オスプレイ飛ばず 高知の統合防災訓練
岩国の天候不良…積雪と視界不良と風のため統合防災訓練に米軍のオスプレイとCH53は参加せず。
当初の自衛隊の南海レスキューの訓練となった。
天気予報をみると岩国市は、12時から湿雪、みぞれ。風速3―5m。この程度で?
オスプレイに県職員が同乗し、合意事項の確認をするのにも嫌気がさしたのかも・・・
オスプレイについては、米陸軍が採用しなかった理由を軍事ジャーナリストの清谷氏は・・・
「米陸軍の高官の話で聞いているのですけれども、オスプレイを米陸軍がなぜ採用しなかったのかというと、強襲作戦に弱いということだそうです。つまりオスプレイが着陸するときに段々高度を落としていく時間が非常に、かなり遠くから段々高度を落としていく必要があって、なおかつ着陸の場合はヘリコプターと比べて空中機動性が悪い、つまり対空火器などで撃たれた場合に回避行動を非常に取りづらいという話があって、それが米陸軍が採用しなかった非常に大きな理由だと聞いているのですが、こういうヘリコプターの輸送機の持っているいいところはもちろんあるのでしょうけれども、両方と比べて両ヘリコプターよりもホバリングの機動性が悪いであるとか、固定翼の輸送機と比べると速度が遅いというような逆に悪い面もあると思うのです。そのあたり総合的に勘案されたのでしょうか。」
と指摘している(大臣会見 平成26年1月14日)。
「二兎を追うもの一兎も得ず」の典型。役にたたない機体なのである。
さらに自衛隊の防災活動については気になる指摘がある。南海トラフ巨大地震のような広範囲な災害に対して、自衛隊の全国レベルの防災計画がないということ。
半田滋・東京新聞論説委員は以下のように自衛隊幹部の声を紹介している。(「冷戦後の自衛隊 PKO20年」〜「改憲と国防」2013)
東日本大震災で10万人体制をとった陸自の将校「震災の経験が行かされず、防災計画が国家レベルに引上げられていない」
東北地方の連隊長経験者「どの地方にも災害対処計画はある。いずれも自分の地域のみを考え、近くの駐屯地にいる陸上自衛隊がかならず助けに来てくれると信じている。しかし、自衛隊は政府からの命令にしたがってより優先順位の高い施設や地域に移動する可能性が高い。地元にいない自衛隊を当てにして計画をつくっても意味がない。政府、都道府県、市町村が有機的に結びついた災害対処計画を一刻も早く策定する必要がある」
僻地の高知県に優先的にくるのだろうか?
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