低投票率もたらす選挙制度のゆがみ~1人区、小選挙区、
「国民の声が届かない」と、国民を政治から遠ざけているのは、民意を切り捨てる選挙制度。総選挙では定数1の小選挙区、参院選では1人区などである。
○今回、参院選の獲得議席、自民65、公明11、民主17、維新8、みんな8、共産8、社民1、諸派1、無所属2。
○比例48 自民18、公明7、民主7、みんな4、共産5、維新6、社民1
○自民大勝の要因。1人区31のうち29の獲得。その効果で選挙区73のうち47議席も獲得。
○比例の得票率でおおよその議席をみると・・
・ 自民42、公明17、民主16、維新14-15、共産11-12、みんな10-11、社民2-3、生活2、大地1、緑1。
・ 自公59で改選121議席の半分に届いていない。実際の獲得議席76と17議席も違う。
「勝てない」と選択肢からはずれていく。諦めがでる。そして比較第一党が「大勝」する、多様な主張はメディアの露出が少なくなり、ますます選択肢からはずされる、という悪循環におちいる。
それは国民主権の空洞化、民主主義の危機に結びつく。
【得票総数 53229613 1議席439914票】
自民党 18460405 42議席
公明党 7568081 17議席
民主党 7134215 16議席
維新の会 6355299 14-15議席
共産党 5154055 11-12議席
みんな 4755161 10-11議席
社民党 1255235 2-3議席
生活の党 943837 2議席
新党大地 523146 1議席
緑の党 457862 1議席
みどりの風430673
幸福実現 191644
ちなみに当選議員中と女性議員の比率
民主4/17、公明2/11、自民9/65、みんな2/8、共産3/8、維新1/8
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