集団的自衛権「納得し難い」 NYタイム紙
ニューヨーク・タイムズ社説 集団的自衛権行使の容認に踏み出した安倍政権に「国家間の緊張緩和を必要としている地域で、日本の軍事的役割の変更が納得ずくで受け入れられるのは難しい」
靖国参拝に「失望」を表明し、日米首脳の記者会見でも緊張を高める行動は「深刻な過ち」と発言した現在のアメリカの意思を代弁したものと言える。
【集団的自衛権「納得し難い」=「国家主義者に配慮」と首相批判-米紙社説 7/3】
柳沢協二氏は、アメリカのアジア戦略の転換にふれ、安倍首相の行動を、なにがしたいのか「戦略がない」、中国や北朝鮮の話は後付けで「やりたいからやる」という情念以外に理解できない、と述べ、「安倍政権の安全保障政策の最大の弱点は安倍氏自身」と指摘している。
【集団的自衛権「納得し難い」=「国家主義者に配慮」と首相批判-米紙社説 7/3】 【ニューヨーク時事】米紙ニューヨーク・タイムズは3日付の社説で、安倍政権が集団的自衛権行使を可能にする憲法解釈変更を決めたことについて「国家間の緊張緩和を必要としている地域で、日本の軍事的役割の変更が納得ずくで受け入れられるのは難しい」と論じた。 社説は日本の侵略で大きな被害を受けた中国と韓国が、日本が集団的自衛権をどう行使するか警戒していると指摘。地域の緊張について、日中韓が共同で責任を負っているとしつつ、「国家主義者や彼らの持つ忌まわしい歴史修正主義」に配慮する安倍晋三首相が、恐れと不信を増大させていると批判した。 社説はその上で、日本国民は国会を通じ、憲法解釈変更で日本が「戦争をする国」へと変化しないことの証明を安倍首相に求めるべきだと訴えた。
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