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原発コスト、「円安」 が赤字の元凶  四電13年度決算

2013年度の決算
【連結】経常損益   ▲17.37億円
    当期純損益  ▲32.89億円
【単独】経常損益  ▲81.17億円 
    当期純損益   280.05億円  
(黒字は、 特別利益〔関連会社からの配当〕342億円による)

 が、全体を整理してみると・・・

①電気料金値上げによる収入増 304億円
②発電ゼロの原発発電費 595億円
 ~ 原発ゼロなら、値上げなしで黒字だったことが明確になった。

③しかも燃料費は「円安」誘導がなければ逆に減少。決算の数字より255億円少なくなる。 
 ~ 料金値上げの元凶は、原発コストと「アベノミクス」である。

( 数字は有価証券報告書 3月決算説明資料・補足説明資料による )

【電力販売】
・販売電力量  電灯99.9% 電力99.0% 融通等111.9% 計 99.7%
・料金 収入   電灯106.9% 電力111.0% 融通等146.5% 計110.1%
・販売額5187.52億円

【電灯電力収入】
・電気料金の値上げによる増(+304)
・燃調収入の増(+118) 

【原発コスト】
2012 574億円
2013 595億円

 原子力損害賠償支援機構法に基づく一般負担金の増(+27)
 伊方発電所安全対策関係委託費の増(+24)

【燃料費】
・13年 1687億円 12年 1574億円
・燃料価格の上昇などによる増(+70)
・ただしドル建ての単価は低下しており、特に主力の石炭、石油は1割以上低下。
石炭の消費量増加などがあっても、ドル建てでは全体で約1割燃料代が下がっている〔後述〕。

 → ようするに燃料費の増加は「円安」効果である。〔83円→100円/ドル〕
    為替レートが変わってないとすると、1432億円〔142億円削減〕。255億円分は「円安」効果。

・消費量、前年度比
石炭307.2万トン 7.5%増
重油 90.4万kl  -11.6%
原油 27.2万kl  0.4%増
LNG 37.5万トン 8.7%増

・発電の割合 石炭64.2%、LNG9.5%、石油ほか26.3%

・燃料価格の諸元
13年  12年 前年比
石炭通関CIF ($/t)  108  127  ▲19  85.0%
原油通関CIF ($/b) 110  114  ▲ 4  88.4%
LNG通関CIF ($/t) 836 864 ▲28  96.8%
為替レート (円/$) 100   83  17

・上記から燃料費増〔為替変動なしの場合〕への影響を見ると
 石炭 0.914 重油0.853 LNG1.052
→ 石炭は量が7.4%増えているが価格が15%下落しているので、前年度比で91.4となる。

・ドル建てでは、ほぼ1割減少 →  燃料費が前年度増となったLNGは、1割に満たないので
〔発電の構成比で配分すると、上記の影響を配分し、合計すると0.91となる。〕

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