原爆投下も化学兵器使用と同じ国際法違反か 米国務省、質問に答えず
シリアへの国連決議なしの軍事介入を正当化する論に、ロイターの記者は「米国が核兵器を使用し、広島、長崎で大量の市民を無差別に殺害したことは、あなたの言う同じ国際法への違反だったのか」と質問。国務省側はコメントを避けた。
こういうところは、アメリカの記者にはジャーナリズム精神が残っていると思う。すべてが署名記事ということもあるのだろう。
なお、アナン国連事務総長(当時)が、小型武器を「事実上の大量破壊兵器」と発言し、武器輸出の制限の取り組みが続けられ、日本も重要な役割を発揮している。こうした動きに抵抗しいるのは武器輸出をする大国である。
【「原爆投下も国際法違反か」シリア化学兵器使用で米国務省に質問飛ぶ8/29】
【「原爆投下も国際法違反か」シリア化学兵器使用で米国務省に質問飛ぶ8/29】原爆投下も化学兵器使用と同じ国際法違反か-。米国務省の定例記者会見で28日、ロイター通信の記者がシリアの化学兵器使用疑惑をめぐり、米国による広島、長崎への原爆投下の例を挙げて軍事介入の正当性について追及した。
米政府はアサド政権による化学兵器使用を断定。この日の会見でハーフ副報道官は国連安全保障理事会による武力行使容認決議なしに軍事介入することを念頭に、多数の市民を無差別に殺害したことが一般的に国際法違反に当たると強調した。
これに対してロイターの記者は「米国が核兵器を使用し、広島、長崎で大量の市民を無差別に殺害したことは、あなたの言う同じ国際法への違反だったのか」と質問。ハーフ氏はコメントを避けた。(共同)
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