子どもの貧困率16.3% 過去最悪、全体の貧困率も上回る
貧困線が下がり続ける中でねとも全体の貧困、子どもの貧困率が85年以降最高に。しかも基準となる貧困ラインが低下し続け中で。
今回、85年以降はじめて子どもの貧困率が全体を上回った。
自然現象ではない。自公政治の「成果」。
【平成25年 国民生活基礎調査の概況 Ⅱ 各種世帯の所得等の状況】
◆1世帯当たりの平均所得金額
03年-12年
世帯所得 579.7万円、537.2万円 ピーク94年664.2万円
高齢者世帯 290.9万円、309.1万円 ピーク98年335.5万円
児童のいる世帯702.6万円、673.2万円 ピーク96年781.6万円
◆母子世帯 243.3万円 うち73.5%が稼働所得
◆貧困率
・平成24 年の貧困線(等価可処分所得の中央値の半分)は122 万円(名目値)、
・「相対的貧困率」(貧困線に満たない世帯員の割合) 16.1%
「子どもの貧困率」(17 歳以下) 16.3%(ひとり親家庭54.6%)
~ともに85年以来の最高(ひとり親は一貫して5-6割台で推移)
・貧困線の低下の中で貧困率の上昇
97年の貧困線149万円 貧困率14.6%、子どもの貧困率13.4%
12年の貧困線122万円 貧困率16.1%、子どもの貧困率16.3%
・子どもの貧困率が全体の貧困率を上回る
00年0.8 03年1.2 06年1.5 09年0.3 12年▲0.2ポイント
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