公約・国会決議守る気なし 甘利大臣「TPPで農業輸出増」とお説教
TPPにはオール北海道で反対している。その北海道の講演で、TPPを担当する甘利経済再生担当大臣は、「どんどんよその国に輸出できる」「北海道の関係者は(道内農業の)ポテンシャル(潜在力)の高さに十分気づいていないのではないか。」
公約も国会決議も守る気もなく、農業が成長できないのは農業関係者に問題があるかのようなとんでもない「お説教」。わかっていないのは大臣自身。
【甘利氏「TPPで農業輸出増」 北海道・札幌で講演6/1】
【見直される「家族農業」の価値~世界の潮流に逆行する安倍政権 2014/4】
【甘利氏「TPPで農業輸出増」 北海道・札幌で講演 北海道新聞6/1】甘利明経済再生担当相は31日、札幌市内で講演し、「農業は守るだけでは大きくならない」と述べた上で、環太平洋連携協定(TPP)について「TPPで(ルールを決めたあと)安全性を証明して検疫を突破すれば、どんどんよその国に輸出できる」と、農家にとっての利点を強調した。
同市中央区のホテルで開かれた船橋利実衆院議員(道1区)の集会で講演した。集会後、甘利氏は記者団に対し、政府が検討している農協改革に関連し「北海道の関係者は(道内農業の)ポテンシャル(潜在力)の高さに十分気づいていないのではないか。農業を成長産業へと変えていくために、企業のノウハウを取り入れるべきだ」と訴えた。
集会後、甘利担当相は同市西区内で高齢者向けサービスを行う地域交流施設や、機械製作の工場を視察した。
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