四国新幹線~在来線、バス、空路への影響試算は
現在でもJR四国は採算がとれていない。橋梁の耐震化なども進んでいない。三セク路線は自治体が基金を出して維持している。バスも補助金とともに、高速バスの利益で地域路線を維持している。空港も着陸料への補助金を出して路線維持につとめている。
こうした部分に負の影響をあたえ、地域の足の切捨てがすすむことになり、それを維持するために自治体が莫大な金を出すことになる。いったい、そのあたりはどんな試算をしたのか・・・
公共事業は、人口減社会にむかえ、社会資本の維持・補修に抜本的に切り替えることが求められているのに・・・
【2路線「採算取れる」/四国新幹線導入で試算4/19】四国4県や四国経済連合会などで組織する「四国の鉄道高速化検討準備会」は18日、四国に新幹線を導入した場合の試算を発表した。高松経由で松山と徳島を結ぶ路線と、岡山と高知を結ぶ路線を整備すれば、事業費は計1兆5700億円で採算は取れると説明。路線案は今後、導入実現に向けた国への働きかけや四国内での機運醸成などに活用する。
試算は、新幹線の早期事業化に取り組む準備会が、新幹線の導入効果を明確化しようと実施。路線案ごとの事業費や経済効果などを調べた。
このうち、採算が取れるとした案は、4県の県庁所在地に停車駅を設け、徳島-松山間と岡山-高知間に路線を整備。移動時間は高松から新大阪に向かう場合、現在より29分早い75分に短縮する。事業費は約1兆5710億円かかるが、1日平均9千人の利用が見込め、経済波及効果は年間169億円とした。
このほか、国が1973年に示した徳島、高松、松山を経由して大阪と大分を結ぶ案、岡山-高知間のみの案もそれぞれ試算したが、採算は見込めないと結論付けた。
4県などは今後、準備会の後継組織を立ち上げ、実現に向けた国への働きかけや、四国内でのPR活動を予定している。
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