ロシア軍事介入 日本流では“邦人救出” 自民幹事長
3日、志位さんが「ウクライナ政府の要請も国連決議もない下でロシア軍を派遣し軍事介入することは、明らかな侵略となる、として中止を求める見解を発表。ロシア大使館に申し入れを行った。
一方、自民党の石破幹事長は「「ウクライナにおける(ロシア軍による)自国民保護ということなのであって、日本流に言えば邦人救出という話だ」と擁護。
「自国民保護」はこれまでも軍事介入の口実となってきた。戦争する国づくりに暴走する安倍政権の本質がよく出た発言。
こんな時こそ國際社会が一致して「国際法を守れ」と迫る、そのことに日本が力をつくすことが、中国に対しても強いメッセージとなるのに・・・
【ロシア軍事介入 日本流では“邦人救出” 自民・石破幹事長が擁護 赤旗3/4】
【ロシアによるウクライナへの軍事介入の中止を求める 志位委員長が会見 3/4】
【ロシア軍事介入 日本流では“邦人救出” 自民・石破幹事長が擁護 赤旗3/4】自民党の石破茂幹事長は3日の記者会見で、ウクライナのクリミア地方への軍事介入をロシア政府が決めた問題について問われ、「ウクライナにおける(ロシア軍による)自国民保護ということなのであって、日本流に言えば邦人救出という話だ」「武力の行使とか、武力介入という言葉とは少しニュアンスを異にするのではないか」などと述べ、ロシアの行動を事実上擁護する姿勢を示しました。
さらに石破氏は、「わが国が邦人保護のために(海外に)自衛隊を派遣することになっても、それは武力行使とか武力介入というお話にはならない」と発言。「仮に軍事力を伴うものであっても」「国連と何の関係もないものも、武力介入、武力行使にならないのは世の中の常識」などとし、ロシアの行動を「口実」に、邦人保護のためなら、自衛隊が他国領土に入り戦闘することが当然許されるという主張を展開しました。
【ロシアによるウクライナへの軍事介入の中止を求める 志位委員長が会見 3/4】日本共産党の志位和夫委員長は3日、国会内で記者会見し、ウクライナ情勢について、つぎの見解を表明しました。
一、ロシアのプーチン大統領は1日、ロシア系住民や軍人・軍属を保護するとして、「ロシア軍をウクライナ領内において、ウクライナの政治社会情勢の正常化まで使用する」と表明し、これをロシア上院も承認した。
一、ウクライナ政府の同意も国連安保理決議もない下でロシア軍を派遣し軍事介入をおこなうことは、ウクライナの主権と領土保全を侵害するものであり、明らかな侵略となる。わが党は、ロシアによる軍事介入の中止を求める。
一、ウクライナの問題は、外部からのいかなる軍事介入も排し、ウクライナ国内の当事者間の対話で平和的に解決することが求められている。
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