低空・夜間飛行訓練下の子ども達 〜 保護者の手紙
県と嶺北4町村が、低空飛行訓練の中止をもとめて政府に要望した。低空飛行・夜間飛行の被害の実態を明かにするため本山保育所が保護者から集めた声。
もともとは連絡帳での不安を訴える保護者とのやりとりがきっかけ・・・とのこと。 1日の募集で、79世帯のうち22世帯から手紙が寄せられた。それらから紹介したい。
なお、県も実態をよりつかんで中止要請するため騒音測定器を設置する。
「昼間に聞いても子供達は驚いて怖がり泣いてしまったりするものすごい音!! 暗闇であの音を聞くと、大人でもこわくて思わず動きが止まります。暗い部屋の中、ちょっとしたパニック状態。絶対にやめてもらいたいです」
「子どもたちがやっと寝静まった頃に、「ゴォー!!」という大きな音が響き渡り、3歳の子どもが目を覚まし、怖がってくっついて震えています。米軍機の音はそれは大きく、家が揺れ、地響きを立ててとおり過ぎます。
ぐっすり眠らせてあけ゜ることもできません。 前に早明浦ダムに訓練機が墜落したことを思い出し、もしかしたら町内に、自分の家に落ちるのではないか・・・と考え、不安と恐怖で眠れず、大変なストレスに悩んでいるのです。」
「家の中にいるのに、すぐ近くで目の前を通っているかのような轟音にうちの子どもたちも寝ていたら飛び起きてくるし、明るいときに通っても『こわい』と泣きます。何かあったら(過去に早明浦ダムに落ちました)と思うと本当に気が気じゃありません。・・・絶対にやめてほしい。日本全国どこであろうと同じようなことが起これば全員が同じ意見だと思いますから、日本でこのようなことは行わないでほしい」
「夜のゴーッという音に子供はおびえて私にかきついてきます。『落ちてくるので・・・』と思うほどの大きな音。昼間に飛べば、仕事をしていても怖がっていないか心配になります。」
「大人でも怖くなる程の轟音。幼い子供たちが怖くない訳がありません。夜、布団に入ると『今日も戦闘機来るろうかね』と聞いてきます。ゴゴゴゴ―っとすごい音が近づいてきて、子供は、身体を硬くして、私にしがみついています。許せません。」
「大人でも驚くような音に、子どもが布団に頭を突っ込んでただただおびえています」
「すごい爆音に、子どもが震えながら私たちにしがみついてきたり、布団にもぐりこんだりしている。子どもが安心して過ごせる、そして夜も眠れるよう、絶対にやめてほしい」
「連続して夜間訓練がおこなわれている。高い位置をとぶわけでもなく、子供が起きるほどの轟音とともに飛来する戦闘機。以上な事態だと思う。・・・事故が起きてからではおそい!!」
「このまま落ちてくるのではないかと思うほどり接近距離で、子供は泣くし怯えながら抱きついてくる状態!!
・・・子供のことを思うと怒りがいっぱいで腹が立ってしょうがない!!」
「大人の私でも慣れずに通るたびにドキドキします。騒音だけでなく何か起こるのではないかと不安」
「落ちて来るんじゃないかと思うくらい、音がだんだん大きくなり固まってしまいます。・・・住民をおびやかすような訓練はやめて欲しい」
「子どもが泣いておきます。・・・なんの前ぶれもなく轟音で鳴り響く音に恐怖を感じます」
「20時過ぎから飛行は本当にやめてほしいです!! 大人でもびっくりする様な音。不安にかられます」
「低空飛行、夜間飛行 本当にやめてほしい!!昼間であろうと、夜であろうと、あの爆音! 子供は何がおきたのかとウロウロ、オドオド・・・とてもこわいです。また来たか!!と怒りを覚えます!」
「泣いて起きて、こわい、こわいと言い続けます。しばらく寝なくなります。起きている時などは、子どもが泣いてさけんでとんできます。・・・まるでここは日本じゃないみたいで、戦争している国のように思えます。」
「私たち大人でもあの音に毎日びくびくしています。子ども達のために安心して眠れる夜をください」
「あなた達は子どもはいませんか? 大切な家族はいませんか? 大切な友人はいませんか? 自分の大切な人達が危険性を感じ、子ども達は怖がっている。あなた達は知らん顔ができますか?」
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