介護事業所 報酬の大幅削減で、停滞・減少に流れが変わる
4月より介護報酬の基本部分が4.48%削減された。人口密度が低く、経営的にきびしい地方では、事業の撤退、サービスの削減などが懸念される。
高知市議会でも取り上げたが、「目だった変化はない」という部長答弁であった。
が、居宅介護支援、居宅サービス、介護予防ビスのこの3年間の「産・廃止」と「新規・再開」の月ごとの推移を調べると、14年度、特に介護報酬の大幅削減が決定的となった今年になってからは、高知市では、明らかに事業所の減少へ、郡部でも停滞・減少へと、それまでの「増加」流れがかわってきている。
○居宅サービス、介護予防サービス
・12.13年度 10数件の増 / 14年度 停滞・減少へ
・1-5月期 14年度、増から減へ明らかに転換
〔介護報酬が決定される時期とその直後は、より鮮明に傾向が出る可能性が高い。と、いうことで、1-5月期〕
○居宅サービス、介護予防サービス
・1-5月期 今年に入れ、明らかに増加数の低下、減少に転じている。
・高知と違い、居宅サービスは増加傾向に変化なし。予防サービスも増えているが、増え方が3分の2に低下。
(特に郡部では社会福祉協議会が事業を支えている側面が強いため、簡単に廃・休止となりにくいのではないか・・・要追跡)
なお、高知県は、条件不利地の訪問介護・看護(訪問に20分以上かかる)に対し、県単で事業所補助金を出し、事業所の維持、確保に努めている。
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