政党への税金投入20年 総額6236億円 受け取った35党中27党消滅
身を切るならこれ。320億円は、国会議員460人分の費用に匹敵。しかも世界一高額で、制度開始以来20年、「自己責任」論によって社会保障制度などが切り崩される中、無傷で維持されている制度。
〔アメリカ、イタリアには制度がない〕
うけとった政党35党のうち、27党が消滅。安易に金が入るために、理念なき離合集散がくりかえされてきた。
方丈記の「よどみに浮ぶ うたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。」の世界?
また、その支出先の多くが、国政選挙のときのテレビ、新聞の広告・・・ そのためか大手メディアは批判の対象にほとんどせず、「身を切る」=「議員定数削減」に終始。
本質論としては議員が少なくなれば、民意の反映が制限され、また、政府・官僚機構のチェック機能も弱まるだけである。権力には好都合。
小選挙区制のもとで、民意がゆがめられて比較第一党が議席を過剰に獲得し、それが政党助成金の額を増やす。ますます権力に好都合。
【政党助成金 1995年~2014年10月 受け取った35党 消滅した27党 11/27】
【ムダ排除なら政党助成金 断トツの世界一 2010/12】
【政党助成金 1995年~2014年10月 受け取った35党 消滅した27党 11/27】
国民の税金を日本共産党以外の政党が山分けしている政党助成金(年額320億円)。同制度が始まった1995年から今年10月までの山分け総額は6236億2434万円にのぼります。
この間、政党助成金を受け取った政党は35党にもなります。うち27党が、政党助成金を手にすると政策や理念そっちのけの離合集散を繰り返して、解散したり政党要件を失って消滅しました。最近では、日本維新の会が次世代の党に分党。維新の会に結いの党が合併し、維新の党になりました。
政党助成金は、政党がたやすく巨費を手にできることから国民との結びつきを弱めさせ、政党の劣化をもたらしています。
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