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「女性手帳」〜違和感、古い家族観 沖縄タイムス社説  

 フランスなど労働環境の整備、子育ての経済的負担の軽減、ジェンダーエクイティの前進などで出生数増に転じてた政策と逆行する施策をすすめながら、一方で、科学的な性(命の)教育の敵視・・その「成果」が、女性だけの「自己責任」にし、リプロダクト・ヘルス・ライツを無視する女性手帳。  
 沖縄タイムスが社説でとりあげている。 タイトルは「ちょっと」と遠慮がちだが・・・
 「第1次安倍内閣で厚生労働相を務めていた柳沢伯夫氏が女性を産む機械に例え、批判を浴びた。女性手帳につながるような女性観や憲法改正草案に示される古い家族観が自民党に横たわっているのではないか。」「安倍晋三首相が提唱する「3年間の育児休業」も、育児は女性、という古い観念にしばられる危うさがある。」
と本質的な指摘している。 
 ちなみに過去の自民党議員の発言は・・・
【社説[女性手帳]ちょっと違うんじゃない  沖縄タイムス】

【社説[女性手帳]ちょっと違うんじゃない  沖縄タイムス5/12】

 少子化に歯止めをかけるために何をなすべきか。政府が導入しようとしている方法は本質を外しているのではないか。違和感が拭えない。
 少子化対策を話し合う政府の作業部会「少子化危機突破タスクフォース」は、7日の会合で、若い世代の女性向けに妊娠、出産の知識や適齢期情報を盛り込んだ「女性手帳」(仮称)の導入を議論した。
 女性手帳は「妊娠や出産の適齢期を知らない人が多い」との指摘を踏まえて検討されたもので、内閣府は2014年度からの導入を検討している。
 政府は晩婚・晩産化を少子化の原因の一つととらえており、女性手帳を導入することは、事実上、政府が早い時期の結婚、出産を促すことを意味する。
 結婚や出産をいつするのかしないのかは、個人が決めること。これに国が介入するのはおかしい。女性に限定するのも変だ。案の定、元少子化担当相の野党議員からは異論が相次いだ。
 ネット上でも「大きなお世話」だと女性手帳を批判する声が噴出している。
 「産婦人科を増やし、待機児童の問題を解消し、教育費の支援が優先されるべきではないか」
 「家族のあり方の多様性とか男性の積極的な子育て参加とか社会構造から変えていかないと子どもは増えない」 「育児にどれだけコストがかかるか知識があるからこそ産みたい人も産めない」
 現実に即したまっとうな指摘ばかりである。
    ■    ■
 総務省によると、4月1日現在の人口推計は、15歳未満の子どもが前年比15万人減の1649万人。32年連続の減少である。総人口に占める割合も12・9%で過去最低を更新した。
 2012年版高齢社会白書によると、60年には子どもは791万人と現在の半分以下、総人口に占める割合は9・1%と推計する。逆に75歳以上が26・9%で、子どもの約3倍に達する超高齢化社会となる。
 女性が生涯に産む子どもの推定人数を示す合計特殊出生率は、11年が前年と同じ1・39にとどまり、人口を維持する2・07まではまだまだ。
 合計特殊出生率が上昇傾向にある欧州の国々は事実婚などを認め、出産・子育てと仕事が両立できるような施策がとられている。多様なライフスタイルの流れはこれからも止まらないだろう。政府がやるべきことは、待機児童の解消や教育費の支援、職場復帰や男性の子育てなどの施策をもっと充実することである。
    ■    ■
 女性と出産をめぐっては07年1月、第1次安倍内閣で厚生労働相を務めていた柳沢伯夫氏が女性を産む機械に例え、批判を浴びた。女性手帳につながるような女性観や憲法改正草案に示される古い家族観が自民党に横たわっているのではないか。
 安倍晋三首相が提唱する「3年間の育児休業」も、育児は女性、という古い観念にしばられる危うさがある。正確な医学的知識は大事だが、上から目線で生き方を指図すれば反発を招くだけである。


○自民党の笹川尭総務会長
「小渕優子議員がなぜ少子化担当相になれたかというと、子どもを産んだから。結婚しても子どもがなければ“少子化対策の方法がわかっているのか”と言われる。人口は努力しないと増えませんよ。近ごろの若い人は努力が足りない」

○柳澤伯夫厚生労働大臣 
「産む機械っつちゃなんですが、装置ですね。産む数が決まっちゃったと……、機械の数がですね。機械と言ってごめんなさいね。でも、その産む役目の人が、一人頭で頑張ってもらうしかないんですよ」

○森喜朗元首相
「子どもを沢山作った女性が、将来国がご苦労様でしたと言って、面倒を見るのが本来の福祉です。ところが、子どもを一人も作らない女性が、好き勝手と言っちゃなんだけど、自由を謳歌して、楽しんで、年とって・・税金で面倒見なさいというのは、本当におかしいですよ」

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