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麻生発言~「誤解」というなら「ナチスは侵略戦争」と明言すべき

 麻生副総理が、「あの手口、学んだらどうかね。」という発言を誤解を招いたと撤回した。確かに全体(特に前半)を読めば、ヒトラーの出現を否定的にとらえている。「この手法、学んだらいい」と善意に解釈すると「反面教師として」という意味にとれなくもない。
 ただ、謀略・民主的勢力の弾圧、排外主義の扇動など、本質部分はさけており、しかもマスコミが騒ぐからいけない、みたいな文脈・・・  全体の話に論理的な明晰さがない。
 発言の真意をはっきりさせるには、「ナチスが行った行為は侵略戦争」と明言すれば済む。
 自民党政府は、「侵略」とみてめていない。89年、不破質問に対する竹下登首相の国会答弁「後世の史家が評価すべき問題だ。 そして安倍首相も「侵略の定義は定まっていない」

 ナチスを侵略と認めれば、旧日本帝国の行為も認めざるをえないから・・・
 
【麻生氏の発言要旨 時事】
【麻生氏発言、政権に動揺=撤回も幕引き不透明 時事】

【麻生氏の発言要旨 時事】

 麻生太郎副総理兼財務相が7月29日に東京都内で行った講演での発言要旨は次の通り。
 憲法改正も、護憲と叫んでいれば平和が来るなんて思ったら大間違いだし、改憲できたからといって世の中が全てうまくいく、(と考えるのは)全然違う。改憲は単なる手段で、目的は国家の安寧とわれわれの生命財産の保全だ。この手段をどうやって現実的にするかというとき、狂騒の中で決めてほしくない。よく落ち着いた世論の上に憲法改正は成し遂げられるべきだ。そうしないと間違ったものになりかねない。
 ドイツのヒトラーは民主主義によって議会で多数を握って出てきた。ワイマール憲法という当時欧州で最も進んだ憲法下でヒトラーは出てきた。憲法がよくてもそういうことがあり得ることは頭に入れておかないといけない。憲法改正を静かに、きちんと考えてほしい。
 靖国神社も静かに参拝すべきだ。国民のために命を投げ出してくれた人に敬意と感謝の念を払わないほうがおかしい。いつから騒ぎになったのか。マスコミ(のせい)だ。騒がれたら中国も騒がざるを得ない。韓国も騒ぐ。だから静かにやろう。
 憲法もある日気が付いたら、ワイマール憲法もいつの間にナチス憲法に変わっていた。誰も気が付かないで変わった。あの手口、学んだらどうかね。「いい憲法」「これは」とみんな納得してあの憲法は変わっているから。僕は民主主義を否定するつもりも全くないが、重ねて言うが、喧騒(けんそう)の中で決めないでほしい。

【麻生氏発言、政権に動揺=撤回も幕引き不透明 時事】

 首相官邸を出る麻生太郎副総理兼財務相。麻生氏はこれに先立ち、ナチス政権の手法を肯定したとも取れる自身の発言を撤回した。ただ、野党が国会で追及する構えを示しているだけでなく、国際社会からも批判を招き、安倍政権は思わぬ「難題」に直面した=1日午後

 麻生太郎副総理兼財務相が1日、憲法改正に関し、ナチス政権の手法を引き合いに「あの手口に学んだらどうか」とした自らの発言を撤回した。国内外で批判の声が広がり、安倍政権として早期の幕引きを目指した形だ。ただ、野党は国会で追及する構えを見せている。国際問題にも発展したことで、参院選圧勝で勢いづく政権は想定外の「難題」を背負い込んだ。

【特集】失言の迷宮

 「あしき例としてナチス政権下の経緯を挙げた。ただ、誤解を招く結果となったので、撤回したい」。麻生氏は1日午前、財務省に登庁した際、玄関で待ち構えていた記者団の前でコメントを読み上げた。菅義偉官房長官は直後の記者会見で「内閣としてナチス政権を肯定的に捉えることは断じてない」と強調した。
 問題となった発言は7月29日、東京都内での講演で飛び出した。「ある日気が付いたら、ワイマール憲法もナチス憲法に変わっていた。誰も気が付かないで変わった。あの手口、学んだらどうかね」との内容だ。
 麻生氏は「憲法改正は落ち着いて議論することが重要だと強調する趣旨」としているが、社民党は31日、麻生氏の議員辞職を要求。米国のユダヤ系人権団体や中韓両国も発言を強く非難する事態に発展し、首相官邸でも「発言の意味が分からない」(関係者)と、釈明で乗り切るのは困難との見方が広がった。 
 政権の危機管理を一手に担う菅氏は、31日午前の記者会見では「麻生氏が答えるべきだ」と述べるにとどめていた。しかし、内外からの反発に危機感を強めたとみられ、同日中には麻生氏に電話で「(発言が)誤解を受けている。考えを述べたらどうか」と進言。麻生氏は「意図と全く違う。撤回する」と伝えた。菅氏から経過報告を受けた安倍晋三首相も「撤回は当然だ。早い方がいい」と応じたという。
 もっとも、麻生氏は発言を撤回したものの、謝罪はしておらず、批判は収まりそうにない。民主党の海江田万里代表は1日の役員会で「撤回して済む問題ではない」とした上で、「首相の任命責任も厳しく追及していきたい」と表明した。
 日本維新の会の小沢鋭仁国対委員長も「極めて重大かつ深刻な発言だ」として、麻生氏出席の下で衆院予算委員会の集中審議などを行うよう自民党の鴨下一郎国対委員長に要求。共産党の志位和夫委員長は「『学んだらどうか』と述べたのに『あしき例として言及した』との弁明は到底成り立たない。国会で政治責任を追及していく」と強調した

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