米軍支援で、輸送や提供できる弾薬・・・核兵器、ミサイル、クラスター爆弾も
この間の国会論戦の整理。
国際協力における「兵站活動」で可能となる「武器・弾薬は輸送」「弾薬の提供」の内容
防衛大臣の解説〔答弁〕では「弾薬は消耗品だから、弾薬は武器でない。弾薬は弾薬」
・・・ということで、核兵器、ミサイル、クラスター爆弾なども、輸送・提供できる「弾薬」とのこと。
◆「武器・弾薬の輸送」
・核兵器の輸送・・・「法文上は排除してない」
・クラスター爆弾、劣化ウラン弾など「非人道兵器」輸送は・・・・「否定されてない」
・米軍のミサイルも戦車も運べる」のか・・・「除外した規定はない」と
◆「弾薬の提供」
・ロケット弾や戦車の砲弾などあらゆる弾薬の提供は・・・・ 「特に排除している規定はない」
・「核兵器は ・・・・ 「核兵器は弾頭を持っており、分類は弾薬にあたる」
・「劣化ウラン弾、クラスター爆弾は武器ですか?弾薬ですか?・・・ 「弾薬です」
・「消耗品が弾薬なら、ミサイルは弾薬ですか?・・・・「弾薬です」
★ 弾薬とは・・・
「銃弾、砲弾、爆弾、爆薬等であって、『武器』にあたらないもの」
→ どんな巨大な破壊力・殺傷能力があっても「消耗品」は弾薬
◆対潜攻撃中の米ヘリに、自衛官のヘリ空母による繰り返しの給油、爆雷などの提供も可能
(海上自衛隊の幹部学校作戦法規研究室による「平和安全法制案について」より)
・・・・ 「魚雷等の攻撃を受けない安全な場所で活動を行う」
首相の解説 「魚雷の射程の外であればどこでもできるということではなくて実際の戦闘現場でないところで行う」「そこでわれわれは武力行使と一体化しないと申し上げている」
→ 現に戦闘している地域でなければ、兵站活動も「武力行使」ではない。という、どこにも通用しないもの。
~ なお「存立危機事態」では
・「後方支援」という概念もなく、先制攻撃することになる。
・「最小限の武力行使」
→「存立危機武力攻撃を排除しつつ、その速やかな終結を図らなければならない」
→「存立危機事態」の原因は、他国に対する武力攻撃
→海外で発生している他国への武力攻撃を排除することになる。当然、海外での武力行使ななる
→「海外派兵は必要最小限度を超えるから憲法上許されない」「例外はホルムズ海峡」という説明と矛盾
/「終結」とは、結局勝利することに。
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