陸自情報部隊~憲法否定、秘密は暴走する 沖縄2紙社説
陸上自衛隊の秘密情報部隊「陸上幕僚監部運用支援・情報部別班」(別班)が、首相や防衛相に知らせず、冷戦時代から独断で海外に拠点を設け、身分を偽装した自衛官に情報活動をさせていた。もし外国政府に発覚・逮捕でもされれば、重大な外交問題になる暴挙である。
別班のメンバーは数十人いて、全員が陸自小平学校の「心理戦防護課程」の修了者だ。同課程は、旧陸軍のスパイ養成機関「中野学校」の後継とされる。
文民統制は、「戦前に軍部の暴走を許した反省に立つもの」だが、秘密部隊は、憲法否定の暴走であり、秘密は暴走することを改めて示した。秘密保護法案では、別班のような存在は永久に闇に葬られかねない。
【陸自秘密情報部隊 憲法否定の暴走許されぬ 琉球新報11/29】
【社説[陸自が独断情報活動]秘密は やはり暴走する 沖縄タイムス11/29】
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