵器というのは、実践を通じて、問題点をフィードバックしながら性能をあげないと、国際市場の取引では勝負にならない。だから軍需産業を本格化するためには「九条」が邪魔なのである。
 安倍首相は「日本選定せず」の報に接し、「だから9条改定」「国軍創設」の意を強くしたと思っている。


【豪潜水艦、日本を選定せず 仏が受注、新三原則初の大型案件 東京4/26】
 【シドニー共同】オーストラリアのターンブル首相は26日、記者会見し、次期潜水艦共同開発の相手として、潜水艦の輸出経験が豊富で原子力潜水艦を転用する案を示したフランスの企業に決めたと発表した。日本は世界最高レベルとされる海上自衛隊の潜水艦をベースにした共同開発を提案したが選ばれなかった。日本の輸出経験のなさなどが影響した可能性がある。
 日本政府は2014年4月に「防衛装備移転三原則」を新たに制定し武器輸出禁止政策を転換、戦後初めて本格的な軍事技術移転に乗り出したが、初の大型案件は安倍政権の思惑通りに進まなかった。

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