学校施設の防災機能調査2014 教育政策研究所
3日、国立教育政策研究所の「学校施設の防災機能に関する実態調査」。
備蓄倉庫、トイレ、通信装置、自家発電、浄水装置など都道府県別の数字も出ている。
高知は全国平均より若干低い。高校など県立校は8-10割の実施率だが、小規模校がおおいことから小中の実施率がひくい。要支援者・プライバシー配慮の検討の中身なども含め、各市町村の状況と課題など、あらためて調べる必要がある。
【学校施設の防災機能に関する実態調査 国立教育政策研究所 10/3】
■防災機能の向上に対する連携・協力等の状況
・教育委員会と防災担当部局の役割を防災計画等で明確化 68%(前年度66%)
・避難所に必要と考えられる機能を検討済み又は検討中 60%( 〃 56%)
・学校施設を避難所とする際の施設利用計画等を策定済み 44%( 〃 43%)
■ 防災施設・設備の整備状況
(下段に高知県の数字 小中校 高校 特別支援 計 % )
・備蓄倉庫等が敷地内に設置されている学校 47%(前年度42%)
36.3 100 100 41.9
・備蓄倉庫等が設置されている学校(付近も加算) 59.5%
47.7 100 100 52.3
・屋外から利用できるトイレが設置されている学校 70%( 〃 69%)
71.6 81.5 80.0 72.5
・体育館にトイレが設置されている学校 81%( 〃 81%)
74.9 81.5 80.0 75.5
・体育館・校舎等に多目的トイレを設置している学校数・割合 54.2%
45.9 81.5 100 49.3
・非常用の通信装置が設置されている学校 56%( 〃 47%)
52.9 63.0 60.0 53.7
・停電に備えた自家発電設備等が設置されている学校 40%( 〃 34%)
32.6 100 100 38.6
・貯水槽,プールの浄水装置等が設置されている学校 36%( 〃 35%)
24.2 63.0 80.0 27.8
・要配慮者に配慮したスペースを検討している学校数・割合 47.1%
43.2 100 100 48.2
・プライバシーに配慮したスペースを検討している学校数・割合 46.0%
37.5 100 100 43.0
・体育館・校舎等にスロープを設置している学校数・割合 66.0%
55.0 88.9 100 58.1
☆ なお、数字データについては
「各学校施設の防災機能の在り方は,それぞれの地域の防災に関する計画の中で検討されるべきものであり,各学校施設の位置づけによって異なることから,各数値は一律に考えられるものではないことに留意する必要がある。」と但し書きがある。
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