「侵略戦争」と言ったこともない
安倍首相は「日本が侵略しなかったと言ったことは今まで一度もない」とか「村山談話を継承する」とか、いろいろ言っているが、侵略戦争を直視し、反省していないことは明らか。
昨日の井上さとし参院議員の質問・・・靖国神社が発信する「正義の戦争」という立場についても「、「コメントすべきではない。歴史については歴史家に任せるべきだ」と、答弁をさけた。
性奴隷問題でも、「(橋下発言と)立場が違う」というだけで「必要だった」という橋下氏の発言をまちがいとはのべなかった。
侵略戦争を認めないことは、ポツダム宣言も国連憲章も認めないことになる。そういうメッセージである。
【安倍首相、対中侵略を否定せず 参院委、村山談話継承を表明 東京5/15】
なお、橋下発言について、「タイミングが非常に悪い」(下村博文・文科相)、「従軍慰安婦は当時は必要性を感じていたからこそあった」(谷垣禎一法相)と発言している。同根なのである。
ところで飯島補佐官の突然の北朝鮮訪朝。
今回は、中国もかなり強い圧力をかけ、包囲網を強化している中、米韓首脳が「北朝鮮の挑発行為には見返りを与えない」と表明してわずか数日後に、米国、韓国とも連絡・調整抜きの訪朝。
拉致問題はもとより、北朝鮮問題を解決するうえで本当に熟考した行動なのか、疑問が残る。
【安倍首相、対中侵略を否定せず 参院委、村山談話継承を表明 東京5/15】安倍晋三首相は15日の参院予算委員会で、第2次世界大戦を含めた過去の中国との関係について「日本が侵略しなかったと言ったことは今まで一度もない」と明言した。過去の植民地支配と侵略を認めた村山富市首相談話に関しても継承する考えを示した。村山談話をそのまま踏襲しないなどとした従来の発言を軌道修正した。
首相の歴史認識をめぐる一連の発言に中国、韓国が反発、米国内にも疑問の声が上がっており、外交上の支障になりかねないため収拾を図る発言とみられる。
首相は、中国について「大きな被害、苦しみを与えたことに対して、われわれは痛惜の念を持っている」と強調した。
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